クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

涼を求めて鹿沢ユリ園と池の平湿原 H-27- 8-8

2015-08-08 21:35:32 | 倉渕・長野原・草津・嬬恋
八月の最初の土日、高崎では祭りが盛大に行われていた日に嬬恋村は激しい
降雹に見舞われ自慢のキャベツ畑が甚大な損害を蒙ったとニュースで流れた。
同時に同じ地域の鹿沢ゆり園は最盛期の花が雹に叩き落され花は壊滅。
それから一週間、生き残った蕾が開いて何とか見られる程度まで復活した
との情報で嬬恋に向かった。
高崎の拙宅から新鹿沢温泉へは色々なルートがあるが何となく二度上げ峠経由が
楽な気がする。長い倉渕地区を通過して「はまゆう山荘」から峠道。
峠までのカーブ数は75、R-18碓氷峠の旧道よりは楽だが一辺が短い回転なので
碓氷バイパスの入山峠ほどゆったりではない。

峠で一休み、目の前の駒髭山1483mは峠からの標高差は僅かに約100mだか何かの
序にしか登る人は居ないらしい。



西の浅間方面を眺めて本日の展望具合を確かめると雲かガスかは不明だが
殆ど見えない。



北軽井沢を経てあさまパノラマライン南ルートで西進すると右に現れる浅間は
やはり霞の中。



やがて糠塚山1352mの南を通過。この山は背丈を越す笹で覆われているので夏向きではなく
積雪時にスノーシューで行くのが楽とのこと。



周辺は広大なキャベツ畑だが地区によって植え付け時期をずらしているので畑地は
苗の状態、収穫待ちの物、収穫後のものが混在。これは間もなく収穫か?



r-94に合流して地蔵峠に向かい、新鹿沢温泉を僅かに過ぎると大きな道標で右折。



約1k強でゆり園駐車場。ここまでほぼ80kを丁度2時間掛かっている。
早速、園内を眺めると確かに花影が薄くマダマダ回復途上の気配。



観光客も少ないが折角来たので入園する。花具合が不十分と言うことで料金は
通常の半額でリフト代を含めてお一人様1000園也。約一時間、リフト降車地から
下りながら残り物のユリを撮影。その結果は下記のデジブックで。

デジブック 『嬬恋村・鹿沢ユリ園』

さて、この後は取り敢えず地蔵峠を通過して「池の平」に行き空模様の加減で
篭ノ登・水ノ塔縦走か池の平周回か決めることにした。

r-94を南進して地蔵峠、第八十番観音の十一面観音にご挨拶。



大駐車場には車が多いが既に夫々出発したのか?付近の店周辺はひっそり。



湿原入り口の兎平も駐車場には可なりの余裕がある。ここは500也の料金(10.26)。
空模様から展望皆無の様子なので篭ノ登周りは次回回しで湿原散策に決めた。



湿原までは約0.5k位、こんな木道を使って60m程の標高差を下る。途中の花は
比較的多いが種類は少ない感じ。今回は「花と昆虫」の写真を心がけた。
その纏めは後半のデジブックで。



湿原入り口に到着すると雄大な眺め。ここを管轄する東御(とうみ)市の解説によると
ここは三方ヶ峰火山の火口原に広がる湿原とのこと。
左手に見える突起は三方ヶ峰の東方にある2060mの無名峰。



湿原の中を真っ直ぐに延びる木道を南進する。三方ヶ峰まで0.9kくらい。



途中の鏡池に寄り道、表示板に標高2000mとある。



鏡池から戻って木道の登山道、標高差は40m程だか何となく厳しい登り。



尾根手前に賽の河原を思わせるようなハゲ地、そこから再び尾根に向かう。



漸く三方ヶ峰(2040m)着。道標近辺の丸太ベンチはほぼ満員。隅に潜り込んで
11.06と時間も早いが軽食と休憩。



本日の爺イ。



空は晴れ間も見えるが



大方はやや不気味な気配、山の天気は変わりが早いので警戒。この尾根の柵の南側は
花時期の終わった「こまくさ園」で立ち入り禁止。



十分に休んでからこの道標によって0.6k先の次の目標・見晴岳(2095m)に向かう(11.25)。



途中で見下ろすとさっき通過してきた池の平が良く見える。



相当登った積りだったが見晴岳は未だ先。



漸く頂上で又一枚。岩だらけの頂上では家族連れが一杯道具を並べて調理しながら昼食中。
いつかはあんな風に頂上で調理してみたいと思った時期もあったが
機材・材料を担いで歩く体力が無いので未だに実行していない(11.50)。



奥に電波塔。



頂上から少し下ると時計回り周回の分岐道標で左(北)折。



次の山塊に掛かると「ピグミーの森」の表示。



成るほど、ピグミーから連想される原始林の雰囲気。ピグミーとは特に身長の低い(平均1.5m未満)
特徴を持つ、赤道付近の熱帯雨林に住む狩猟採集民。小人の住む森の様な乗りでアニメや童話を
連想させる軽い気持ちだろうが近年では「ピグミー」との表現が差別語とされているので
ご用心。





森を抜けると



小さな広場でここが2110mの「雲上の丘広場」。



再び東が開けて湿原を一望。



次の突起は「雷の丘」で2108m(12.26)。



さらに進んで「村境の丘」で兎平に戻る分岐。



後はこんな下りの一本道。



花や昆虫が多く本日一番の写真が撮れた。



デジブック 『湿原の花と昆虫』

無事に下山を完了、木陰で多くの人たちが集っている(12.46)。



少し休んで地蔵峠に向かう。名物のソフトクリームで最近無気力試合が続く
巨人のジャビ人形を叱咤。



帰路は少しコースを変えて桟敷山林道で村上山の南麓を回る。桟敷山登山口、
真夏には入山者が少ないので駐車場も閑散。



続いて小桟敷山登山口、同様に夏草に埋もれている感じ。



激しい蛇行を経て林道出口。



この近辺も見事なキャベツ畑。



村上山の南麓、東麓を見ながら進行して北軽。



一寸途中で涼を求めて浅間大滝に寄る。入り口看板。



下流の魚止の滝



浅間大滝。これで本日は帰路に付く。



MVI 8906



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