グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ウミネコ幼鳥

2020年03月11日 | 
先月25日に波浮(はぶ)へミツユビカモメを撮りに行ったときに見つけました。





ウキの付いた釣り糸がクチに絡みついています。

そして一昨日の岡田(おかた)で。

25日に見たウミネコ幼鳥で間違いないでしょう。
心なしか元気がないように見えます。

少し離れたところには仲間がたくさんいます。




けれど仲間のところには行かずに。

歩いて、

またうずくまりました。

なんとかしてあげたい気持ちはありましたが捕まえる手段もないしきっと人が近付けば飛んで逃げるでしょう。
実際このあと一人の人が車で近くまで行きましたが降りた途端に飛びました。
何かの拍子に外れることを祈ります。

がんま
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巨木の森と椿園

2020年03月10日 | ツアー
森林インストラクター先輩のKさんとの2日目ツアーは、朝から雨でした!
 
Kさんのリクエストは「地層大切断面」と「巨木の森」と「椿園」
で、地層を見た後、久しぶりに薬師堂の巨木たちに会いに行きました。
 
相変わらず迫力のあるスダジイの根っこたち。
 
土手の上から3m近い根を伸ばし、再び地面に入っているのがすごいです!
 
雨にしっとり濡れた御神木のスダジイ。(大きすぎて下の方しか写真に入りません(^◇^;)
風格があって、見るたびにほれぼれします
 
春の花たちも咲き始めました!
ハチジョウキブシが所々で目立ちはじめ…
 
シキミの花も満開でした😀
 
イズノシマダイモンジソウの花が、散らずに待っていてくれました。
伊豆大島らしい花を、見ていただけて良かったです!
 
ご希望の「椿園」は、久々に「椿花ガーデン」さんを訪ねました。
社長の山下さんは最近土壌の微生物を勉強されているとのこと。
園内には「土壌改良をしています」の看板が。
看板には「森の中の土壌こそ最善とする考えより穴の中に無駄なゴミとして扱われた有機物である葉や小枝・花・雑草を敷き込み、堆積させることにより膨大な微生物が発生し、有機物を分解した理想的な森の土壌を再生します。膨大な微生物は病原菌の広がりを押さえこみ、窒素の固定化に役立つとも言われ、世界的にも美しい椿園と評される作業の一つです」と書いてありました
 
確かに以前行った時よりも、花や葉や小枝を入れる“穴”が増えていました😀
椿への愛情が感じられて、とても居心地が良いです😀
 
「椿は花だけではなく、葉も生き生きとして元気でないと!」という山下さんの言葉どうり、生き生き元気な椿たち。
 
落ちた椿の美しさも、紹介してくれています😀
Kさんは、山下さんのお話とともに、椿花ガーデンの美しさに感動したようで「1日いたい」とおっしゃっていました。
 
最後に山下さんとKさんとで記念撮影。
常に探究心とチャレンジ精神を保ち続ける「人」の存在が、伊豆大島を輝かせてくれる気がします。
 
お客様のリクエストのおけげで、様々な出会いや学びの機会をいただいていることに感謝💕
ありがとうございました!
 
(かな)
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歩いてきました

2020年03月09日 | 今日の大島
有る日の事

山へ行くぞ!とソロでお出かけ
でもここまで車で


排水溝で気になる事が(網は私が移動したものではありませんよ)

島の春にはすご~くカエルの卵が産卵されているはず が  無いですね
何で? ミミズが何匹が居る ミミズって水の中でも住んで いないよね。なので水に流されてきただけ

道に落ちている物も気になる

これはオオバヤシャブシの雄花穂 でもちょっとコロコロで小さいな

あ!これ

このぐらいの大きさがいつも見るもの
パッと見 芋虫にそっくりなのです 嫌いな人はごめんなさいね

やっと山道の入り口に来ました。キョンのおかげで入り口は綺麗(ある年はアザミに阻まれて入れなかった時も)


いつも見ているカンスゲですが

一番上の雄花はもうなくなってしまったが、その下に二つの塊は


もう種になっていると言うことは 雌花が有ったのですね
雄花の咲いている時はどこにあったのかどの様な花かも気にしてはいなかった

入り口から10分の目印の大岩 今日は25分もかかってしまいました

キョンのネットで覆われてしまい今は行くことが出来なくなりました

可愛い子が居るのですが、何処だか分かりますか?

カナヘビ 直ぐに逃げることなく


ここから山まで真っすぐに登ることが出来ますが、今日は脇道から下ります


近くには案内板が壊れて落ちています

周りにまだ有るかと思い捜してみましたが見当たりませんでした

下って行くと道は 昔の舗装道路が現われました。戦争前の物かもっと新しい時期なのか


歩くだけなら早いのですけれどあちらにこちらにと寄り道だらけ、おにぎりを食べたりお茶にしたり好き自由な時間を過ごしています。 
次回も  💛に会えるか ?に会えるか !に会えるか (しま) 
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いいものいっぱい

2020年03月08日 | ツアー
森林インストラクターの先輩・Kさんが、2日間ツアーに参加してくれました。

1日目(昨日)は三原山〜裏砂漠〜樹海コースへ。

三原山に雲がかかっていて見えなかったので「山に登るかどうかは麓まで行ってから決めましょう」と言いつつ、歩き始めました。

時々このブログに登場しているヤブツバキに、花が増えていました!

クリスマスツリーのような形のてっぺんに、赤い花が咲いています。

樹高が伸びたので、もう近づいて花を撮ることはできません。

下から見上げて撮影しました😀

Kさんも私も驚いたのが、地面スレスレを這って成長しているクロマツの実の大きさでした!


指と比べると、大きさがわかるでしょうか?

普通のマツボックリの1.5倍ぐらいありそうな感じです。

上に伸びている枝先の実は、普通のサイズなのに…

なんで横に這っている枝にある物だけ、こんなに大きくなったのでしょうか?!
2人で、その理由を考えながら歩きましたが、謎は解けませんでした(^◇^;)

この時点で三原山にはまだ雲がかかったままでしたが、とりあえず登ってから裏砂漠へ下ることになりました。

山の上で、霧と溶岩が作る墨絵のような風景に「晴れている時よりいいかも!」と写真を撮るKさん。

(大いに共感😀)

裏砂漠は、霞んだ景色が遠方まで見渡せる程度の霧でした。


作年9月の台風で、突然地上に現れた「ちかこ」の文字には「地下から現れただけに、ちか…」と、オモシロイ発言😂

私が喜んでいたら「今度(ガイドで)使ってください」と、提案してくれました😀

この後、フツーは立ち寄らない場所へ“台風で樹皮が剥がされた木々の様子”を見に行きました。


剥がれた樹皮から一度再生し、その後、何も無くなった木の幹からは…

再び再生が始まっていました!

根元からも!


もちろん激写!…?


樹海では、硬い溶岩の上に生きる木々の様子を、観察しながら歩きました。

他にも、心トキメク「いいもの」がいっぱい見つかりました!

たとえば、伸び始めたツヤツヤのガクアジサイの若葉とか…


打ち上げ花火みたいな、アシタバの若葉たちとか…


メチャメチャ美人の、カジイチゴの若葉とか…

植物(特に樹木)が好きというKさんは、驚きどころが私と同じ(もしくは、お付き合いいただいていたのかも??)で、とても楽しかったです😀

歩き終わったら、短時間だけ青空が見えました!

で、撮り直し!(笑)

夕日でうっすらとピンク色に染まった雲が、幸せな気分にさせてくれました。
火口は見えませんでしたが、楽しい1日でした。

Kさん、ツアーご参加ありがとうございました!

(かな)



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リュウキュウツバメ

2020年03月07日 | 
今週沖縄で撮影しました。
日本では奄美大島以南に周年いるツバメの仲間です。


もう巣はほとんど完成していました。




オスメス協力して巣を作りますがこれはなんだかメスのような気がします。


飛んでいる姿はこれだけ・・・

巣の近くにとまっていた個体。



ツバメよりもちょっと濁った声で鳴いていました。
これはオスだと思います。
南の国からツバメがやってくるのももうすぐですね。
早くあの声を聞きたいです。

がんま
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大島の空から=その⑬ 再び海へ・・・

2020年03月06日 | その他

“大島の空から”第13弾! 本日は願ってもない”ドローン日和” と言う訳で

久々に島の東海岸に行ってきました。

まずは、都立大島公園の施設 ”海のふるさと村キャンプ場”へ・・・

陸の散策良し、海水浴や磯遊び・釣り等、自然が目いっぱい楽しめる場所です。

と、言うか自然しか有りませ~ん!

 

西に目を向けると・・・あれ!此処からも富士山が見える?

中程に見えるのは”行者浜”

海で洗われ、”ツルツル丸々の石”で覆われた浜です。

 

少し東へ移動すると”トーフ岩”が見えました。

ほんの少し頭を出している岩礁が”トウフ岩”らしいのですが?

何故?”トウフ”なのでしょう? 食べる豆腐ではないのかな?

 

更に下がっていくと”秘境中の秘境 ネジの洞窟”です。

もう少し下降して、洞窟っぽい絵を撮りたかったのですが

波も有り、その勇気は有りませんでした。

 

と、言う訳で・・・以前撮った”ネジの洞窟”

実はこの時以降、3回程チャレンジしているのですが

様々な要因で、いまだ到達出来ていません。まさに秘境!!! 

”大島の空から”と言いながら、陸の写真を使うのは”卑怯?”    by GIBA

 

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ジャゴケ・その1

2020年03月05日 | 植物
伊豆大島には、蛇の鱗のような模様の葉を持つ「ジャゴケ」が様々な場所に生えています。

葉っぱを見て「気持ち悪い!」という人もいますが、その爽やかな香りは、たいてい「いい匂い💕」と褒められます😀

蛇好きの私にとってジャゴケは身近な植物でしたが、ずっと一種類だと思っていました。

それが大島には少なくとも2種類のジャゴケがいることを、コケの専門家の方に教えていただきました!(細かく調べたら他の種類も見つかるかも??)

島北東部にある海岸遊歩道の、土手沿いに生えていたジャゴケは…


「オオジャゴケ」で、葉の表面につややかな光沢があるのが特徴なのだそうです。
 
確かにかなりツヤツヤしていますね!

一方、泉津切り通しに生えているジャゴケは…
 
「ウラベニジャゴケの東日本タイプだろう」とのこと。

葉の表面の光沢が弱く,また気室に空いている孔(気室孔)が,オオジャゴケよりも小さいのが特徴の1つなのだそうです。

ジャゴケは「一般に谷沿いの地形の沢沿いや田畑の水路近くといったような,水環境の良い場所に生えることが多い」そうですが、大島では車道沿いにも普通に見られます。

年間降雨量が本土の2倍近くある大島は、彼らにとって住みやすい場所なのかもしれません。
 
で、このジャゴケですが「そろそろ胞子体が伸びている頃なのでは?」と思ったので、今日見に行ってきました。(コケは胞子を飛ばして、子孫を増やします)
 
自宅近くの車道沿い。
 
目をこらすと…
たくさんのキノコみたいな“胞子体”が伸びていました!
 
あちらこちらからニョキニョキ伸びて、ここには…
合計14個!(あっているかな?)
 
1個のサイズはこのぐらいです。
小さっ!(笑)
 
3姉妹(?)😀
 
面白くなって夢中になって写真を撮っていたら、雨が降り始めました。
 
地上に出てきて初めての雨かな?
喜んでいるかなぁ?
 
これからどんどん伸びて、もやしみたいになっていくはずです。
小さなコケも、じっくり見るとカワイイし面白いです!!
 
近所なので、また観察に行こうと思います😀
 
(かな)
 
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クロガモ

2020年03月04日 | 

去年の10月にUPしていますが今回は大島での撮影です(2月27日)

稚内のときとは違ってちゃんと目が写っています。

 

見ていると羽繕いを始めました。

 

 

 

 

 

普通はこのポーズのあとにパタパタ~とするのですがなぜかしませんでした。

なんかアヒルの置物みたい(笑)

 

 

 

超絶かわいいカイカイも見せてくれました。

 

 

ガンカモ類はこの正面顔も悶絶級のかわいさですよね。

 

 

立派なオス成鳥ですが尾羽がかなりスレてます。

そして1羽きりでいたのが気になります。

 

 

場所は岡田港(おかたこう)で、このあと一瞬目を離したすきにいなくなってしまいました。

仲間たちと合流できますように。

 

がんま

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すごいっていう言葉しか出てこない

2020年03月03日 | ツアー
今日は、小中学校の同級生という20代のお客様たちと、裏砂漠へ行ってきました。
前日までの雨で、森の道には大きな水たまりができていました。  
「わ!すごい!」と熱心に水の中の写真を撮るお客様たち。
「何がすごいのか?」というと… 
 
実は、コレが水中にいっぱいあったのです!|  
なんだと思われますか〜?透明なヘビ!!…ではありません。
 正解は…最後にお知らせしますね!(笑)
 
お2人とも私が紹介したものを、しっかり観察してくれました。
サルトリイバラのツルの巻き具合も「これはすごい!」と言って写真を撮り…  
 
サルの代わりに絡まってくれました! 
 
楽しいリアクションをありがとう!💕
 
 元気な2人は、ちょっぴり遠くへ溶岩体験😀  
 
空にいろいろな雲が浮かんでいて、楽し〜😀  
 
裏砂漠で足元を見たら、ハチジョウイタドリの赤い若葉が、あちらこちらで見つかりました。 
茎の根元や…  
 
地面の下などから、ニョキニョキ!😀  
 
そして目線を上に向けると、今日もまた素敵な空!  
お2人の「すごい!さっきからすごいっていう言葉しか出てこない!」という感想に、私も大いに共感しました😀
 
天然の椅子(噴石)も気に入っていただけたようです😀  
 
こういうシンプルな景色、良いですよね〜💕  
 
お2人が気に入っていた、イケメン地層と記念写真!  
 
ハリネズミには、新たに鼻がつきました(笑)  
 
なぜかヘルメットをしてティータイム(笑)  
 
互いに写真を撮り合ったり…
 
ジャンプしたりして…  
 
裏砂漠の「広さ」を体感されていました!😀  
お2人に、いっぱい元気をもらった気がします😀(感謝!) 
 
元気をもらうといえば、いつも最後の森を抜けたところにあるこの風景にも、毎回パワーもらっています。
  
昨年秋の台風の土砂崩れあとに、1本だけ生き残ったヤブツバキの木。 
森の中に生えていたからか、上の方にしか葉っぱがないし葉の色も悪いですが、なんと…
  
花数が増えていました!(8日前は花は1つだった) 
 
ヤブツバキは硬くて丈夫な木とはいえ、他の木が皆、崖崩れて無くなった中で残るのは、すごいですよね!
 
 「すごいっていう言葉しか出てこない」。
今日のブログの題名は、これで決まりですね😀❤️😉
 
あ、ちなみに、最初のクイズの答えは「ヒキガエルの卵」です〜😉 
 
(かな)
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歌の文句で考えてみたこと

2020年03月02日 | その他

♪三日遅れの便りを乗せて♪

椿祭りで踊る曲です。この曲が発売された時に島の郵便局の局長さんが『3日も遅れないぞ!』と怒っていたとか 歌の文句はえてして事実で無いことも有りますよね

 

でも、こんな港の風景も良く有ります

だから港が2カ所あってその日の風・波によって使う港を決めています(普通は)

普通の時では無いことも有ります

 

しかし、3日以上遅れる時も有るように思えます。台風は普通に風雨が激しくなりますし、低気圧通過時も台風通過と等しく荒れてしまいますが、島に暮らしていない人は分からないと思います。

島人だけでなく 観光で訪れた人たちにも低気圧通過で船便が変更になることも そのたびに予定変更して慌てて船に飛び乗ったりでゆっくり島を楽しんでいただけないことも有ります。(欠航になる時も)

人が乗れない日が有るので手紙などの荷物はやはり港止まり、局止まりかな?

大島は港が2カ所あるのでまだ良い方ですが港が1カ所のお隣の島 利島(トシマ)では船が着かない日も多い でもその時はヘリコプター輸送も有るとか、島の暮らしは自然がたくさんあり日々ゆったりと暮らしていけますが、厳しい暮らしもついています。

♪伊豆の伊東とは郵便便り 下田港とはヤレホンニサ風便り♪今はググッとスマホでね!(しま)私はまだガラケーですが 

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