天皇皇后両陛下と敬宮愛子さまのニュースレポートです。詳細はコメント欄をご覧ください。
■両陛下が初のオンライン行幸啓、熊本豪雨の被災地をお見舞い(1/27)
天皇皇后両陛下は1月27日午後、去年7月に発生した熊本豪雨の被災地をオンラインで見舞われました。
お住まいの赤坂御所と、人吉市、八代市、球磨村、芦北町の4市町村をインターネットでつなぎ、被災した人たちに言葉をかけられました。
両陛下は現地入りを強く希望されていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大によりかなわず、オンラインでの被災地訪問となったということです。新型コロナが蔓延して以降、両陛下は高齢者施設や医療従事者などへの視察などをオンラインで実施されてきましたが、被災地へのオンラインでの行幸啓は今回が初めてです。
▲両陛下は復旧の現状などについて説明をお聞きになり、「大変怖い思いをされたのではないですか」「色々と大変かと思いますがくれぐれもお体に気をつけて」などとお見舞いの言葉をかけられました。
画像出所:1/27(水)19:48配信の熊本朝日放送動画より
▲両陛下は、大災害のなか救助や復旧にあたった消防隊員やボランティアの方々にも労りの言葉をかけられました。
画像出所:1/27(水)19:48配信の熊本朝日放送動画より
▲八代市の自宅で家族と共に被災した山方さんは「なかなか前に進んでいる感じがないので、暖かい言葉が本当にありがたい」と話しています。
出所:1/27(水)19:48配信の熊本朝日放送動画より
▲芦北町の矢野さんは豪雨による土砂災害で妻を亡くしました。「本来の姿にかえるように頑張ろうという気持ちになりました」と話しています。
出所:1/27(水)19:48配信の熊本朝日放送動画より
▲蒲島県知事は両陛下に豪雨による被害状況や復旧・復興に向けた取り組みについて説明。
「丁寧な労いの言葉、お見舞いをされたことがとても印象に残っている。被災者の方、災害対応をされた方に(丁寧に)接されたことが熊本県民、とくに被災者の方々は希望と勇気をもらえたと思う」と話しました。
出所:1/27(水)19:23配信のテレビくまもと動画より
■愛子さまの御歌「学び舎の…」に感動の声広がる(1/06)
常磐会の機関誌「ふかみどり」に掲載された敬宮愛子さまの御歌が公開されると、Twitterには素晴らしいと感嘆する声が次々と書き込まれました。
■愛子さまのパールネックレスとイヤリングが話題!(1/04)
1月1日、敬宮愛子さまが半蔵門を通過した際のお写真が公開されると、身につけられていたパールのネックレスとイヤリングが話題になりました。
▲パールのネックレスとイヤリングを身につけられた愛子さま(2021/01/01、半蔵門)
画像出所:文春オンライン(2021/01/06)
◎愛子さまは新年に純白スーツ…初めて“フォーマル”パールネックレスとイヤリングを選ばれた理由 文春オンライン、2021/01/06
https://bunshun.jp/articles/-/42655
Twitterには、愛子さまがこれまで愛用されていた一粒パールのネックレス姿もアップされました。
▲一粒パールのネックレスをつけられた愛子さま。2020年お正月画像(左)、2021年お正月画像(右)
画像出所:宮内庁HP
■天皇陛下、第204通常国会開会式で「おことば」(1/18)
第204通常国会が1月18日に召集され、天皇陛下をお迎えして午後1時から開会式が行われました。
▲通常国会開会式に臨まれる天皇陛下(参議院本会議場)画像出所:1/18 13:43掲載のNHK動画より
▲天皇陛下「全国民を代表する皆さんと一堂に会することは、私の深く喜びとするところであります」
▲天皇陛下「国民の信託に応えることを切に希望します」
▲新型コロナ対策のため、出席者は菅総理大臣と閣僚、各会派の代表ら、2割程度となった(参議院本会議場)
◎通常国会 開会式 天皇陛下「国民の信託に応えること切に希望」 NHK、2021/1/18(月)13:43
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210118/k10012820271000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_059
■天皇誕生日の一般参賀がコロナ禍のため中止に(1/18)
天皇陛下の誕生日(2月23日)を祝う一般参賀は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため行われないことになりました。
昨年も同じ理由で中止されています。
▲天皇誕生日一般参賀が見送りとなったことを伝えるNHKニュース画面
◎天皇誕生日 一般参賀をことしも見送り コロナ感染防止 NHK、2021/1/18(月)16:37
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210118/k10012820661000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_027
■両陛下と敬宮愛子さま、阪神淡路大震災犠牲者に黙祷ささげられる(1/17)
阪神大震災の発生から26年となった1月17日、宮内庁は、天皇皇后両陛下と長女の敬宮愛子さまが、お住まいの赤坂御所で黙祷をささげられたことを明らかにしました。
◎両陛下、上皇ご夫妻がご黙祷 阪神大震災から26年 産経、2021/1/17(日) 14:17
https://www.sankei.com/life/news/210117/lif2101170028-n1.html
■コロナ患者激増を受け、「講書始」「歌会始」延期へ(1/08)
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、宮内庁は1月8日、天皇皇后両陛下が臨まれる新年の恒例行事「講書始(こうしょはじめ)の儀」と「歌会始(うたかいはじめ)の儀」を延期すると発表しました。
「講書始の儀」は12日、「歌会始の儀」は15日に予定されていましたが、3月ごろまでをめどに開催の可能性を探るということです。
◎講書始と歌会始を延期 コロナ感染急拡大で宮内庁 産経、2021/1/8 11:28
https://www.sankei.com/life/news/210108/lif2101080015-n1.html
◎歌会始の儀を延期、宮内庁 講書始も 日経、2021/1/08 11:43
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG081QI0Y1A100C2000000
■昭和天皇祭「皇霊殿の儀」、天皇陛下が皇居・宮中三殿で拝礼(1/07)
昭和天皇の崩御から32年となる1月7日、天皇陛下は皇居・宮中三殿で「皇霊殿の儀」に臨まれました。
陛下は昭和天皇をしのぶお告げ文を読み上げて拝礼され、皇族方も参列されたということです。
◎昭和天皇命日 天皇陛下が拝礼 眞子さまは武蔵陵墓地へ 1/7(木) 14:57配信 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/128103
■皇居・宮殿で「新年祝賀の儀」(1/1)
天皇皇后両陛下は1月1日午前、皇居・宮殿で皇族方や総理大臣、衆参両議院の議長から祝賀を受けられました。
天皇陛下は「新しい年をともに祝うことを誠にうれしく思います。年頭にあたり、国民の幸せと国の発展を祈ります」と述べられました。
皇后陛下や女性皇族方は、感染拡大で多くの国民が厳しい状況にあることから、今年はティアラの着用を控えられました。
午後からは、120の国と地域の大使などが両陛下に新年の挨拶をしています。
▲天皇陛下は「年頭にあたり、国民の幸せと国の発展を祈ります」と述べられた。
▲皇后陛下や女性皇族方は感染拡大に苦しむ国民を思い、ティアラの着用を控えられた。
▲午前9時半前に皇居に入られる両陛下と敬宮愛子さま。
▲天皇陛下の1月1日は、前日・大晦日の祭祀から休む間もなく行事が続く。
画像出所:宮内庁HP
◎新年祝賀の儀 感染防止対策を徹底して行われる NHK、2021/01/01 12:57
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210101/k10012792661000.html
◎新年祝賀の儀 天皇陛下「新年祝い国民の幸せ祈る」(2021年1月1日) テレ朝 12:06
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000202867.html
◎1月1日行事一覧 宮内庁HP
https://www.kunaicho.go.jp/news/gyouziitiran-r030101.html
■両陛下と敬宮愛子さまの新年動画公開(1/1)
天皇皇后両陛下と長女の愛子さまの新年動画が公開されました。
お住まいの赤坂御所で、2021年の干支である「牛」にちなんだ工芸品を机に並べ、ご一家で談笑されている様子が拝見できます。
机には、福島県会津地方の「赤べこ」のほか、昭和天皇の干支の牛と、香淳皇后の干支のウサギの一対の置物が置かれています。
いずれも皇居内にある三の丸尚蔵館の所蔵品で、天皇陛下は、「赤べこ」が疫病退散の縁起ものであることなどを説明されていたということです。
▲天皇陛下は「赤べこ」が疫病退散の縁起ものであることなどを説明。
▲新年をお迎えになったご一家。牛(昭和天皇の干支)とウサギ(香淳皇后の干支)の一対の置物と、疫病退散の赤べこと共に。
◎新年をお迎えになったご一家のご近影(お写真) 宮内庁HP
https://www.kunaicho.go.jp/activity/gokinkyo/newyear/r03-0101-ph.html
◎新年をお迎えになったご一家のご近影(ビデオ) 宮内庁HP
https://www.kunaicho.go.jp/activity/gokinkyo/newyear/r03-0101-mov.html
◎疫病退散の赤ベコを並べられ… 新型コロナで別々に撮影された新年天皇ご一家映像公開 2021/1/1(金) 0:01配信 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/126038
■両陛下の新年ビデオメッセージ公初開(1/1)
コロナ禍のため中止となった新年一般参賀に代わるものとして、1月1日午前5時半、両陛下のビデオメッセージが公開されました。
天皇陛下はコロナ禍にある国民を案じ、「皆が互いに思いやりを持って助け合い、支え合いながら、進んで行くことを心から願っています」と述べられました。皇后陛下も厳しい状況下にある国民を案じ、「どうぞ皆様、くれぐれもお体を大切にお過ごしいただきますように」と気遣われました。
▲初めてとなるビデオメッセージを公開された天皇陛下と皇后陛下
<画像出所>宮内庁 ◎新年ビデオメッセージ(令和3年1月1日)
https://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/86#276
<両陛下の新年ビデオメッセージを伝える動画ニュース一覧>
◎天皇陛下 新年のビデオメッセージ 宮内庁が公開 NHK:2021/01/01(金) 5:30
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210101/k10012791561000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_038
◎陛下が新年ビデオメッセージ 皇后さまも 日テレ:2021/1/1(金) 6:02
https://www.news24.jp/articles/2021/01/01/07795739.html
▲2021/1/1 6:02配信の日テレ動画より
◎天皇陛下の新年ビデオメッセージ:記者解説 日テレ:2021/1/1(金) 5:42
https://www.news24.jp/articles/2021/01/01/07795737.html
◎天皇皇后両陛下が新年のメッセージ TBS:2021/1/1(金) 6:47
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4162982.html
◎天皇陛下がビデオメッセージ「互いに思いやりを」 テレ朝:2021/1/1(金) 6:49
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000202848.html
◎「皇室が近づいた」 両陛下ビデオメッセージに―皇居周辺 時事ドットコム:2021/01/01(金)20:41
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021010100265&g=soc
■両陛下が初のオンライン行幸啓、熊本豪雨の被災地をお見舞い(1/27)
天皇皇后両陛下は1月27日午後、去年7月に発生した熊本豪雨の被災地をオンラインで見舞われました。
お住まいの赤坂御所と、人吉市、八代市、球磨村、芦北町の4市町村をインターネットでつなぎ、被災した人たちに言葉をかけられました。
両陛下は現地入りを強く希望されていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大によりかなわず、オンラインでの被災地訪問となったということです。新型コロナが蔓延して以降、両陛下は高齢者施設や医療従事者などへの視察などをオンラインで実施されてきましたが、被災地へのオンラインでの行幸啓は今回が初めてです。
▲両陛下は復旧の現状などについて説明をお聞きになり、「大変怖い思いをされたのではないですか」「色々と大変かと思いますがくれぐれもお体に気をつけて」などとお見舞いの言葉をかけられました。
画像出所:1/27(水)19:48配信の熊本朝日放送動画より
▲両陛下は、大災害のなか救助や復旧にあたった消防隊員やボランティアの方々にも労りの言葉をかけられました。
画像出所:1/27(水)19:48配信の熊本朝日放送動画より
▲八代市の自宅で家族と共に被災した山方さんは「なかなか前に進んでいる感じがないので、暖かい言葉が本当にありがたい」と話しています。
出所:1/27(水)19:48配信の熊本朝日放送動画より
▲芦北町の矢野さんは豪雨による土砂災害で妻を亡くしました。「本来の姿にかえるように頑張ろうという気持ちになりました」と話しています。
出所:1/27(水)19:48配信の熊本朝日放送動画より
▲蒲島県知事は両陛下に豪雨による被害状況や復旧・復興に向けた取り組みについて説明。
「丁寧な労いの言葉、お見舞いをされたことがとても印象に残っている。被災者の方、災害対応をされた方に(丁寧に)接されたことが熊本県民、とくに被災者の方々は希望と勇気をもらえたと思う」と話しました。
出所:1/27(水)19:23配信のテレビくまもと動画より
■愛子さまの御歌「学び舎の…」に感動の声広がる(1/06)
常磐会の機関誌「ふかみどり」に掲載された敬宮愛子さまの御歌が公開されると、Twitterには素晴らしいと感嘆する声が次々と書き込まれました。
■愛子さまのパールネックレスとイヤリングが話題!(1/04)
1月1日、敬宮愛子さまが半蔵門を通過した際のお写真が公開されると、身につけられていたパールのネックレスとイヤリングが話題になりました。
▲パールのネックレスとイヤリングを身につけられた愛子さま(2021/01/01、半蔵門)
画像出所:文春オンライン(2021/01/06)
◎愛子さまは新年に純白スーツ…初めて“フォーマル”パールネックレスとイヤリングを選ばれた理由 文春オンライン、2021/01/06
https://bunshun.jp/articles/-/42655
Twitterには、愛子さまがこれまで愛用されていた一粒パールのネックレス姿もアップされました。
▲一粒パールのネックレスをつけられた愛子さま。2020年お正月画像(左)、2021年お正月画像(右)
画像出所:宮内庁HP
■天皇陛下、第204通常国会開会式で「おことば」(1/18)
第204通常国会が1月18日に召集され、天皇陛下をお迎えして午後1時から開会式が行われました。
▲通常国会開会式に臨まれる天皇陛下(参議院本会議場)画像出所:1/18 13:43掲載のNHK動画より
▲天皇陛下「全国民を代表する皆さんと一堂に会することは、私の深く喜びとするところであります」
▲天皇陛下「国民の信託に応えることを切に希望します」
▲新型コロナ対策のため、出席者は菅総理大臣と閣僚、各会派の代表ら、2割程度となった(参議院本会議場)
◎通常国会 開会式 天皇陛下「国民の信託に応えること切に希望」 NHK、2021/1/18(月)13:43
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210118/k10012820271000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_059
■天皇誕生日の一般参賀がコロナ禍のため中止に(1/18)
天皇陛下の誕生日(2月23日)を祝う一般参賀は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため行われないことになりました。
昨年も同じ理由で中止されています。
▲天皇誕生日一般参賀が見送りとなったことを伝えるNHKニュース画面
◎天皇誕生日 一般参賀をことしも見送り コロナ感染防止 NHK、2021/1/18(月)16:37
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210118/k10012820661000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_027
■両陛下と敬宮愛子さま、阪神淡路大震災犠牲者に黙祷ささげられる(1/17)
阪神大震災の発生から26年となった1月17日、宮内庁は、天皇皇后両陛下と長女の敬宮愛子さまが、お住まいの赤坂御所で黙祷をささげられたことを明らかにしました。
◎両陛下、上皇ご夫妻がご黙祷 阪神大震災から26年 産経、2021/1/17(日) 14:17
https://www.sankei.com/life/news/210117/lif2101170028-n1.html
■コロナ患者激増を受け、「講書始」「歌会始」延期へ(1/08)
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、宮内庁は1月8日、天皇皇后両陛下が臨まれる新年の恒例行事「講書始(こうしょはじめ)の儀」と「歌会始(うたかいはじめ)の儀」を延期すると発表しました。
「講書始の儀」は12日、「歌会始の儀」は15日に予定されていましたが、3月ごろまでをめどに開催の可能性を探るということです。
◎講書始と歌会始を延期 コロナ感染急拡大で宮内庁 産経、2021/1/8 11:28
https://www.sankei.com/life/news/210108/lif2101080015-n1.html
◎歌会始の儀を延期、宮内庁 講書始も 日経、2021/1/08 11:43
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG081QI0Y1A100C2000000
■昭和天皇祭「皇霊殿の儀」、天皇陛下が皇居・宮中三殿で拝礼(1/07)
昭和天皇の崩御から32年となる1月7日、天皇陛下は皇居・宮中三殿で「皇霊殿の儀」に臨まれました。
陛下は昭和天皇をしのぶお告げ文を読み上げて拝礼され、皇族方も参列されたということです。
◎昭和天皇命日 天皇陛下が拝礼 眞子さまは武蔵陵墓地へ 1/7(木) 14:57配信 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/128103
■皇居・宮殿で「新年祝賀の儀」(1/1)
天皇皇后両陛下は1月1日午前、皇居・宮殿で皇族方や総理大臣、衆参両議院の議長から祝賀を受けられました。
天皇陛下は「新しい年をともに祝うことを誠にうれしく思います。年頭にあたり、国民の幸せと国の発展を祈ります」と述べられました。
皇后陛下や女性皇族方は、感染拡大で多くの国民が厳しい状況にあることから、今年はティアラの着用を控えられました。
午後からは、120の国と地域の大使などが両陛下に新年の挨拶をしています。
▲天皇陛下は「年頭にあたり、国民の幸せと国の発展を祈ります」と述べられた。
▲皇后陛下や女性皇族方は感染拡大に苦しむ国民を思い、ティアラの着用を控えられた。
▲午前9時半前に皇居に入られる両陛下と敬宮愛子さま。
▲天皇陛下の1月1日は、前日・大晦日の祭祀から休む間もなく行事が続く。
画像出所:宮内庁HP
◎新年祝賀の儀 感染防止対策を徹底して行われる NHK、2021/01/01 12:57
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210101/k10012792661000.html
◎新年祝賀の儀 天皇陛下「新年祝い国民の幸せ祈る」(2021年1月1日) テレ朝 12:06
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000202867.html
◎1月1日行事一覧 宮内庁HP
https://www.kunaicho.go.jp/news/gyouziitiran-r030101.html
■両陛下と敬宮愛子さまの新年動画公開(1/1)
天皇皇后両陛下と長女の愛子さまの新年動画が公開されました。
お住まいの赤坂御所で、2021年の干支である「牛」にちなんだ工芸品を机に並べ、ご一家で談笑されている様子が拝見できます。
机には、福島県会津地方の「赤べこ」のほか、昭和天皇の干支の牛と、香淳皇后の干支のウサギの一対の置物が置かれています。
いずれも皇居内にある三の丸尚蔵館の所蔵品で、天皇陛下は、「赤べこ」が疫病退散の縁起ものであることなどを説明されていたということです。
▲天皇陛下は「赤べこ」が疫病退散の縁起ものであることなどを説明。
▲新年をお迎えになったご一家。牛(昭和天皇の干支)とウサギ(香淳皇后の干支)の一対の置物と、疫病退散の赤べこと共に。
◎新年をお迎えになったご一家のご近影(お写真) 宮内庁HP
https://www.kunaicho.go.jp/activity/gokinkyo/newyear/r03-0101-ph.html
◎新年をお迎えになったご一家のご近影(ビデオ) 宮内庁HP
https://www.kunaicho.go.jp/activity/gokinkyo/newyear/r03-0101-mov.html
◎疫病退散の赤ベコを並べられ… 新型コロナで別々に撮影された新年天皇ご一家映像公開 2021/1/1(金) 0:01配信 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/126038
■両陛下の新年ビデオメッセージ公初開(1/1)
コロナ禍のため中止となった新年一般参賀に代わるものとして、1月1日午前5時半、両陛下のビデオメッセージが公開されました。
天皇陛下はコロナ禍にある国民を案じ、「皆が互いに思いやりを持って助け合い、支え合いながら、進んで行くことを心から願っています」と述べられました。皇后陛下も厳しい状況下にある国民を案じ、「どうぞ皆様、くれぐれもお体を大切にお過ごしいただきますように」と気遣われました。
▲初めてとなるビデオメッセージを公開された天皇陛下と皇后陛下
<画像出所>宮内庁 ◎新年ビデオメッセージ(令和3年1月1日)
https://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/86#276
<両陛下の新年ビデオメッセージを伝える動画ニュース一覧>
◎天皇陛下 新年のビデオメッセージ 宮内庁が公開 NHK:2021/01/01(金) 5:30
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210101/k10012791561000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_038
◎陛下が新年ビデオメッセージ 皇后さまも 日テレ:2021/1/1(金) 6:02
https://www.news24.jp/articles/2021/01/01/07795739.html
▲2021/1/1 6:02配信の日テレ動画より
◎天皇陛下の新年ビデオメッセージ:記者解説 日テレ:2021/1/1(金) 5:42
https://www.news24.jp/articles/2021/01/01/07795737.html
◎天皇皇后両陛下が新年のメッセージ TBS:2021/1/1(金) 6:47
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4162982.html
◎天皇陛下がビデオメッセージ「互いに思いやりを」 テレ朝:2021/1/1(金) 6:49
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000202848.html
◎「皇室が近づいた」 両陛下ビデオメッセージに―皇居周辺 時事ドットコム:2021/01/01(金)20:41
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021010100265&g=soc
01月27日 18時32分 NHK熊本
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20210127/5000011277.html
新型コロナウイルスの影響が続く中、天皇皇后両陛下は、27日、去年7月の豪雨で大きな被害を受けた熊本県をオンラインを活用して見舞われました。
両陛下が、オンラインで被災地を見舞われたのは初めてです。
去年7月の豪雨災害で、熊本県では65人が死亡し2人が行方不明となっているほか、今も多くの人たちが避難生活を余儀なくされています。
両陛下は27日午後、お住まいの赤坂御所からオンラインを活用して熊本県を見舞い、はじめに蒲島知事から被災状況について説明を受けられました。
続いて、被害の大きかった人吉市、八代市、球磨村、芦北町の4つの市町村について、ビデオなどで現地の状況を確認し、被災した人たちなどに言葉をかけられました。
このうち、20人が犠牲となった人吉市で自宅が全壊した男性に、天皇陛下が「大変でいらっしゃいましたね。今はいかがですか」と話しかけられると、男性は「なんとか体の方は普通になっていますが、被災で全壊し、まだ手を付けられない状態です」などとこたえていました。
そして、両陛下で病気で入院中の男性の妻を気遣われたあと、皇后さまが「お大事にお過ごし下さい」と言葉をかけられていました。
また、天皇陛下が、八代市でボランティア活動の支援に中心的に取り組んだ男性に「大変なことが多かったのでは」と尋ねられると、男性は「コロナの感染拡大でボランティアは県内に限り、真夏の熱中症対策も必要でした」などとこたえ、皇后さまは「いろいろなことがコロナで大変だと思いますが、どうぞお体に気をつけて」と言葉をおくられていました。
両陛下は、災害の発生直後から被災地に心を寄せ続け、直接見舞いたいと願ってきましたが、感染拡大の影響で実現できず、はじめてオンラインで被災地を見舞われました。
去年7月の豪雨で自宅が全壊し、現在、仮設住宅で暮らす人吉市の山上修一さん(76)は「陛下から『これから先、寒さもひどくなるでしょうから体に注意して生活して下さい』ということばをかけていただいた。国の象徴である方からの私たちの日常を気遣われるおことばに驚きました」と話していました。
また、酒店を営み、自宅兼店舗が半壊した人吉市の塚本哲也さん(57)は「いろいろねぎらいのことばをかけていただき、大変身近に感じました。長女が受験に臨むことをお伝えしたら『頑張ってください』と声をかけて下さった」と話していました。
自宅が全壊する被害を受け、現在、家族5人とみなし仮設で生活する八代市の山方香代さん(45)は「陛下から『被災して体はどうですか』と心配していただいた。また、皇后陛下からはヘリで救助された際の状況について『怖くなかったですか』とおことばいただいた。豪雨から半年がたっても立ち直れないような状況だったので大変ありがたいです」と話していました。
去年7月の豪雨で自宅が全壊し、現在、仮設住宅で暮らす球磨村の尾崎謙信さん(46)は「陛下から『家族は無事ですか』とか、不自由なことなどについて声をかけていただいた。ご心配いただきうれしかった」と話していました。
また、球磨村の自宅が全壊し人吉市のみなし仮設で暮らす上原朋子さん(45)は「避難していた寺で不便だったことについて尋ねられ、水や通信が途絶え大変だった状況についてお伝えした。天皇陛下からお声かけをいただきうれしく思いましたし、村の代表としてお話しできたことも光栄に思う」と話していました。
熊本県の蒲島郁夫知事は「被災者の方、災害に対応した方に心のこもった、そして丁寧な感謝のことば、ねぎらいのことばをかけていただいた。とりわけ印象的だったのが、芦北町の被災者の方が奥様をなくされて写真とともに参加され、皇后陛下もお気の毒だと丁寧なおことばをかけていらっしゃったことだ。熊本県全体、特に被災地の方々にとって希望と勇気がもらえた機会になったと思う」と話していました。
1/27(水) 19:00配信 くまもと県民テレビ
https://www.kkt.jp/nnn/news100vbjuc7qd5yr60aqr.html
天皇皇后両陛下は去年7月に発生した熊本豪雨の被災者をオンラインで見舞われた。両陛下がオンラインで被災地を見舞われるのは初めて。
天皇皇后両陛下は赤坂御所と、熊本豪雨で被災した人吉市、八代市、球磨村、芦北町の4市町村をインターネットでつなぎ、被災者を見舞われた。
自宅が全壊し、仮設住宅で暮らす人吉市の男性は。
〇山上修一さん
「体調はいかがとたずねられ、普通に戻りつつありますと答えました」
陛下は「大変だったと思いますが頑張ってください、特にこれから先は寒さもひどくなるでしょうから体に注意をされて生活されてください」と励ましの言葉をかけられたという。
人吉市の紺屋町で店を営む男性は
〇塚本哲也さん
「画面越しでしたが、てお話しできたのが大変力になりました。一歩ずつ前に進んでいくということをお伝えして励ましもいただきました」
熊本豪雨で400棟以上が被害を受けた八代市。先月25日時点で151世帯422人が□仮設住宅などで仮住まいをしている。坂本町の自宅が全壊した女性は。
〇山方香代さん
「優しいお顔で語りかけていただきました」
両陛下は熱心にメモを取りながら話をお聞きになり、皇后さまからは「怖かったでしょう」と言葉をかけられたという。
「いつもテレビで見ているように、優しいお言葉をかけていただいて、半年以上たったけど前に進んでいる感じはないのですが、ありがたいと思いました」
両陛下はコロナ禍の中でオンラインを利用した国民との交流を続けていて、オンラインでの被災地のお見舞いは今回の熊本が初めて。
◎蒲島知事 「両陛下の労いの言葉 被災者に希望と勇気」
1/27(水) 19:23配信 テレビくまもと
https://www.tku.co.jp/news/?news_id=20210127-00000012
【蒲島知事】
「(両陛下が)丁寧な労いの言葉、お見舞いをされたことがとても印象に残っている。
被災者の方、災害対応をされた方に(丁寧に)接されたことが熊本県民、とくに被災者の方々は希望と勇気をもらえたと思う」
◎初のオンライン訪問 両陛下、豪雨被災地に
1/27(水) 19:16配信 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/136488
天皇皇后両陛下は27日、2020年7月の豪雨により大きな被害が出た熊本県の被災地を、初めてオンラインで見舞われた。
両陛下は、甚大な被害に心を痛め、現地入りを強く希望されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大によりかなわず、今回初めて、オンラインでの被災地訪問となった。
両陛下は、自宅や家族を失った被災者1人ひとりの話に耳を傾け、画面越しに「怖い思いをされたのではないですか」、「大変だと思いますが、お体を大切に」などと声をかけられた。
◎熊本豪雨の被災地をオンライン行幸啓
1/27(水) 19:48配信 熊本朝日放送(動画あり)
https://www.kab.co.jp/news/?NewsData=202101271969.php&path=video/202101271969.mp4&mode=1
天皇皇后両陛下が去年の熊本豪雨の被災地をオンラインで見舞われました。オンラインによる被災地の行幸啓は初めてです。
天皇皇后両陛下はお住まいの東京の赤坂御所から画面を通じ被災した人たちに語りかけられました。オンラインによって行幸啓されたのは去年の熊本豪雨で浸水や土砂災害など甚大な被害を受けた人吉市、八代市、球磨村、芦北町です。
豪雨から半年以上が経ち、人吉市では13ヵ所の仮設住宅に763人が暮らしています。仮設商店街などで営業を再開した店もありますが多くの店や旅館の再開の見通しは立ちません。また濁流に襲われた八代市坂本町では家屋の公費解体が始まり被害を受けた道路や崩落した橋の復旧が進められていますが地域の再建はこれからです。
両陛下は自治体や住民から復旧の現状などについて説明をお聞きになると「大変怖い思いをされたのではないですか」「色々と大変かと思いますがくれぐれもお体に気をつけて」などと被災した住民にお見舞いの言葉をかけられ、大災害の中救助や復旧にあたった消防隊員やボランティアを労われました。
八代市坂本町の自宅で家族と共に被災した山方香代さんは「優しい言葉をかけていただいて、半年以上たちましたけど、なかなか前に進んでいる感じがないので暖かい言葉が本当にありがたい」と話しています。
芦北町の矢野解光さんは豪雨による土砂災害で妻を亡くしました。「本来の姿にかえるように頑張ろうという気持ちになりました」と話しています。
新型コロナが蔓延して以降高齢者施設や医療従事者などへの視察などもオンラインで実施されてきましたが、被災地へのオンラインでの行幸啓は今回が初めてです。
◎天皇皇后両陛下が、熊本の豪雨被災地をリモートでお見舞い
1/27(水) 19:14配信 テレビくまもと(動画あり)
https://www.tku.co.jp/news/?news_id=20210127-00000011
天皇皇后両陛下は、27日、人吉市など去年7月の豪雨災害の被災地をオンラインで視察し被災者を見舞われました。
陛下がオンラインを利用して被災地を視察されるのは、初めてです。
天皇皇后両陛下は27日午後、東京の赤坂御所で熊本県庁や7月豪雨で大きな被害を受けた人吉市や球磨村など被災地4カ所をウェブ会議システムでつなぎ話を聞かれました。
両陛下は、蒲島知事から豪雨による被害状況や復旧・復興に向けた取り組みについて説明を受けたあと、被災者や災害対応にあたった関係者などと懇談されました。
【人吉市・山上修一さん(76)】
「(陛下は)大変だったけど頑張ってくださいと言われ、とくにこれから寒さもひどくなるので、身体に注意して生活されて下さいとおっしゃった。いい体験をさせてもらった」
【人吉市・塚本哲也さん(57)】
「顔を合わせてお話しできたことが大変力になった」
【八代市坂本町・山方香代さん(45)】
「自衛隊のヘリで救出されたが、怖かったでしょうとお話しかけられた。温かいお言葉をいただいてありがたいと思う」
【芦北町・矢野解光さん(74)】
「最愛の妻も亡くし大変ご苦労なさったでしょうということで、私は日々悲しみが増してまだまだ心が折れそうになるときがあります。そのように伝えました」
◎【皇室ウイークリー】(675)感染急拡大で「歌会始の儀」延期に 愛子さま、ミカンの収穫楽しまれ
2021.1.15 12:00 産経
https://www.sankei.com/life/news/210115/lif2101150003-n1.html
https://www.sankei.com/life/news/210115/lif2101150003-n2.html
新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、東京都や大阪府など11都府県に緊急事態宣言が再発令される中、天皇、皇后両陛下は今週、外出を控え、お住まいの赤坂御所で静かに過ごされた。
宮内庁は8日、皇居・宮殿で両陛下が臨まれる新年の恒例行事「講書始(こうしょはじめ)の儀」と「歌会始の儀」の延期を発表した。それぞれ12日と15日に行われる予定だった。
両儀式の実施に向けて、宮内庁は昨年12月、参列者を限定するほか、歌会始の儀では、独特の節回しで歌を詠み上げる役がフェースシールドを着用し、アクリル板を設置するなどの感染防止策を示していた。
しかし、感染者が急激に増加した首都圏との往来自粛を求める自治体もあり、全国から参加者を招くのが難しい状況になったことなどから、延期を決定したという。新年行事という性格から、3月ごろまでの開催を目指し、感染状況を見極めて判断する。
両儀式は直近では、昭和64年1月の昭和天皇崩御(ほうぎょ)に伴い中止となったが、延期されたのは昭和天皇の弟、秩父宮雍仁(やすひと)親王が薨去(こうきょ)した28年以来。この年は2月に実施された。(中略)
両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまが通われる学習院大学では、冬休み明けの8日からオンラインを中心とした授業が再開。宮内庁によると、愛子さまは学内の試験の準備などで忙しくされている。
冬休み中の昨年末には、赤坂御用地内に植えられているユズとミカンを収穫し、職員に配られた。愛子さまは幼少期からミカン狩りを楽しまれているという。平成17年12月に4歳の誕生日を迎えた際には、ご一家でミカンを収穫される様子を撮影した写真を宮内庁が公開している。
(以下略)
◎愛子さまは新年に純白スーツ…初めて“フォーマル”パールネックレスとイヤリングを選ばれた理由
2021/01/06 文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/42655
1月1日、朝から皇居へ向かわれるため半蔵門を通過した天皇皇后両陛下の車両には、天皇旗がはためいていた。天皇陛下と雅子さまは穏やかなご表情を浮かべられていて、この時現場で取材をしていた私は、雅子さまがティアラをお召しでなかったことに驚き、コロナ禍において華美なことをなさらないようにというご配慮を実感した。
皇居・宮殿では「新年祝賀の儀」が行われ、両陛下は皇族方や三権の長、各国大使らから祝いの言葉を受けられた。雅子さまをはじめ女性皇族方は、新型コロナウイルスの感染拡大によって多くの国民が苦労していることを考慮され、例年であればティアラを着用されるところ、控えられたという。
◇陛下のネクタイと雅子さまのジャケットは上品なベージュ
元旦に天皇陛下が臨まれる宮中祭祀「四方拝」にはじまり、新年には様々な行事が行われるが、感染対策のために祝賀の儀への出席者を大幅に減らすなど、今年は様々な点で変化が見られた。とりわけ、例年1月2日に皇居・宮殿の東庭で行われていた「新年一般参賀」が中止となり、陛下の恒例のおことばがなくなることから、異例のビデオメッセージが公開されたことは大きな変化だった。
天皇陛下のお隣に雅子さまが並ばれ、さりげなく、陛下のネクタイと雅子さまのジャケットの色を上品なベージュで合わせられていた。「即位以来、私たちは、皆さんと広く接することを願ってきました。新型コロナウイルス感染症が収まり、再び皆さんと直接お会いできる日を心待ちにしています」という陛下のおことばのあと、雅子さまは「この1年、多くの方が本当に大変な思いをされてきたことと思います。今年が、皆様にとって少しでも穏やかな年となるよう心からお祈りいたします。また、この冬は、早くから各地で厳しい寒さや大雪に見舞われています。どうぞ皆様くれぐれもお体を大切にお過ごしいただきますように」と述べられた。
雅子さまは「立皇嗣の礼」で、17年ぶりに公式行事でおことばを述べられたが、やや緊張感を漂わせられながらも同じように落ち着いたお声で、国民を気遣われた。ビデオメッセージの形式から、雅子さまならではの皇后陛下としての務めについて、両陛下のお考えが表現されていたように拝察している。
◇愛子さまはパールネックレスとイヤリングをお召しに
冒頭の半蔵門で、長女・愛子さま(19)も新年のあいさつのため、お一人で皇居へ向かわれるところをお見かけした。愛子さまは、明るいご表情で居合わせた人々に手を振られ、会釈を繰り返されていた。
大学生らしいはにかんだ笑顔を見せられているご様子がとても自然だった一方で、ホワイトのジャケットに、パールネックレスとパールイヤリングをお召しになり、新鮮な印象を受けた。
新年を迎えられた天皇ご一家のご近影では、一粒パールのネックレスをお召しになっていた愛子さまだが、一連のパールネックレスとパールイヤリングを揃ってお召しになっているのを拝見したのは、初めてではないだろうか。
長年お使いになることができるようなフォーマルな場にもふさわしいジュエリーで、成年を迎えられた時のために、今から少しずつご準備をなさっているのだろう。あと1年で成年皇族となられるお立場をしっかりと自覚なさっていることがうかがえた。ジャケットの襟には斜め格子のような地模様があしらわれていて、細やかなこだわりも感じられる。
前述の天皇ご一家のご近影でも、愛子さまはペールブルーのスーツをお召しになり、モックネック風のホワイトのトップスを合わせられて、若々しいセンスを発揮されていた。雅子さまはスタンドアウトカラーの刺繍が美しいゴージャスなホワイトのスーツをお召しになり、お二方それぞれがとてもよくお似合いのお召し物を選ばれていた。そして陛下はさりげなく、濃淡のあるブルーのシャツとネクタイをお召しになり、寒色ながら春らしいあたたかみのあるご一家でのリンクコーディネートをなさっていた。
(中略)
◇雅子さまは「10代最後の年を心豊かに過ごしてほしい」
「学び舎の冬日あかるき窓の辺に集へる友の影重なりて」
昨年末に発行された学習院女子中・高等科の同窓会である常磐会の機関誌「ふかみどり」には、この愛子さまの御歌(おうた)が収録されている。愛子さまは学習院女子高等科を卒業されて、常磐会の名誉会員になられたという。女子部時代の楽しかった思い出を振り返られた歌だろう。愛子さまは昨年4月に学習院大学文学部日本語日本文学科に入学され、雅子さまは昨年の誕生日に際してのご感想で、母としての思いをこのように綴られている。
「早いもので来年には成人することを思いますと、幼かった頃のことも懐かしく思い出され、感慨深いものがあります。現在は、新型コロナウイルス感染症の影響により、世の中の多くの学生の皆さんと同様に、オンラインで授業を受けながら、新しい分野の勉強に忙しい毎日を過ごし、大学生としての生活を大切に過ごそうと努めているように見えます。愛子には、これからも多くの方からいろいろなことを学びながら、10代最後の年を心豊かに過ごしてほしいと願っています」
愛子さまは12月に成年を迎えられる。皇族方のご成年は佳子さま以来7年ぶりのことだ。来年は「新年祝賀の儀」などへのご臨席のほか、「歌会始の儀」では愛子さまも歌を披露されることになるだろう。今年、政府による「皇女」制度の創設検討はどのような進展を見せるのか。多くの国民が、愛子さまのご成長ぶりとともに見守っている。
◎通常国会 開会式 天皇陛下「国民の信託に応えること切に希望」
2021年1月18日 13時43分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210118/k10012820271000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_059
第204通常国会が18日召集され、参議院本会議場で、天皇陛下をお迎えして開会式が行われました。
開会式は、午後1時から行われ、衆参両院を代表して、大島衆議院議長が「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による深刻な状況に直面し、社会経済の現状はまことに厳しいものがある。速やかな終息に向けた必要な施策を講ずるとともに、国民生活の安定向上に万全を期していかなければならない」と述べました。
このあと天皇陛下が「全国民を代表する皆さんと一堂に会することは、私の深く喜びとするところであります。国会が、当面する内外の諸問題に対処するに当たり、国権の最高機関として、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します」とおことばを述べられました。
開会式は、通常、衆参両院のすべての議員が出席できることになっていますが、新型コロナウイルス対策のため、去年の臨時国会と同じく、出席者は菅総理大臣と閣僚、各会派の代表ら、2割程度にしぼられました。
◎天皇誕生日 一般参賀をことしも見送り コロナ感染防止
2021年1月18日 16時37分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210118/k10012820661000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_027
来月23日の天皇誕生日の一般参賀は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、去年に続いて実施されないことになりました。
皇居では、毎年、新年の1月2日と天皇誕生日に一般参賀が行われていますが、感染拡大の影響で、去年2月の天皇誕生日とことしの新年は、いずれも実施が見送られました。
そして、来月の天皇誕生日の一般参賀についても、感染拡大防止の観点から見送られることになりました。
天皇誕生日の一般参賀が、2年続けて行われないのは初めてのことで、宮内庁は、「天皇陛下が国民から祝賀を受けられる大切な行事なので残念だが、多くの人たちが密集することなど、一般参賀の特殊な状況を考え取りやめることにした」と話しています。
◎両陛下、上皇ご夫妻がご黙祷 阪神大震災から26年
1/17(日) 14:17配信 産経
https://www.sankei.com/life/news/210117/lif2101170028-n1.html
阪神大震災の発生から26年となった17日、宮内庁によると、天皇、皇后両陛下はお住まいの赤坂御所で、長女の敬宮(としのみや)愛子さまとともに黙祷(もくとう)をささげられた。上皇ご夫妻も、お住まいの仙洞(せんとう)仮御所(東京都港区)で、発生時刻の午前5時46分に合わせて黙祷されたという。
◎講書始と歌会始を延期 コロナ感染急拡大で宮内庁
2021.1.8 11:28 産経
https://www.sankei.com/life/news/210108/lif2101080015-n1.html
新型コロナウイルスの感染拡大が年末以降急激に進んでいることを受けて、宮内庁は8日、皇居・宮殿で天皇、皇后両陛下が臨まれる新年の恒例行事「講書始(こうしょはじめ)の儀」と「歌会始の儀」を延期すると発表した。それぞれ12、15日に予定されていた。直近では昭和64年1月の昭和天皇崩御に伴い中止となったことはあるが、延期は秩父宮雍仁親王が薨去した昭和28年以来という。
宮内庁は儀式実施に向けて参列者を絞り、特に歌会始の儀は歌を詠み上げる役がフェースシールドを着用し、アクリル板も設置するなど感染防止対策を示してきた。しかし、その後感染が急拡大していることから延期を決めた。
講書始の儀は両陛下が学界の第一人者から講義を受けられる儀式。今年はノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典氏らを招いていた。歌会始の儀は例年、両陛下と皇族方の詠まれた歌が披露されるほか、全国から選ばれた入選者の歌なども詠み上げられる。
◎歌会始の儀を延期、宮内庁 講書始も
2021年1月8日 11:43 日経
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG081QI0Y1A100C2000000
新型コロナウイルスの急激な感染拡大を受け、宮内庁は8日、皇居・宮殿で15日に予定していた皇室の新年行事「歌会始の儀」を延期すると発表した。12日の「講書始の儀」も延期を決めた。ともに開催時期は未定で、感染状況を見ながら検討する。
歌会始の儀では、天皇、皇后両陛下や皇族方のほか一般から募った和歌が披露される。講書始の儀では、両陛下が年頭に学術分野の第一人者から講義を受けられる。
新型コロナ対策で規模を縮小して行う予定だったが、直近の感染者の急増を受け、両陛下とも相談して延期とした。地方からの参列者がおり、東京への移動を伴うことなどを考慮した。新年行事という性格から、3月ごろまでの開催の可能性を探る。
両行事の延期は、1953年に秩父宮の死去を受けて2月に変更されて以来となる。89年1月の昭和天皇の死去に伴って中止になった例もある。
◎昭和天皇命日 天皇陛下が拝礼 眞子さまは武蔵陵墓地へ
1/7(木) 14:57配信 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/128103
昭和天皇の命日の7日、皇居や武蔵陵墓地で「昭和天皇祭の儀」が行われ、天皇陛下や秋篠宮家の長女・眞子さまなど、皇族方が拝礼された。
皇居の宮中三殿では、昭和天皇の崩御から32年となる7日、「皇霊殿の儀」が行われた。
陛下は、昭和天皇をしのぶお告げ文を読み上げて拝礼され、秋篠宮ご夫妻や次女の佳子さまなど、皇族方も参列された。(以下略)
◎新年祝賀の儀 感染防止対策を徹底して行われる
2021年1月1日 12時57分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210101/k10012792661000.html
元日の1日、皇居では「新年祝賀の儀」が行われ、天皇陛下が「国民の幸せと国の発展を祈ります」などと新年のあいさつをされました。
「新年祝賀の儀」は、年の初めに天皇が皇后とともに、皇族や総理大臣、衆参両院の議長と議員、それに日本に駐在する外国の大使などから新年のお祝いを受ける儀式です。
皇居・宮殿の「松の間」では、午前11時すぎから、天皇皇后両陛下が、皇位継承順位1位の「皇嗣」の秋篠宮さまなど皇族方とともに儀式に臨まれました。
儀式は、参列者を絞り込むなど感染防止対策を徹底して行われ、女性の皇族方は、多くの人たちが厳しい状況にあることを踏まえ、髪飾りのティアラの着用を控えられました。
天皇陛下は、出席した衆参両院の議長や議員らを前に「年頭にあたり国民の幸せと国の発展を祈ります」と述べられました。
午後からは、120の国と地域の大使などが、皇居・宮殿を訪れました。
華やかな民族衣装を身につけた大使などは、順番に両陛下の前に進み出て、新年のあいさつをしていました。
皇居では、毎年正月二日に新年の一般参賀が行われますが、ことしは、感染拡大防止のため実施されず、これに代わる形で、天皇陛下のビデオメッセージが1日から宮内庁のホームページで公開されています。
◎1月1日行事一覧
宮内庁HP
https://www.kunaicho.go.jp/news/gyouziitiran-r030101.html
★お車で皇居に向かわれる両陛下と敬宮愛子様の映像です!
◎新年祝賀の儀 天皇陛下「新年祝い国民の幸せ祈る」(2021年1月1日) テレ朝 12:06
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000202867.html
皇居・宮殿では1日朝から「新年祝賀の儀」が行われています。
天皇皇后両陛下は午前9時半前に皇居に入られました。両陛下は皇族方からお祝いのあいさつを受けた後、菅総理大臣や衆参両議院の議長から祝賀を受けられました。陛下は「新しい年をともに祝うことを誠にうれしく思います。年頭にあたり、国民の幸せと国の発展を祈ります」と述べられました。
皇后・雅子さまや女性の皇族方は感染拡大で多くの国民が苦労していることから、今年はティアラの着用を控えられました。午後からは各国の駐日大使による祝賀行事などが行われます。
◎新年をお迎えになったご一家のご近影(お写真)
宮内庁HP
https://www.kunaicho.go.jp/activity/gokinkyo/newyear/r03-0101-ph.html
◎新年をお迎えになったご一家のご近影(ビデオ)
宮内庁HP
https://www.kunaicho.go.jp/activity/gokinkyo/newyear/r03-0101-mov.html
◎疫病退散の赤ベコを並べられ… 新型コロナで別々に撮影された新年天皇ご一家映像公開
1/1(金) 0:01配信 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/126038
新年を迎え、天皇ご一家の映像が公開された。
宮内庁が公開した映像では、天皇皇后両陛下と長女の愛子さまが、お住まいの赤坂御所で、2021年の干支、牛にちなんだ工芸品を机に並べ、談笑されている。
皇居内にある三の丸尚蔵館に所蔵されている工芸品で、昭和天皇の干支の牛と、香淳皇后の干支のウサギの一対の置物もあり、陛下は、福島県会津地方の民芸品、赤べこが疫病退散の縁起ものであることなどを説明されていたという。
また、上皇ご夫妻は仮住まい先の港区・高輪の仙洞仮御所で、秋篠宮ご一家は赤坂御用地の東邸で、それぞれ歓談されている様子も公開された。
これまでは、新年に合わせ、両陛下のお住まいにご家族揃って集まる映像が公開されてきたが、新型コロナウイルスの感染のリスクを考慮し、別々に撮影されたという。
皇居・宮殿では元日、感染拡大防止のため、参加人数を絞るなど規模を縮小したうえで両陛下が秋篠宮ご夫妻や菅総理大臣などから新年の挨拶を受けられる「新年祝賀の儀」が行われる。
例年1月2日に行われる「新年一般参賀」は、今年は実施されず、陛下は新年にあたりビデオメッセージを寄せられる。
◎「皇室が近づいた」 両陛下ビデオメッセージに―皇居周辺
2021年01月01日20時41分 時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021010100265&g=soc
天皇、皇后両陛下が新年のビデオメッセージを公表された1日、皇居周辺を訪れた人たちからは「新しい形。皇室が近づいた」などの声が聞かれた。
東京都港区の会社員女性(62)は「令和という新時代にメッセージの出し方も変わっていい。身近に感じられ、一般参賀では聞けない皇后さまの声も聞けてよかった。これからもチャレンジしてもらいたい」と感想を語った。
「朝から元気になった。必ずいい年になるだろう」と話すのは、世田谷区の会社員、福田輝光さん(55)。毎年、元日には皇居周辺でランニングしており、「今年は車も人も少なくて寂しい。それだけによかった」と笑顔で語った。
新宿区の会社員木下璃香さん(27)は、新型コロナウイルスの感染拡大がなければ、昨年に続いて一般参賀に訪れるつもりだったという。「終息を願う気持ちが伝わった。改めて自身も気を付けなければならない」と気を引き締めた。
◎天皇陛下 新年のビデオメッセージ 宮内庁が公開
2021年1月1日 5時30分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210101/k10012791561000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_038
元日のきょう、天皇陛下は、新年にあたってビデオメッセージを出し、新型コロナウイルスに直面する人々への思いを述べられました。
天皇陛下の新年のビデオメッセージは、ことしの新年一般参賀が、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため実施されないことに伴うもので、午前5時半に宮内庁が公開しました。
この中で、冒頭、天皇皇后両陛下が、それぞれ新年のあいさつをされています。
続いて、天皇陛下が、去年7月の豪雨災害の被災者や新型コロナウイルスで家族を失った人たちに寄り添う気持ちをあらわしたあと、コロナ禍における医療関係者をはじめ多くの国民の努力や苦労に対する感謝の気持ちを述べられました。
そして「私(わたくし)たちの日常は大きく変わりました。仕事や住まいを失うなど困窮し、あるいは、孤独に陥るなど、様々な理由により困難な状況に置かれている人々の身の上を案じています」と続けられました。
このあと天皇陛下は、人類が疫病や自然災害に見舞われる度に、団結力と忍耐をもって試練を乗り越えてきたとした上で「今、この難局にあって、人々が将来への確固たる希望を胸に、安心して暮らせる日が必ずや遠くない将来に来ることを信じ、皆(みな)が互いに思いやりを持って助け合い、支え合いながら、進んで行くことを心から願っています」と述べられました。
そして「感染症が収まり、再び皆さんと直接お会いできる日を心待ちにしています。今年が、皆さんにとって、希望を持って歩んでいくことのできる年になることを心から願います」と話されました。
ビデオメッセージでは、最後に皇后さまも「この冬は、早くから各地で厳しい寒さや大雪に見舞われています。どうぞ皆様くれぐれもお体を大切にお過ごしいただきますように」と言葉を添えられました。
天皇陛下と皇后さまが、国民に向けたビデオメッセージでおことばを述べるのは初めてで、7分近くにわたるメッセージのほとんどが、新型コロナウイルスに直面する人々への思いを語られたものとなりました。
◇天皇皇后両陛下 ビデオメッセージに込められた思いは
天皇陛下の新年のビデオメッセージは、「団結して苦難を乗り越えてほしい」という国民への一貫した思いを、改めて述べられたものとなりました。
側近によりますと、天皇陛下は、国民一人ひとりと目線を合わせて直接話しかけるような形にしたいと、用意された文面に目を落とすことなく、終始カメラを見据えて収録に臨まれたということです。
また、ビデオメッセージに皇后さまも加わることについては、両陛下で決められたということで、新年一般参賀では天皇陛下とともに皇后さまなど皇族方も並び立たれることから、両陛下で並んでいる姿をお見せしたいというお気持ちからだということです。
◎陛下が新年ビデオメッセージ 皇后さまも
1/1(金) 6:02配信 日テレ
https://www.news24.jp/articles/2021/01/01/07795739.html
◎天皇陛下の新年ビデオメッセージ:記者解説
1/1(金) 5:42配信 日テレ
https://www.news24.jp/articles/2021/01/01/07795737.html
◎天皇皇后両陛下が新年のメッセージ
1/1(金) 6:47配信 TBS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4162982.html
◎天皇陛下がビデオメッセージ「互いに思いやりを」
1/1(金) 6:49配信 テレ朝
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000202848.html
◎新年ビデオメッセージ(令和3年1月1日)
宮内庁HP
https://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/86#276
天皇陛下
皆さん新年おめでとうございます。
皇后陛下
おめでとうございます。
天皇陛下
今年の正月は,新型コロナウイルス感染症の感染拡大により,残念ながら一般参賀の場で皆さんに直接お話をすることができなくなりました。そこで,今回は,ビデオで新年の御挨拶をしようと思います。
振り返りますと,昨年7月に,豪雨により多くの尊い命が失われたことは痛ましいことでした。御家族を亡くされた方々や,住む家を無くし,仮設住宅などで御苦労の多い生活をされている方々の身を案じています。
この1年,私たちは,新型コロナウイルスという,今の時代を生きる私たちのほとんどが経験したことのない規模での未知のウイルスの感染拡大による様々な困難と試練に直面してきました。世界各国で,そして日本でも多くの方が亡くなり,大切な方を失われた御家族の皆さんのお悲しみもいかばかりかと思います。
そのような中で,医師・看護師を始めとした医療に携わる皆さんが,大勢の患者さんの命を救うために,日夜献身的に医療活動に力を尽くしてこられていることに深い敬意と感謝の意を表します。同時に,感染の拡大に伴い,医療の現場がひっ迫し,医療従事者の皆さんの負担が一層厳しさを増している昨今の状況が案じられます。
また,感染拡大の防止のために尽力されている感染症対策の専門家や保健業務に携わる皆さん,様々な面で協力をされている多くの施設や,国民の皆さんの努力や御苦労も大変大きいものと思います。
この感染症により,私たちの日常は大きく変わりました。特に,感染拡大の影響を受けて,仕事や住まいを失うなど困窮し,あるいは,孤独に陥るなど,様々な理由により困難な状況に置かれている人々の身の上を案じています。感染症の感染拡大防止と社会経済活動の両立の難しさを感じます。また,感染された方や医療に従事される方,更にはその御家族に対する差別や偏見といった問題などが起きていることも案じられます。その一方で,困難に直面している人々に寄り添い,支えようと活動されている方々の御努力,献身に勇気付けられる思いがいたします。
私たち人類は,これまで幾いく度ども恐ろしい疫病や大きな自然災害に見舞われてきました。しかし,その度に,団結力と忍耐をもって,それらの試練を乗り越えてきたものと思います。今,この難局にあって,人々が将来への確固たる希望を胸に,安心して暮らせる日が必ずや遠くない将来に来ることを信じ,皆が互いに思いやりを持って助け合い,支え合いながら,進んで行くことを心から願っています。
即位以来,私たちは,皆さんと広く接することを願ってきました。新型コロナウイルス感染症が収まり,再び皆さんと直接お会いできる日を心待ちにしています。
そして,今年が,皆さんにとって,希望を持って歩んでいくことのできる年になることを心から願います。ここに,我が国と世界の人々の安寧と幸せ,そして平和を祈ります。
皇后陛下
この1年,多くの方が本当に大変な思いをされてきたことと思います。今年が,皆様にとって少しでも穏やかな年となるよう心からお祈りいたします。
また,この冬は,早くから各地で厳しい寒さや大雪に見舞われています。どうぞ皆様くれぐれもお体を大切にお過ごしいただきますように。