Ｏ２センサー交換

　Ｍ≠aＥＮＺ Ｗ２０９ ＣＬＫ２００のメーター内にエンジンチェックランプが点灯、すぐに見てほしいとのご依頼を頂きました。



　車両をご自宅でお預かりをして車を走らせると、ご指摘の通りエンジンチェックランプが確かに点灯しかしそれ以外にもブレーキングのたびに、ブルブルとハンドル・車体に振動を感じます。試しに少しスピードを出してブレーキを踏んでみると、恐ろしいほどの振動が車全体を襲います。会社へ到着すると丁度ブレーキローターの在庫があり、お客様にご相談すると交換してくれとのこと



　そして次にはエンジンチェックランプの原因を調べるため、テスターにてにて診断をしたところ、Ｏ２センサーの異常を検出。通常Ｏ２センサーは触媒を挟んで上流側と、下流側の２個ありほぼ上流側を交換すればほとんどの場合良いのですが、今回は上流・下流共に交換の必要があるようです。



　このＯ２センサーは純正部品で７～９万円２個で１６万円もしてしまうようなパーツです。しかし中身はＢＯＳＣＨ製であり、ボッシュからも汎用タイプのＯ２センサーが出ており、これにすれば一個わずか２万円ほどで済みます。しかし今回上流側が汎用品での適合が無く、同じボッシュ製でもベンツ専用品となり、カプラーが専用品になっただけでプラス３万円と、大変高価なものとなってしまいますそれでも純正と比べればかなり安いのですが･･･



　Ｏ２センサーの交換が終わったところで、最後にテスターをつないでＯ２センサーの波形をチェックします。交換までは特に上流側では全く動いていませんでしたが、交換後は上下ともにちゃんと働いているのが分かります０２センサーに支障がでるとＥＣＵは正しい信号が送られず、燃焼状況が把握できずに"セーブモード"呼ばれる燃料増量状態になり"エンジンチェック"のランプが点灯します。またこの症状としては、アイドリング不調、不完全燃焼により排気ガスが黒いススが出たりして燃費も悪くなります。