Born Free

"酷道"


大阪に住んで乍ら…

「いつか行ってみよかなぁ…」

っちゅう風に思い乍らも未だに足を踏み入れて無い道がある。

中学生の時、一緒に通学してた友達が
自転車好きで、ロードサイクルを手に入れた時に…

「いっぺん、"くらがり"走ろうと思てなぁ。」
「オレは独りで夜道チャリは走りたないなぁ。」
「その"くらがり"やないわい!」

今、思たらなんと間抜けな発言…っちゅう風に思う(爆)。

その後、ワシは出身中学校から独りで出身高校に入学。
その友達とも疎遠になってしもた。

その高校生の頃、ガッコに隠れて原付免許を取った
クラスメート複数でその道のハナシをしたコトがある。

「みんなで"くらがり"越えよかぁ?」
「アホ! 原チャやったら焼き付くわい!」

そんな会話をしてた横で、やっぱピンと来んまま
そのハナシを"ボケ~っ"と聞いてた。

今日の夕方、テレビでその道が出て来た。

「この道はなぁ、おばあちゃんが荷物と一緒に…」
「この道を見たら、おばあちゃんを思い出すんや。」

おかんがハナシをしてくれた。

ぢつは、おばあちゃんが在りし日に
そのハナシを聞いたコトがあった。

寺田町から生駒まで疎開した時のハナシである。

まだ幼いおかんを先に疎開先に引き取って貰い
おばあちゃんは引っ越しの貨物と共に寒い日に
牛車で"くらがり"を"越えた"そうである。

"越えた"

その道、"暗峠"。

大阪府東大阪市と奈良県生駒市を結ぶ
"国道308号線"として、存在する勾配のキツい峠道である。

実際、生で見たコトが無いケドも
東大阪市の東の端辺り、石切駅周辺でも
かなり勾配がキツいさかいに、そのエグさは想像が出来る。

ばあちゃんから聞かされたハナシや
高校の時にしてた、他愛無い単車談義を思い出した。

せやケドも、この道は行くんやったら
原点に還ってやっぱ、原付か原付二種(125ccまでの単車)で
出来たら行ってみたい。

情けないハナシやケドも、今の単車で行くのは
ネットとかで色々調べる限りやと、かなりキツいらしい。
行ってみてアカンかったらやめときゃぁええんやケドも…(苦笑)

せやケドも、単車に乗り出した時のあのキモチを
もういっぺん思い返してみたいなぁ。

いつか、行ってみたいと思う。

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