見切り品には弱い。
まだ七分咲のオンシジュームが700円で見切られていた。
買わない理由は何もない。
すぐに連れて帰ってあげたい。
春の見切り品500円よりは200円高かったが
バルブ(茎)もまるまると太っていて背も高い。
オンシジュームは黄色いドレスを着たバレリーナのように華麗だ。
花は一月くらいは咲いていて、その間ワルツを踊り続ける。
500円の見切りオンシーは現在療養中。
これは7月26日の写真。
今日の写真。
しわくちゃばあさんになってしまった親を追い越しずいぶん成長した。
植物の世代交代劇だ。
親も子を見届けるつもりなのか、ゆっくりと生から遠ざかっていくように見える。
この秋に花をつけるのか、来年の春なのかは分からない。
冬を無事に越せるかどうかも分からない。
ただ無事を祈るばかりだ。
ワルツを踊る黄色いバレリーナたちよ、どうか蘇れ。
嗚呼、ボタニカル!