健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

英リーグのサッカー選手の40%が虫歯

2015-11-10 08:30:01 | 研究
英国でプレーするプロサッカー選手の40%近くが虫歯を持っており、場合によってはピッチ上でのパフォーマンスに影響が出るほど深刻なことが最新の研究結果がBritish Journal of Sports Medicineに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。研究では、EnglandとWalesの8つのチームの選手187人を対象に調査。うち、5チームはPremier LeagueのHull City、Manchester United、Southampton、Swansea City、West Ham。残る3チームは、2部にあたるChampionshipの2チームと、3部にあたるLeague Oneの1チームだそうです。選手の年齢層は18~39歳で、平均24歳。各チームとも少なくとも9割の選手が検査を受け、問診に答えたそうです。その結果、全体の37%の選手に進行中の虫歯が見つかり、半数以上の選手に酸による歯の侵食がみられたそうです。また10人中8人の選手に歯周病があり、4人中3人の選手は口内の半分が冒されていたとも。20人に1人の割合で、歯茎のダメージが元に戻せない状態だったそうです。選手の半分近くが、虫歯や歯周病が気になっていると答え、5人に1人が生活に支障が出ていると述べたそうです。さらに7%の選手が、歯の状態が悪いせいで、試合やトレーニングに悪影響が出ているとも。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加工肉の摂取

2015-11-09 08:30:24 | 研究
ハムやソーセージなどの加工肉に「発がん性がある」と世界保健機関(WHO)の外部組織・国際がん研究機関(IARC)が認定したことについて、国立がん研究センターが平均的な摂取の範囲であれば、大腸がん発生のリスクはないか、小さいので、極端に量を制限する必要はないとする見解を発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。先日お伝えしたように、IARCは牛や豚などの赤肉も「恐らく発がん性がある」と認定。ですが、日本人の肉の摂取量は1日に赤肉50グラム、加工肉13グラムで、欧米などに比べて少ないそうです。国立がん研究センターが2011年に発表した大規模研究結果では、肉類全体を毎日100グラム以上食べる男性や、赤肉を毎日80グラム以上食べる女性は大腸がんのリスクが高まるが、平均的な摂取量ならば、がんのリスク上昇はみられなかったそうです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソーセージを食べよう

2015-11-08 08:30:07 | 研究
ドイツのChristian Schmidt農相は、ソーセージやハムなどががんの原因となると結論付けた世界保健機関(WHO)の調査結果の発表について、ソーセージにかじりつくことを怖がる必要はないとコメントしたそうです(AFPBB NEWS)。主要な食肉生産国であるドイツの2013年の食肉生産量は880万トンで、そのうち500万トン以上は豚肉、140万トンが鶏肉。ドイツ料理といえばソーセージやサラミが目立つそうですが、同国の食肉消費量は近年低下してきており、2010年では1人当たりの年間消費量は61.3キロだったが、2013年は60.3キロに。ドイツの産業にとっては、先日発表は大きな衝撃だったということですね。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加工肉に発がん性

2015-11-07 08:30:42 | 研究
国連の国際がん研究機関(IARC)が先日は、ソーセージやハムなどの加工肉が大腸がんの原因となると結論付けた調査結果を発表しました(AFPBB NEWS)。赤身の肉も「おそらく」がんを引き起こすとしているそうです。IARCは世界中の800件の研究を精査した結果、人体において、加工肉の摂取が大腸がんを引き起こすことを示す十分な証拠が得られたとした上で、この調査結果は加工肉を主とした「肉の摂取量制限の推奨」を裏付けるものだとしているそうです。加工肉には、塩漬け肉、発酵肉、燻製肉などが含まれ、例えば、ソーセージ、コーンビーフ、ビーフジャーキーなどの切り干し肉、缶詰肉、肉をベースにしたソースなどだそうです。IARCによれば、毎日50グラムの肉を食べると、大腸がんの発症率は18%高くなるそうです。IARCは、加工肉の摂取による大腸がんの発症リスクは統計学上低いものの、肉の摂取量に従って増大すると指摘しているそうです。IARCは、世界のがん死亡患者のうち年間約3万4000人が加工肉の多い食生活が原因でがんを発症したとする研究結果を紹介。一方、年間のがん死亡患者のうち、喫煙が原因とみられるのは100万人、アルコール摂取は60万人、大気汚染は20万人で、これらに比べると肉の摂取が原因のがんは少ないとも。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワニは片目を開けて眠る

2015-11-06 08:30:52 | 研究
イリエワニは脅威を察知するために片方の目を開けたまま眠ることができるという研究結果がJournal of Experimental Biologyに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究では、3頭の若いイリエワニを個別の水槽に入れ、12か月にわたって観察。その結果、ワニも鳥類と同様に外敵の脅威がある環境では「片目だけを閉じて」睡眠していることが明らかに。鳥類も人間のように両目を閉じて睡眠するのを好むそうですが、脅威を感じると片目を開けておき、その目を脅威の対象の方に向けるそうです。ワニも同様の行動を。睡眠時のほとんどのときは両目を閉じているが、脅威の対象を提示するとワニは片目を開け、目を脅威の対象の方へ向け続けるそうです。このことは、ワニが脳の半分だけを眠らせている可能性があるそうです。完全に意識を遮断する人間流の睡眠が、動物界においてはまれであることが判明するかも。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日焼け止めがサンゴ礁を

2015-11-05 08:30:03 | 研究
日焼け止めに含まれる化学物質が世界各地のサンゴ礁に大きな被害を与え、その存在自体を脅していると警鐘を鳴らす研究結果がArchives of Environmental Contamination and Toxicologyに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この化学物質は「オキシベンゾン(ベンゾフェノン-3、BP-3)」で、世界中の3500以上に及ぶ日焼け止め製品に含有されているそうです。オキシベンゾンは、海水浴客らや沿岸の汚水処理システムから排出される廃水によって海水に混入するそうです。論文によると、紫外線遮へい効果を持つオキシベンゾンは、サンゴのDNAにダメージを与えるそうです。その幼生に「著しい奇形」を発生させ、さらに外因性内分泌かく乱物質(通称、環境ホルモン)として作用するそうです。この作用により、サンゴは自身の外骨格に閉じ込められ、死に至ると。そして、さらなる懸念として、オキシベンゾンが62pptの低濃度にまで高度に希釈された場合でも、その有害性が科学的に観察できることが今回の研究で判明。62pptは、オリンピック競技用プール6個半中の水滴1滴に相当するそうです。米国Hawaii州と米領Virgin Islandsのサンゴ礁近海では、これよりはるかに高濃度のオキシベンゾンが検出されているそうです。これら海域での値は800ppt~1.4ppm。論文によると、この値はサンゴに影響を及ぼすのに必要な濃度の12倍以上。試算によると、年間6000~1万4000トンもの日焼け止めクリームが、サンゴ礁海域に排出。オキシベンゾンは、日焼け止めクリームの1~10%を構成。しかし、サンゴ礁がすべて遊泳海域近くに位置しているわけではないので、日焼け止めの害にさらされる危険性が高いのは、全世界のサンゴ礁の約1割と考えられるようです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長期低線量被ばくによるがんリスク

2015-11-04 08:30:05 | 研究
長期間にわたる被ばくでは、たとえ低線量であってもがんリスクが高まるとの研究結果がBritish Medical Journalに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この調査は「International Nuclear Workers Study、INWORKS」と呼ばれるもので、複数の国際機関が協力し、英国やフランス、米国の原子力施設で1943年~2005年にかけて働いた労働者ら30万人を対象に詳細なデータが集められた。労働者の平均年齢は58歳。研究結果は、被ばく放射線量の増加と全ての固形がんリスクとの間の密接な関係を実証するものですが、長期低線量被ばくであっても、高線量の緊急被ばくであっても、(被ばくした)放射線量とがんリスクの間の関係は、放射線量単位で見ると同様だったそうです。今回の研究結果によると、固定がんで死ぬリスクは「低い」が、がんによる死者100人のうち1人は職場での被ばくに起因していることが考えらえるそうです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パーキンソン病患者のにおい

2015-11-03 08:30:47 | 研究
パーキンソン病に「におい」があることに気付き、疾患に関する新たな研究が始まったそうです(AFPBB NEWS)。このにおいを言葉で説明するのは難しいそうですが、濃厚でわずかにムスクのような香りがするのだそうです。他の患者らにも同様のにおいがあることに気付き、この病気とにおいとの間に関連性があることが疑われるそうです。パーキンソン病患者らが就寝時に着用していたTシャツのにおいから患者を特定できたとも。そこで、パーキンソン病とにおいの関連性を研究するためのプロジェクトに着手したそうです。研究では、この疾患による皮脂への変化を調べる予定で、研究対象として患者と健康な人計200人を募集するそうです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

記憶や学習能力の基礎となる脳内構造体

2015-11-02 08:30:33 | 研究
脳機能に重要な影響を及ぼす脳内小構造体の形態形成に関与するたんぱく質が発見され、このたんぱく質がこどもの時の脳で働くことで、おとなになってからの脳機能(記憶力)を調節していることが明らかになったそうです(財経新聞)。脳は、無数の神経細胞がシナプスを介して作る巨大なネットワークであり、大多数のシナプスは、神経細胞の樹状突起から棘のように出ている「スパイン」と呼ばれる構造体に作られ、スパインの形態は、シナプスの機能に大きな影響を及ぼしているそうです。スパインは、発達期にさまざまな分子が協調して働くことによって形成されるが、その詳細は明らかになっていなかったそうです。今回の研究では、海馬の神経回路異常を細胞形態レベルで探る目的で、細胞の形態制御に関与するタンパク質「α2キメリン」をノックアウトしたマウスを作り、その海馬を解析。その結果、スパインが大きくなり数も増えていること、そして軸索走行や細胞の位置や樹状突起の形態には異常はみられないことがわかったそうです。これらの結果から、α2キメリンがスパインの大きさと数を抑制していると結論付けられています。一般にα2キメリンは子どもの時期に強く発現しているそうです。胎児期にα2キメリンをノックアウトしたマウスでは、おとなになってからのスパインが大きく、数も増えていたそうです。子どもの時期(スパイン形成が活発になる前の生後10日目頃)にノックアウトしたマウスでも同様だったそうです。さらに、スパイン形成が本格的に始まる前の生後10日目に海馬でα2キメリンをノックアウトしたマウスは、おとなになってからの海馬依存的学習(記憶力)が向上することが分かったとも。海馬切片を電気生理学的に解析し、α2キメリンを欠損した海馬ではシナプスの伝達効率がよくなっていることもわかったそうです。したがって、α2キメリンがスパインの大きさや数を抑制するほか、おとなではなく子ども(生後10日目以降)の海馬ではたらくことによって、おとなになってからの海馬のスパイン形態と、海馬を用いる記憶能力を適度に保つはたらきを担うと考えられるそうです。今後は、本研究成果が脳発達の理解や自閉症などの病態解明にも役立つことが期待されるそうです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

全自動洗濯物折り畳み機

2015-11-01 08:30:24 | 日記
全自動洗濯物折り畳み機「laundroid」の開発が始まったそうです(財経新聞)。これまで、すでに10年の歳月を費やし、世界初の全自動洗濯物折り畳み機の技術開発に成功したそうです。そしてこの『laundroid』が完成すれば、洗濯物を畳む作業から解放され趣味や家族との時間の充実を図れるようになるということです。ティザーサイト(http://laundroid.sevendreamers.com)では、『laundroid』のコンセプトや技術、共同開発のパートナー、ムービー、問い合わせを掲載。開発のエピソードや製品化に向けた進捗状況についても随時アップされるそうです。Facebook(https://www.facebook.com/laundroid)では、開発エピソードやメディア掲載情報についても情報がアップされていくそうです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする