弱さとプライド9

2009-12-13 11:05:14 | 正しく愛す
今後タイトルは変更するかもしれませんが、引き続きプライドをテーマに、
社会生活の中で起きる様々な摩擦、衝突の起因は人のプライドであろうこと、
したがって、人のプライドのあり方を議論することは、
根源的問題解決に役立つであろうこと


まぁ・・・独善的といえば、そうなんですが、自分だけのメモとか備忘録とか



さて、前回「弱さとプライド8」で、優越感と劣等感について少し触れましたが、
この優越感と劣等感をもう少し、しつこく考えて・・・

「成熟した優越感」「成熟した劣等感」
という言葉を思いつきましたので、この言葉を育ててみましょう。

発生的な優越感・劣等感は、対人関係の快・不快の学習であって、
種の保存に直接かかわる生存本能ではないという認識で。

「人は社会的動物であって、良い対人関係を維持しようという意思を持つ」ということを前提とするならば、
・受動的な立場で、快・不快の動機で優越感・劣等感に基づく言動をする
・能動的な立場で、対人関係の調和を優越感の合目的とする言動をする

優越感・劣等感は二段階の構造で
前者は、誰にでもあるベースの一段目、
後者は、社会的に成熟した段階の思考で、対人関係の調和によって社会的な信頼や結果としての地位・名誉、家庭、収入などが得られている。
この調和は能動的な意思があって得られるので、これを得る能力には優越感が形成される。そしてそれは螺旋的に発展する。・・・というイメージである。

これを「成熟した優越感」とする。


「成熟した劣等感」は・・・次回に考える^^