Born Free

困るんは…


仕事を待ってた時のコト。

書類の入ったファイルが無造作に
パソコンの上に置かれてた。
明らかに、置き忘れてたんが理解った。

そうとは理解ってたケドも
敢えて様子を見乍ら静観するコトにした。
ちなみに、その書類はワシが持ち出したい
仕事の書類やった。

ちょこっとしたら
席を離れてた社員さんが戻って来たさかいに…

「コレって廻してええ書類ですか?」

っちゅう風に、失礼の無い様に気を遣い乍ら
聞いてみたんやケドも、帰って来た答えが…

「僕知らないですんで、◯◯係長に聞いて下さい。」

ワシはただ、あんたが悪い!
っちゅう意味で聞いたワケや無い。

ワシとしてはただ、聞いたら調べ位はしてくれる…
っちゅう風な流れになってくれるコトを
些か狙ってのコトやっただけにかなり憤慨した。

暫くして、◯◯係長が登場。
このヒトが書類を放ったらかして席を離れたんは
なんとなく判明ってたんやケドも…
ワシとしては、時間も押し迫ってたし
本人に対しての"逃げ道"を作る為に
敢えて、別のヒトに聞いたつもりやったんやケドも…

このヒトの態度に、さらに憤慨した。

「コレ、廻してええんですか?」
「………あっ、ああ。」
「廻しますよ!」

詫びのコトバ?
そんなモンはこの職場にはそうやら
存在せん様である。

みんながみんな…

「私は知りません。」

そんなんで、赤の他人である顧客は
仕事を信頼して任すコトが出来るんやろうか?

収益が上がるワケが無い。

云うときますが、困るんはワシや無い!
最終的に、その会社に雇用されてる…

あなたがた!

…なんと、ちゃうやろか?

ワシ、間違うてまっか?

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