大相撲初場所11日目、両国国技
館むすびの一番、白鵬、稀勢の里
の取組を見た。結果は、ご存知の
とおりである。
先場所、白鵬の連勝記録を63で
止めた、稀勢の里はどんな相撲を
取るのか、楽しみにしていたのだ。
白鵬の記録を、ストップさせた勝ち
は、偶然ではない。11日目は、そ
れを証明した。強いものが勝つの
ではない。勝ったものが強いのだ。
取組みの前、稀勢の里は、「横綱
のほうが意識しているはずだ」と
コメントしてた。
その余裕が、立会いに出ていた。
白鵬を待たせて、稀勢の里の呼
吸でたった。
いなさればたばたし、身体が動か
なかった白鵬は、いいとこなく負
けた。
貴乃花親方が、負けの原因を「身
体が覚えているんですよ」と解説
していた。
説明がよく解らないが、印象に残
る解説だ。
先場所、白鵬は連勝をストップさ
せられ「負けはこんなものです」と
多くを語らず、のちに「われ、いま
だ白鵬足りえず」と、名言を残す。
双葉山の名言を意識したコメントだ。
負けたあとの演出が必要で、明日
につながる、余裕のある説明がで
きる、白鵬は、負けて強くなる知恵
がある。
今日ラジオで「永さん」が、白鵬の
身体が美しいと言っていたが、そ
のとおりだ。
白鵬を見たくて、大相撲の世界に
戻ってきた。
そうですね。強い者が勝つのではない。 そうですね。
身体が覚えているってわかる気がします。白鵬に負け癖がつかないことを願ってます。