「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

看看臘月尽

2022年12月21日 | 日記

お菓子の家が今年も、
クリスマスを静かに待っています。

クリスマス前にこんな楽しい夜のひと時も過ごせました。
ウクライナ国立バレエ。
大変な時期に、困難を乗り越えての公演です。
磨き鍛え抜かれた技のすばらしさに、酔いしれた時間でした。

さて12月もあと10日となりました。

看看臘月尽( みよみよろうげつつく)

毎年12月になると、この言葉をかみしめます。
この一年何をしただろうか、何か成し遂げたことはあるのだろうか。
やり残した事はないか・・。
行動の自由もままならない長く続くコロナ禍。
それでも今年は少し動き出した一年だったようにも。
お茶事も気をつけながら出来ましたし、
社中の皆さんが少しでも集える時間も持てました。
私的にも、旅行もしました。
展覧会、コンサート、食事会と、出かけることも増えました。
恥ずかしながら、先日人生で初めて、
夜中に寝返りを打った時に、ベットから落ちたりもしました。
一年前に比べたら、「看看臘月尽」と問われても、
少しは、"頑張りましたよ"と、胸を張れるかもしれません。

さて私も今年で目出度くも、後期高齢者の仲間入り。
あと何年生きられるかと寂しくなることもありますが、
時にはこれからできることは何かしらと、希望の光を探すことも。
そうそう、まだまだこんな詩に、心奮い立たせたいです。

「少年老い易く学成り難し
一寸の光陰軽んずからず
未だ覚めず池塘春草ちとうしゅんそうの夢
階前の梧葉ごようすでに秋声」

一生かかっても成し遂げられないことが、
茶の道にはいくらでもあるのですものね。

今年の稽古納めは25日になってしまいました。
年賀はがきには、それから取り掛かります。
人並みに年越しや、新年を迎えるの準備もして、
来る年には、空白の三年間が埋められることを期待しながら、
あと数日、心残りなく過ごそうと思っています。

 


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