グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

キラキラお目目

2009年06月27日 | 
チャスジハエトリのオスです。
漆黒のつぶらな瞳が濡れた黒曜石のように光っています。
このお目目がたまりませ~ん。
なんてかわいいんでしょう!!

ハエトリグモの仲間は網を張らずに徘徊して獲物を探すため、目がよく発達しています。
カメラを近づけると「!?ナニ!?」とばかりにこちらを見上げてきます。
その仕草が大好きで、見つけると写真を撮らずにはいられません。

ときにはカメラに飛びついてくるお茶目な面も見せてくれます。

動き方もまるでゼンマイ仕掛けのおもちゃのようで、ついつい指でつついてしまいます。
ごめんね~。

ハエトリグモというとその名のとおり、ハエを専門に捕っている家の中にいるクモ・・・というイメージをお持ちのかたも多いでしょう。
もちろん家の中でもしょっちゅう目にします。
特にこのチャスジハエトリは家の中にいるハエトリグモの代表ですね。

しかし野外のほうがもっともっとたくさんのハエトリグモがいるのです。
日本産ハエトリグモは180種にも及ぶというのですから驚きです。

今日は鳥を見に行った林道でマミジロハエトリを見つけました。
葉っぱの上にいた彼は(色や模様の違いからオスメスがわかります)狙いを定めて自分の体の何倍もある距離を軽々と跳んでみせたのです。
ちょっと感動しますね。

わずか10数ミリの体には大きなパワーが秘められているのです。
その力で獲物を狩るんですね。

小さな生き物ですが、その存在に気付くとまた違った世界が見えてきます。




こちらはチャスジハエトリのメス。




やっぱり・・・




かわいいねぇ!!(笑)




  がんま
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