昨日はロックTシャツを通販サイトに追加。
その中のこの2枚を見てちょっともの想い。
TEMPLE OF THE DOG(上)とMOTHER LOVE BONE(下)。
非常に関係性の強いこの2バンド。
そして、2017年を振り返るうえで避けては通れないあの出来事。
今日はそれらを中心にちょっとばかし書かせていただきます。
ここ数年、ビッグなミュージシャンの訃報が続いていましたね。
まさに時代の終わりを告げるような衝撃的な悲しみの連続。
そんな中、今年2017年におとずれたあまり辛すぎる別れ。
SOUNDGARDENのクリスコーネルの死。
個人的にこの訃報は堪えました。
いまだに受け入れられてない感じもあります。
正直ほかの誰の訃報よりも辛いものでした。
SOUNDGARDENは所謂オルタナ/グランジ勢の一角として、
NIRVANA、ALICE IN CHAINS、STONE TEMPLE PILOTSなどとともに、
アングラだったシーンをメインストリームへ押し上げた存在。
しかし、それらのバンドは立て続けにフロントマンを失ってます。
カートコバーン、レインステイリー、スコットウェイランドほか。
(スコットウェイランドのみバンドを離れた後に死去)
ロックミュージシャンには破滅的なイメージがあるのは確かで、
不謹慎ですが、いつも死がよぎるイメージに魅力があったり。
そんな儚さに一種のカリスマ性を感じてしまうものです。
ただ、クリスコーネルにはあまりそれを感じなかったんですよ。
もっと屈強なメンタルの強さを感じさせるというか。
盟友の魂を受け継いでさらに強く進んでいっているというか。
そんな印象だったので、彼の死は本当に衝撃的でした。
クリスコーネルの出身はワシントン州シアトル。
あのジミヘンドリクスの生誕地であり、
80~90年代のグランジブームにより、
オルタナロックの聖地として知られる街です。
そこで1984年にSOUNDGARDENは結成されます。
同時期にはMELVINS、GREEN RIVER、SKINYARDなどが活動。
派手なパーティロック・ヘアメタル全盛の時代にありながら、
アングラで沸々と湧き上がるシアトルのロックシーン。
そこにとある革命的なバンドが誕生します。
それがMOTHER LOVE BONE。(画像右下)
GREEN RIVER、SKINYARDのメンバーに加え、
MalfunkshunのVoアンドリュー・ウッドが合流。
シアトルのその時代を象徴するスーパーバンドの誕生。
バンドは瞬く間に話題になりメジャーデビュー。
ライブ活動で着実にファンを増やしていき、
1990年には待望の1stフルアルバムも完成。
まさにシアトルの未来を背負って立つバンドとなります。
が、アルバムのリリース直前に悲劇が起こります。
Voアンドリュー・ウッドがオーバードーズで死去。
その後1stフルアルバム「APPLE」はリリースしたものの、
ウッド無き今存続は不可能と判断し、同年バンドは解散。
そして、残されたメンバーはウッド追悼のためにバンドを結成。
MLBのジェフアメンとストーンゴッサード、
MAD SEASONのマイクマクレディ、
SKINYARD/SOUNDGARDENのマットキャメロン、
そして、Voにはウッドの盟友であったクリスコーネル。
結成されたバンドの名はTEMPLE OF THE DOG。
翌年1991年に「TEMPLE OF THE DOG」をリリース。
シアトルのオルタナシーンの幕開けともいえる名盤になります。
そして、この作品にはコーラスとして参加した人物がいます。
それがエディヴェダーです。
TEMPLE OF THE DOGは限定的なバンドだったため、間もなく解散。
その後、エディヴェダー・ジェフアメン・ストーンゴッサード・マイクマクレディの4人は、TEMPLE OF THE DOGでの共演がきっかけでPEARL JAMを結成するのです。
あれから26年経った今もPEARL JAMは第一線で活躍しています。
まさにその活躍の裏には仲間との深い絆があったのです。
ちょうど昨年の今頃、
TEMPLE OF THE DOGが25周年を記念して奇跡の再結成を果たし、
本国アメリカで数回限りのリユニオンライブを行いました。
その時のフルライブが動画として残っているのですが、
ウッドを想い熱唱するクリスコーネルの姿も確認できます。
見るたびにこみあげてくるものがありますね。
なんだかうまくまとまりませんが・・・
もう一度だけクリスコーネルの雄姿を観たかったです。
今は先立った仲間たちと楽しくやってるのかな。
クリスコーネルとMOTHER LOVE BONEとTEMPLE OF THE DOG。
その後のロックシーンに多大なる影響を及ぼした3者。
これからもいちファンとして、愛聴していこうと思います。
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