BMWのF30が入庫いたしました。今回は当社にて車検のご依頼を頂きましたが、最近気になりだしたフロント足回りからの異音について対策と、エンジンマウントの交換をさせて頂きます。
オーナー様は以前にBMWチューナー『AC Schnitzer 』のサスペンションに交換をされており、交換後15.000kmほど走行されたとのことですが、今回はフロントのアッパーマウント・ダストブーツ・バンプラバー・スプリングシートを交換させて頂きます。
交換するにあたりサスペンションをばらしてみるとショック本体のピストンロッドのキズがあることを分かります。その部分は常用ストローク域で光沢が出てくる部分となります。オイルは洩れていないようですがショック内部にはオイルと窒素ガスが封入されています。よってそのキズをきっかけにオイルが滲んくることもで性能が急速に低下する場合があります。今後オーバーホールが必要となる旨をオーナー様にお伝えしなければなりません。
以前シュニッツァーのサスペンションキットに交換された際、社外品のパーツが使われていたので、交換するパーツは全て純正品にて交換をさせて頂きます。
エンジンマウントも純正品にて交換をさせて頂きます。交換前の取り外したマウントと比べると全長が縮み、かなり劣化していることが分かります。もちろん交換後はエンジンの振動は吸収されるようになりますが、それ以外にまた違った異音があり調べてみると、インタークーラーのボルトが外れていたことが判明あちらこちらからの異音が不協和音となり、不快感を与えておりましたがこれにて一件落着とです