米国の研究者3人が、ばかげた研究結果を記した偽の論文を複数の社会学系学術誌に掲載し、出版側のイデオロギー的バイアスやずさんな審査の実態を暴くことに成功したそうです(AFPBB NEWS)。3人が執筆した偽論文20件のうち7件は、執筆者らの研究について審査する査読委員会による承認を経て、各学術誌への掲載が認められたというのです。このうち「ヘレン・ウィルソン」の名前で執筆された「ドッグパークは、犬の間の『レイプカルチャー』をまん延させる培養皿の様相を呈している」とする偽論文は、今年5月、女性をテーマにした人文地理学専門誌「Gender, Place and Culture」に掲載されたそうです。この論文は、男性も犬のように訓練すれば、性暴力の発生件数を減らせる可能性があると論じていたそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3193041
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