クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

下仁田・富士浅間山周回 H-23-4-7

2011-04-08 06:29:59 | 妙義・下仁田・富岡・南牧
前回に引き続き下仁田の低山巡り。最初の狙いは山名に付いて
昭文社などの表示と地元の呼称に食い違いがある富士浅間山。
又の名が下仁田から見て三つの峰が見えることから「三峰山」、
それと地域名から「宮室山」。下仁田と南牧の境界線上。
富士浅間山は近くの南牧・焼山峠の南に同名の三角点峰899Mが
あるので(別名は月形山とか)やや紛らわしい。
登路は幾つもあるらしいが信仰の山なので敬意を表して神社を
基点とすることに決めて自宅を出発。
R-254からR-45に入り、次に登ろうとしている川井山登山口と
云われる擁壁に付けられた階段を確認しながら南進。
重鎮さんの2006-2の記録にあった登山口の一つ「常光寺」は直ぐ
判ったが肝心の富士浅間神社が見つからない。仕方なく付近の
(株)F組の事務所でお聞きすると直ぐ斜向かいの細道を入るように
教えられ、おまけに車は社の駐車場に置きなさいと有り難い話。



短区間だけ舗装された細道を東に向かうと直ぐ目の前の急斜面の
中腹に鳥居が見えた(9.20)。



蛇行道を登って近づくと掲額に「富士浅間神社」、その奥に質素な
社殿。



その社殿の右側に山に繋がるらしい明瞭な踏み跡。これが登山道と
決め込んで登りだす。



直ぐに尾根を切り開いたような立派な登山道、多分参道なのだろう。



傾斜は最初からかなりきつい。横を見るとこんな程度。爺イに
とっては急登の部類。



やがて前方に大きな高みを見ると道は直登ではなく斜面に沿って
右斜面を等高に進む。間もなく前面に稜線が見えるとそれに向かって
再びの急登。



ほぼ、南北の尾根に到着すると登山用なのか? 営林用なのか?
不明だが樹幹にテープ。



南進してコブを乗り切ると木の鳥居。



前方に目標が見える。直線距離約220M、標高差40Mほど。



頂上の直下に来ると左に回る踏み跡、若しかすると東西稜線に
何かあるかと其れを辿ったら東へ下り始めた。仕方無く、目の前の
東からの稜線を登って頂上着で石宮に迎えられる(10.44)。



側面には紀元2600年と昭和15年の彫り。この時、爺イは小学校
(当時の呼称は国民学校の小国民)の一年生。盛大な式典のことを
断片的ながら記憶している。紀元年号から660年を引くと西暦。




平坦に整備された頂上の標識前で本日の爺イ。



かつて地元信仰の山との認識が薄かつたのか、「三峰山」の標識が
付けられたがその標識の運命は2008-4にこんな姿で確認された。
その後は姿を消しているので当然爺イの目には触れない。信仰対象の山に
対しては部外者の安易な対応は慎むべしという教訓。



さて、展望は余り芳しくないので軽食を採りながらの休憩の後、
周回に掛かる。下山は南牧側の「中ノ萱林道」に下りる計画。
先ず、この黄色のテープに誘われて一番傾斜の緩い西尾根へ下る
ことにする(11.03)。



僅かの距離のこの赤テープで稜線は左(南)に大きく旋回。



暫く下ると右側の雑木がやや開けて西の山々。




急降は最初だけで高度が下がらずにやや不安になりながらこんな
林の中を行く。往路と違って特に道らしきものは見当たらず
随所にあるテープが頼り。



稜線脇の松の木に大きなキノコ、古くて石化した様にコチコチ。



こんな岩場を下ばかり見ていて気付いたらテープが消えていた。



だが、右下に微かに林道が見えたのでもう目印は不要、適当に南進
を続けるが傾斜はきつくなる。やがて断崖の上、已むを得ず右の
窪に下りて荒地を下る。そして下方に林道がはっきり。
写真の奥に映っているのが「中ノ萱林道」、その手前のもう一つが
林道支線。



丁度、支線と本線の分岐に降り立つ(11.51)。左が本線、右の立派なのが支線。



本線を下り始めたが丁度、正午のチャイムが聞こえたので河原に
降りてこんな所で昼食と大休止(12.01-12.17)。



再び、歩行に掛かると大きな堰堤、表示は「木戸賀沢砂防ダム」。



林道とR-45の合流点には目立たない民家の石垣に林道看板。



ほぼ平坦な県道をブラブラ歩き、左側の鏑川支流の景観が見事。




やがてこの道標で下仁田に戻ってきた。



無事に駐車場所に帰着、事務所に挨拶して車移動。少々、足が
張ってきているので予定した川井山は難物なので今日はパス。
簡単と云われる「伊勢山」に向かう(12.40)。
市街地に戻ってR-254を西進すると右に案内看板。付近には駐車
場所はないのでやや離れた空き地に駐車。



入り口の直進は墓地への参道。



右への道は急斜面に造られたコンクリート舗装の細道。傾斜は
かなりの厳しさ。



斜面の中腹に妙見様のお堂。



例によって不遜にもカメラを差し入れて内部の様子。




目標の伊勢山は左目の裏山だが標高差は未だ大分ある。赤テープに
釣られて右に廻りこむ。



ところがその先は酷い状況、伐採された雑木がその場に放置され
うず高く積み上がっているので全く前進不能。



仕方なく尚も右に回って南東へ流れる稜線の別ピークへ登り上げて
稜線伝いに西進。途中に石宮(13.15)。



滑り易いザラ場を経て更に西の小ピークに頂上標識。 



少し休んでの下山は石宮から南に直滑降、龍栖寺墓地裏に降りる。
こんな立派な無縁塔に一礼して入り口に戻った(13.34)。



-本日も無事に終了、山の中で地震に遭わずにラッキー。

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