なんとかなるさ

適当に思ったこと、勉強したことを書こうと思います。

知ってて知らない足趾(足のゆび)の重要性1

2013-06-22 23:29:24 | スポーツ
誰の足にも付いている足のゆび、専門的に言うと足趾(そくし、と読む)。

思ったより意外と大事。

よーく、見ると手の指とは形やつくりが少し違う。

当たり前だ。

手はものを掴んだり、道具を使ったりして用途多彩のため、親指は他の指と異なり動く方向や範囲が大きい。

足は、両手を失った人以外は基本的にものを掴んだりすることはあまりないので、親ゆびは他のゆびとの違いは
少ない。

用途多彩ではない代わりに、特に大事なのが、でっかい地球を掴んでくれているということだ。

この、足のゆびはヒトの運動において非常に重要である。


1.安定して立つことが可能になる

まず、基本的な役割としては、足のゆびがあることで、しっかりと地面を押すことができるので、
体重が前にかかってもある程度、踏ん張りが効く。

この機能が弱まると、前にバランスを崩した時にうまく踏みとどまることができず、転びやすく
なってしまう。

最近では、特に足の小ゆびをうまく開くことができない人が多い。

足のゆびじゃんけんで言うと、パーができない。

簡単に試せるので、今すぐ足の小ゆびが開くかどうか試してもらいたい。

開かないということは、普段から小ゆびがうまく働いていない証拠であり、小ゆびにつながる神経
ネットワークが乏しくなっている。

小ゆびが開くと、立った時の横への踏ん張りが効きやすく、横への安定性もずいぶんとよくなる。

小ゆびが開く人は実際に立って、しっかり小ゆびが開いた状態で左右に体重を移動し、踏ん張り具合を
確認してほしい。

小ゆびを開いていないときよりも、踏ん張り具合が違うはずだ。

開かない人も嘆くことはない。

一生懸命、{小ゆびよ、開け!」と念じながら、開くように動かそうとすることを毎日続けると少しずつ
動くようになってくる。

ただし、時間はかかる。

長期間、小ゆびを使っていなかった人は、その分動くようになるまで、時間がかかる。

ご高齢で若い頃から全く使えていなかった人は、なかなか動いてこないかもしれない、根気よく続けることが
大切だ。

特に高齢者の転倒予防としても、非常に重要な役割を果たすので、転倒予防教室では、おそらくほとんどの
ところで、足のゆびの体操が取り入れてあるはずだ。

高齢の方のみならず、若い人やスポーツ選手にとっても非常に重要である。

スポーツで言うと、サッカーやバスケットなど、速いスピードでターンするときなど、そのスピードに負けない
ようにしっかり踏ん張って、体の進む方向を変えなければならない。

その踏ん張りの際に、足のゆびの強さが効いてくるのである。

だから、スポーツ選手にこそ、しっかり足のゆびの体操やトレーニングが必要である。

自分がリハビリする選手には必ず足のゆびをトレーニングを一つ加えている。


足のゆびの役割には他にスポーツ選手にとって、大切なものがもう一つある。

長くなってきたので、次回へ続く。   と、思う(予定)。



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