古着屋GREEN HEAVEN日記「OUT IN G.H.」

YOUTH GONE WILDな奴ら!

毎度おなじみ流浪のコーナー、GH的音楽レビューです。
本日ご紹介するのは・・・「SKID ROW」です。

アメリカ・ニュージャージー出身のロックバンド。
1989年に同郷のBON JOVIのサポートにより華々しくデビュー。
自分にとっては比較的にリアルタイムで鳴っていた音でしたので、
けっこう好きで良く聴いていました。ライヴも行ったなぁ。

ま、BON JOVIのサポート(後に決裂)ということもありましたし、
長髪・ピタパン・カットオフTシャツなど80年代的ダサさ、
そういう面などからもMOTLEY CRUE・RATTらに代表される
LAメタル(80年代に流行った派手で下世話なメタルの総称)
などのBAD BOYS系メタルの括りに含められていた感は否めず、
正直、敬遠されてしまう事もあったかもしれませんね(笑)

でも、そんな80~90年代初頭までの典型的なメタルシーンの中でも、
この「SKID ROW」だけはちょいと異色な存在にも感じていました。
当時は漠然と感じていただけでしたが、今聴けばその要素は一聴了然。
それは紛れもなく「PUNK・HARDCORE・THRASH感」でしょうね。
その荒々しいストリート感、ガレージ感、疾走感が、
同列されていたバンドと一線を画す要素だったのでしょう。
・・・その証拠にRAMONESのPSYCHO THERAPYはライヴの定番曲。
・・・BaのレイチェルボランはよくRAMONESのTシャツ着て演奏してた。

それに加えて3rdの「Subhuman Race」では縦ノリ感も増してきて、
オルタナロックやヘヴィロックとも云えるグルーヴ感が溢れてました。
代表作品とはいえ、ハードロック感が強く残る1st2ndよりも
グルーヴ重視で暴れまくる3rdの方が好きだったりもします。

あとはフロントマン・セバスチャンバック(画像右下)のカリスマ性かな。
破天荒なバズ(愛称)の暴れっぷりが好きでした。
切れて客にビン投げつけたり、風呂嫌いで不潔だったり(笑)
でも彼の声は素晴らしく、静と動を見事に歌い分けるVoでしたね。
しかし、メンバー間の不仲から90年代後半にバンドから脱退。
今は音楽活動やミュージカル(意外!)なんかも頑張ってるらしい。
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このライヴ、リアルに会場にいました(笑)
ほんとはもっと違う曲が良かったけどこれしか発見できず・・・。

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