クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

鏑川の白鳥 2024 R- 6- 1-29

2024-01-30 18:44:08 | 高崎・甘楽・藤岡方面
今日も温暖の日差しで風もない。先日の岩倉橋に続いて
最近になって白鳥飛来数が増えつつある鏑川に行って見た。
現地には城南大橋を渡って寺尾からr-30で南進、鏑川と
ぶつかる「山名南」を左折して団地の細道から土手下の
道を東進、小さな神社跡の隙間に駐車。丁度高崎・木部町と
藤岡「森新田」の境辺に相当する中州が越冬地。

整備の整っている土手に登って鏑川の河原を眺めると
いつもと違う風景で正面に白鳥の群れ。給餌場はここから
100mも上流なのに。



良く見ると右岸の鳥たちはその姿から10羽程度のサギの群れ。



中流にいる30羽程度の白鳥を横目で見ながら給餌場に来ると
ここには10羽程度の白鳥と無数の鴨の群れ。
未だ、給餌する「守る会」の人も来ていないので土手に
座ってノンビリと観察。鴨の群れを良く見ると爺イが
何時も「クロ助」と呼んで邪魔者扱いする種類の他に
数種が見られた。



やや西に傾いた陽を浴びながらの白鳥を撮って時間つぶし。
たった10羽程度の群れでもいろんな姿態が撮れた。

鏑川白鳥


やがて給餌が始まり鴨群v,s白鳥群の争奪戦の始まり。
雑穀の撒き位置が川岸近くなので鴨群は潜る必要も
無いので浅瀬で大暴れ、白鳥も互角に頑張って位置
確保するも数に大差があるのでやや押され気味。
そこへ下流から別の鴨の大群が接近してきたのでたった
6-7羽に減った白鳥が苦戦するだろう。

鏑川白鳥給餌 1


時間が経って争いはやや中流へ移り白鳥がバリアを作って
鴨の侵入を阻むが鴨も作戦を変えて忍者の様な「潜水鴨」
作戦。バリアの外側から潜水し川底に沈んだ雑穀を捕食して
脱兎の如く遁走する事を執拗に繰り返す。

鏑川白鳥給餌 2



争いは延々と続くが追い払い役の白鳥は交代で一羽のみ、
その間に他の白鳥はゆったりと採食。
所が今更気付いたが潜水出来ない白鳥が潜水中の鴨を
追う事は出来なく追い払いは水上だけ。すると水中から
飛び出して遁走するのは追われてではなく鴨の水中に
居られる時間の制約かも知れない。だから潜水から
出てくる迄の時間がほぼ同じで懲りもせず又潜るのだな。
やがて何時の間にか白鳥は五羽に減っているし鴨の
群れも少なくなり襲来も弱まって収束に向かうらしい。

鏑川白鳥給餌 3


今日は色々な生態を観察できたが不思議なのは下流にいる
30羽以上の集団がこの給餌に全く反応せず動かない。
守る会の人の話では給餌場にくる10羽程だけが何時もの
越冬鳥で中州で知らん顔の大集団は突然の新参でここの
給餌を知らないか又は人を恐れる集団だろうとの見解。
そう云えば今冬の飛来の記録を見ると初飛来は12/18だが
今日まで0羽-8日、1-10羽 15日、11-20羽 10日、
21-30羽超 7日とバラツキが目立ち、どうも大量飛来は
新参グループの時折の飛来に掛かっている様だ。 

(表題の画像は襲来するカモ軍団と睨み合う追い払い役白鳥)








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