健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

多剤耐性結核の80%が治癒

2018-11-05 08:30:50 | 研究
従来の薬が効かない「薬剤耐性結核」の患者を対象にベラルーシの医療チームが行った新薬の臨床試験で、治癒した患者の割合が80%だったことが明らかになったそうです(AFPBB NEWS)。ベラルーシは、多くの薬が効かない「多剤耐性結核」の感染率が世界で最も高い国の一つとなっているそうです。首都ミンスクにある研究所などの医師らは、新薬ベダキリン(bedaquiline)と抗生物質を組み合わせた治療を数か月かけて実施。その結果、投与された患者181人のうち168人が治癒したというもの。世界保健機関(WHO)の9月の発表によると、現状では多剤耐性結核の治癒率は55%に過ぎない。新薬による治癒率は80%と、これをはるかに上回るそうです。東欧やアフリカ、東南アジアの別の国で行った臨床試験でもおおむね同じ結果が出たそうです。WHOによれば、2017年には結核で少なくとも170万人が死亡しており、世界の感染症による死亡原因で上位にランクイン。

http://www.afpbb.com/articles/-/3194295?cx_part=search
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする