名古屋の白ウサギ・1964年生・

自称、宗教家・宗教家は、職業ではなく「生き方」です。
職業・会社員

弱い時こそ強いのです・・

2024-05-23 | 思う事


人間が根本的にもつ苦しみを

仏教では

四苦八苦と呼ぶ


 生まれて来たこと

 老いる事

 病気になること

死ぬ事



この 生 ・老 ・病 ・死  
を ‘ 四苦 ‘と呼ぶ



さらに4つの 苦 を加える

 愛別離苦(あいべつりく) -
愛する者と別離すること

 怨憎会苦(おんぞうえく) -
怨み憎んでいる者に会うこと

 求不得苦(ぐふとくく) -
求める物が得られないこと

五蘊盛苦(ごうんじょうく) -
人間の肉体と精神が思うがままにならないこと

これをすべてひっくるめて 

 四苦八苦   という

仏教でいう ‘ 苦 ‘ とは

必ずしも「苦しみ」を意味している
訳ではないようだ、

仏教で言う 「 苦 」 とは

「 自分の意思で思うようにならないこと 」

という意味を含むようである。



生老病死 
確かに自分の意思ではどうにもならない



私ももうすぐ60歳になる

若いころは 老 などという
事は考えた事もなかった

言葉の意味すらサッパリ分からなかった

今の自分の肉体や能力は
永遠であるかの如き妄想をもっていた

年を重ねるごとに

体力は低下し

視力は落ち

髪は薄くなり

腰は弱くなり

好奇心や意欲は衰え

記憶力も衰えた

「 自分の意思ではどうにもならない事 」

とはどういうことなのか・・・
だんだん分かってきた



でも、「自分の意思ではどうにもならない事 」
があると言う事を
前向きに受け止める事で

それが 強さ になることもり得ると思う。

「 自分の意思ではどうにもならない事 」
を素直に受け入れる勇気こそが、
強さに繋がる道であると感じる。



私が30代の頃、私と同じ職場で働いていた 
Mさんを思い出す。

Mさんは当時58歳で定年間近だった。

Mさんは強靭な肉体の持ち主だった。

勤続40年間、一度も病気で欠勤したことがない。

恐ろしくタフな肉体の持ち主だった。

こういう人間は、
人の苦しみが分からない。



部下や後輩が病気で止むを得ず欠勤すると

 お前!!! それでも社会人か!!! 

と・・怒鳴りつけた。

Mさんは全く病気をしない人間である。

仮に、風邪を引いて高熱が出ても、
何の支障もなく肉体労働が出来る怪人だった。



化け物のように強靭なMさんにからすれば、
体調を崩して会社を休むなどという行為は全く
理解出来ない行為 であった。

Mさんは他人から尊敬される人間ではなかった。

Ⅿさんの知的能力は極端に劣っていた。

理論立てて話をすることが出来ず、
語彙が少なく、
物事に対する認識が、あまりに 
単純で、ひとりよがりで、
浅はか な人だった。

 〇〇は風邪をひかない・・

と言う言葉があるが、
多くの人から陰で囁かれていた・・

 Ⅿさんの事を指す言葉だ・・・



それでも、Ⅿさんは係長の地位だった。

Ⅿさんは自分より格下の人間に対しては
横暴な態度だった。

Ⅿさんは上役や権力者に対しては
絶対従順の人間だった。

上司から何を言われても 
イエス と答える・・

イエスマンだった。

まさに・・
悪い意味でのサラリーマンの鏡であった。

 Ⅿさんの末路は・・・・・??

下衆な話はしたくないので、
ここからは想像にお任せします。



私が好きな聖書の言葉

 弱い時こそ強いのです 











 





コメント
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