名古屋の白ウサギ・1964年生・

自称、宗教家・宗教家は、職業ではなく「生き方」です。
職業・会社員

三島由紀夫 曰く

2012-11-02 | 思う事


三島由紀夫 著 『三島由紀夫評論全集』 4巻 「川端康成氏再説」の一節


無神論も、徹底すれば徹底するほど、唯一神信仰の裏返しにすぎぬ。

無気力も、徹底すれば徹底するほど、情熱の裏返しにすぎぬ。

近ごろはやりの反小説も、小説の裏返しにすぎぬ。



若い頃

私は、無神論者を軽蔑していた

神を信じない人間は

人格に何らかの欠陥があり

魂の霊的レベルの低い人間であると決め付けていた


でも、今はそうは思っていない


多くの人間を観察してきて思う事だが




人望や、人徳、実績は

神を信ずる、信じない

とは無関係に思える




人間の堕落や腐敗は

神を信じる、信じない、という事に対して

決定的な因果関係はないように思える・・・


四つのタイプに分類するなら


① 神を信じていて 信仰心が強く、奉仕の精神が旺盛で、他人に幸福を与える人。


②  神を信じているにも関わらず、犯罪を犯す人、他人に迷惑をかける人

   利己主義な人、他人に不快感を与える人、人を不幸にする人



③  神を信じていないが奉仕の精神をもち、他人に幸福を与えるひと。


④  神を信じていなくて、犯罪を犯したり、他人に迷惑をかける人、

   他人を不幸にする人



この中で一番罪の重い人間はどのタイプだろう?


私は


②  神を信じているにも関わらず、犯罪を犯す人、他人に迷惑をかける人

   利己主義な人、他人に不快感を与える人、人を不幸にする人


だと思っている


こういう人を何人か見た事がある

私の一番嫌いなタイプの人間である


ならば一番立派な人は?


① と ③ のタイプだと思う


特に、③ の

神を信じていないが奉仕の精神をもち、他人に幸福を与えるひと。

こういう人は人間味があって

私の目から見て好感が持てる

実に魅力的

神仏を否定する人の話や

「 あの世 」を否定する人の話は

興味深く 面白い

そういう話をする人が

立派な人であればある程、頼もしく思えてならない














コメント
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