チランジア(エアプランツ)の魅力のひとつはその曲線の美しさだ。
キセログラフィカ。
薄い葉を四方八方、天地に伸ばす。
しなやかに伸びるその形は美しい。
メデューサ。
美しい髪を蛇に変えられたという神話の美少女。
力強く奔放に伸びる葉の形、銀をまぶした色は見事だ。
花茎もだんだん大きくなってきた。
いつか花を咲かしてくれるだろうかとわくわくする。
25センチくらいに伸びた方のメデューサ。
2つ付けた子株がだんだん大きくなってきた。
親と同じ大きさになっていくのが楽しみだ。
親も同時に成長している。
やや大ぶりな方のキセロ。
左右対称ではないが、全体としてバランスする不思議。
ずっと見ていてもぜんぜん見飽きないのはその解けない謎のような形のせいだろう。
まるで音楽のような線だ。
複雑なのに明快で完結している。
しかも毎日少しずつ形を変えていくのだ。
そこに惹かれてしまう。
今日もこいつらを眺めながらビールを飲むのだ。
嗚呼、ボタニカル!