陰惨な、孤独と悔悟の世界。陰湿な貴族と、吃音の乞食が暮らす都。儚さゆえ、怨念のみに心惹かれる哀れな信徒。王室では、憐憫の眼差しを浴びせられる不様な平民を横目に、薄汚い浮浪の民が廃品を漁る。実に浅ましく、実に穢れきった人類。秘密裏に傀儡されている事実すら、愚民には理解できない。何一つ、役に立つ見識など持ち合わせていない。
役人は言う、死ぬ事は許されないのだと。だが、生涯において苦労しか知らぬ農民は、飢餓を味わい死んで逝く。支配階級の利己で殺されたのと同然だ。奴らは何も与えず、搾り取る事しか知らないのだ。贅沢な毎日にさえ退屈を感じるほど、救いようの無い輩。大老は嘆く、滅びの一途を辿る哀れな貴族を。
此れより先に記されし事柄は、真実であり、虚偽を一切排除して創作された究極の文である。其れを嘲笑する愚かな者は、神の怒りに触れ存在を抹消するであろうことを誓う。これは、呪いであり、誓約である。己の根底から、全てを容認することを望む。それは、貴公自身の為であり、全ての信者達の内なる願望である。
悟りの言葉「今まで、実に様々な漫画本を読破してきたけれど、やっぱりストーリー漫画よりもギャグ漫画の方が好きな気がする。勿論、私事ではあるけどね。中でもシティーハンターは良いね。シリアスな劇画とコミカルな場面を巧みに作品に組み込んでいると思う。しかも線の奇麗なタッチで、絵が上手いからこその味わいがある感じかな。およそ三十巻程度にわたる単行本が発売されているのだが、飽きることなく楽しめる作品だね。芸術の域だよ。終わってしまって悲しかったけれど、数年の歳月を経て、再び連載を開始したんだ。続編ということになるんだけど、初めて読む人も安心出来る内容に心機一転してる。当然、前作を知っていると、無条件に楽しめるけどね。タイトルも変わって、エンジェル・ハートっていうんだ。前作から数年の月日がたった世界観ではあるんだけど、実は登場人物や主人公の過去のドラマなど、所々違っているんだ。作者である北条司が、いつか必ず続きを描くってほざいてたけど、その公約が現実のものとなるなんて、ファンにとって、これほど嬉しいことがあるだろうか。かなり感動した。小泉以上にね。続編を描くという事についての、動機は何でも良いんだよね。実際に今描いていると云う事実が大事であって、唯一絶対のことなんだよ。こんなに素敵な漫画を描いてる方々に感謝！」
「話は変わって、次は純粋なギャグ漫画について。なぜ、ギャグ系の路線が好きかというと、お笑い系の番組とか（漫才やコント）が大好きだからだろうね。普通に一般受けするものも好きだけど、吉田戦車のように、とてもシュールな作品（世界観）も凄く好き。うすた京介が描くような、わけがわからない系の漫画も好きなんだけど、やっぱり行き過ぎは毒だね。その代表が、ボボボーボ・ボーボボっていう作品なんだけど、ハッキリ言ってクズだね。批評しか出来ないほどに。これほど腐りきったものを見たのは初めてだよ。駄作ｏｆ駄作の称号をあげるよ。糞ッたれが！」
「最後に、ドラクエの話で締め括ることにするよ。初めてドラクエをやったのは小学生の時で、確かドラクエⅣだった。当時、ロールプレイングに関しては素人同然だったので、取り敢えず敵と戦いまくってレベルを上げまくってボスに挑む、または先の土地へ進むって感じでやってたね。まぁ、攻略本を買ってサクサク進めてたんだけど、五章の途中で魔法の鍵の在り処がわからなくなったんだ。本には、四章の時に訪れた洞窟の中に在る。とだけ書かれていたので、その洞窟の中を軽く探索してたんだけど、ザキを唱えてくるイヤな敵のせいで仲間が死にまくったりしたんだ。それで苛々するんで洞窟探険を早々に諦めて、また例の如くレベル上げに精を出してたわけよ。んで、王家の墓って場所にはぐれメタルが沢山出現することを知って、ガンガン戦って遂にはライアンを仲間にしてない状態でレベル５０以上になって、さすがに先に進まないではぐれメタル退治し過ぎたせいで飽きてしまったのだよ。今思うと、本当に無駄な時間の使い方をしてたと思うね。三章のトルネコ編でも、破邪の剣を買うために夜中の三時とか四時まで武器屋で働いて、家族に早く寝なさいとか言われまくって最後に力尽きて寝たのだけれど、寝不足で朝起きれなくて学校休んだりして、起きて再びドラクエ三昧とか本当に無駄に過ごしてたのを憶えているよ。でも、これほど世の子供を虜にしてしまうなんて、ドラクエは凄いと思うよね。あの変わり映えしないでダラダラできるシステムが自分的につぼを突かれた感じだったのだろうね。」
「ためる」とか言って
テンションをあげるってのが萎えたね。
マジで。