クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

赤城・六道の辻付近の低山  H-22-11-27

2010-11-28 08:11:23 | 赤城山周辺
マイミクさんからのヒントで、かねてから気になっていた
赤城西面の六道の辻と周辺の低山訪問に出かける。
六道って云うのは「迷いある者が輪廻する六つの迷いある世界」の事で
具体的には「天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・
地獄道」の事らしい。まあ、早い話があの世とこの世の境界みたいな物かな? 
間もなく爺イもお世話になるので一寸御挨拶に。

赤城県道(R-4)を北上、「箕嶺」の空き地にこっそりと駐車(9.01)。



その手前の左側に「花窪林道」の入り口道標だが道の反対側からも
続いているので起点ではなさそう。



真っ直ぐの林道を登ると新道とクロス。左折して新道を歩き大きく右旋回する。
直進の旧道が遥かに近道だな。



作業道風の荒れ道を含んだ変則五つ角で右から旧道が上がってくるので
一番左に切り返して再び舗装の旧道。



入り口は立ち入り禁止と書いてあるが見なかったことにして柵を
通過。傾斜がきつくなった林道を延々と歩く。



やがて新道との三回目の合流。ここが最初の山・大箕山登山口(9.42)。



積み上げられた伐採材の脇から尾根に取り付くと



赤城特有の笹原が暫く続く。山頂まで水平距離は短く、等高線は
7本程度の登り。



一本尾根なので踏み跡不明でも迷わないが境界杭、ブルー紐が
頼りになる。





やがて三角点・木柱・見出し票のある山頂。頂上標識は見当たら
ない(10.03)。木柱の文字は消えている。



三角点は四等で点名は「箕輪」、但し国土院記録には「成果異常停止」
とある。1201.5m。



小休止の後、西方約1キロの「硯岩山1127m」に向かう。等高線で
11本下って5本の登りの一本尾根。最初はなだらかな稜線下りだが三箇所ほど
段差がありコブの下りは相当なもの。登り返しが心配。



右からの細道と合わさる所が鞍部で頂上から260mの手前。
ここからはいつの間にか稜線北側の登山道に乗っている。



途中の息継ぎで振り返ると今下ってきた大箕山、意外な大きさに
登り返しのことを考えるとうんざり。



頂上に着くとN.G氏の小型標識が一枚(10.39)。周辺を探索するも
その他には何も無いし展望も雑木の枯れ枝が密集していて不良。





唯一東方に見えたのがこの山、貫禄からすると多分黒檜山かな。
その左のは一寸大人し過ぎるが位置は鈴ヶ岳方面。
下山は10.50にスタート。



果たして登り返しはコブで大苦戦、大箕山到着が11.28、
往路には気づかなかった古い石柱。



一気に下ると漸く林道が見えた。ガードレールのある右の道へ
上りあげ六道の辻を目指すのだ(11.43)。



再び林道をひたすら登る。大きい蛇行の先は既に峠風、



前方に工事現場、強いコールタールの臭気がするので多分舗装工事とガードレール
設置の真っ最中。



舗装の切れる手前にこの標石。「森林居住環境整備事業」。



気が付くと道路工事だけでは無く左斜面が大規模開発中。



何とか六道の辻に到着、ここも道路工事中だが広い場所(12.03)。



有名な六面地蔵。六角の石柱に六体の地蔵尊だが北面の二体は
かなりの磨耗で殆ど輪郭が崩れている。



六道の辻と云えば京都東山の珍皇寺が有名、立派な石碑もある。



その反対側に「穴山1247m」への登山道。真ん中が水路で
削られていて落ち葉が堆積しているので歩き難い。距離150m
等高線僅かに4本だが疲れた足には結構堪える。



山頂には何も無い。かつて楚巒山楽会代表幹事だった
故・川俣さんがこんなのを取り付けた筈なのに(12.18)。





何となく不満で見出し票の前で憮然たる顔つきの爺イ。
昼食と休憩。



南方への稜線にはハッキリした踏み跡、こんな境界杭も。





展望も雑木が邪魔して駄目。景観はこの地蔵岳のみ。



唯一の色づきは高い位置の木の実らしいこれだけ。



登山口帰着は13.00、ここから赤城に向かって東進すると姥子峠、
その先の沢が三途の川と呼ばれているが、今日はその道の探索はもう無理と
判断して駐車場所を目指して林道を下る。



途中で見えたこの山は多分「荒山」だろう。



二番目の新旧林道のクロスを旧道で一直線。単調を紛らわすのに
カーブミラーで一枚。



駐車場着は13.33。全行程歩数12.700歩、往復走行60k。



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