我ながら、なかなか面白い人生歩んでんじゃないかと思っています。
ぐうたらな高校生活から、車の整備工の専門学校に行こうか、建築の専門学校に行こうか。
近いからって理由で「町田デザイン専門学校」の建築科インテリアデザイン専攻に入り、結局「電車通勤とか嫌だな~、設計士なんかムカつくし」と幼馴染の家がやっていた工務店に入り10年。
仕事がすこしずつ分かるようになってきて「自分が思うがままにやりたい!」と駄々っ子全開の大工は独立を夢見てね。
ほぼ8割「そんな甘いもんじゃねえから、辞めた方がイイ」って言われて、でも「俺より脳みそが無い奴の言葉は響かないよ(皆さんごめんなさい)」と「設計と施工を全部俺がやったるぜ」とバカは31歳で独立しまして、一発目から「つぶれるんじゃないか?」と思う最悪で最高のスタートを切り、いきなりお金の大変さを知りまして。
友達の家を本当に自由に話し合いながら作る事が出来て、そこから本当のスタートラインに着いた、そんな感じでした。
あっという間に10年経ちまして「一人で飯食えればいい」と思っていたのも今や昔。
手伝ってくれるメンバーも増えてきて、さらに楽しくなっている。そんな今日この頃でございます。
独立したてた頃、建築雑誌を手に取ってペラペラめくって、あれやこれや眺めていてね。
いつか俺もこの人たちに頼まれるようになりたい。この人たちにやって欲しいと思ってもらえる人になりたい。そんな希望をもってスタートしていました。
頼んでくれるお客さんの後ろに、いつも邪念たっぷりで望んでいたのです(笑)
悔しい時も、頭を下げに行くときも、必ず「いつか」と大きくなりたい自分を想像して動いていましたし、きっとこれからもそうでしょう。
だって、まだまだへなちょこだもん(笑)
自分がどのくらい頑張っていたのか、そろそろ分かり始める10年目。
私はちゃんと歩んできたのか。
サボってなかったか。
我ながら、楽しい人生だな。
そんなことを最近思うのです。
独立したての牙は抜け落ち、すっかりおじさんになったな~と思うのです(笑)
さて、楽しい50歳の為に次の10年頑張ろう。