GOREとにゃんこの桃源郷

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シミュアー2

2007-02-03 | 日記
 前回のデータを再び開始したのだが、FE(ファイアーエムブレム)系のゲームをプレイした後は物足りなさを多々感じるのだ。原因は、このSRPGツクール95自体がFE系のSRPGを作れるように開発されている点にある。つまり作成されたゲームは、どうしても劣化版のFEということになる。グラフィック等を手作りにし、尚且つイベントに凝ったところで、システム面の制約上、これは仕方の無いことだ。次にそのような類似要素を挙げてみる。

①ステータスがFE
 HP、MP、攻撃力、守備力、魔力、素早さから生るキャラクターのステータスだが、FEにおいてMPの概念は無い。しかし、各パラメータの上限や、敵と戦闘する際のダメージ算出などがFEと同様である。

②戦闘シーンがFE
 戦闘画面で繰り広げられる一連の動作や背景が、FEに似すぎているため、SRPGツクール95を知らない人がこの画面を見た場合、FEの外伝が出たのかと勘違いしかねない。但しこれはサンプルを使用した場合の話であり、自作絵を組み込むことで回避可能だ。とはいえ、キャラクター動作などは細かく大量の絵が必要となるため、そこまでこだわり抜くのは正直厳しい課題になってしまう。

③サンプルがFE
 その割には、サンプルだけを使用して全てを組んでいくと、FEほどのクオリティには到底及ばない。悲嘆要素として述べるが、ファミコン版のFEにすら及ばないと思う。たとえば、キャラクターの出現は1マスに1体まで(FEでは複数)、キャラクタ-が移動する際に無音(FEでは職業ごとに足音が設定されているうえ、キャラクターの素早さによって移動速度が異なる)、効果音がRPGツクール95の流用(両方持っているため個人的に切ない)、レベルアップによるパラメータの上昇が確率で設定できる(これはFEと同様なのだが、戦闘マップ中いつでもセーブ・ロードが可能であり、これは不可能にできない設定なので、FEより格段にプレイが楽である。せめて最近のFE同様、クラスによる上限値が設定できれば上等なのだが・・・)等、個々がFEに劣るだけでなく、オリジナリティも無いため、FE風の作品が生まれ易くなる。


 どうだろうか。さすがに批判点ばかりを列挙しては所謂「クソゲー」としか思われないので、良い点も挙げてみたいと思う。

①作成できるデータ量
 クラス、アイテム、魔法は各100種類までなのだが、SRPGを作ることに関してはこれだけ使えれば十分であると言える。また、マップが100面まで作成できるのは非常に膨大で、これが最大の長所だと個人的には思っている。

②変数が使える
 イベントではスイッチの他に変数が使えるため、たとえばキャラクター同士の会話により友好度が上下し、そのポイントによってエンディングや特定のイベントが発生するといったものを容易に作れる。

③同一マップ内に置けるオブジェクト数
 これはかなり多い。主人公キャラクターだけでも15体まで出撃させることが可能で、その他に敵キャラクターやイベント用のオブジェクトを、最大40×40という範囲のマップ内を埋め尽くすほど置くことが可能だ。


 一応、戦闘時の反撃や追撃の設定は選べるので、FE風のSRPGかSF(シャニングフォース)風のSRPGを作るのが最も楽な選択肢だろう。まぁ、サウンドノベルを作ることにも向いているのだが、別にわざわざこれを使用する必要性は感じられない。


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