都内の小学校へ茶道体験授業をしに行ってまいりました。
コロナ禍で三年ほど間が開いてしまいました。
嬉しいことに、社中の方がお二人お手伝いを買って出てくださいましたので、
荷物もありましたし、とても助かりました。
こちらの学校では、今までは六年生や四年生が相手でしたが、
今回初めて三年生ということで、少し内容を易しくしました。
お茶についての知識のお話しは簡単にして、
「お茶は人と人が仲良くなるためにありますよ。」とそれだけ。
まずは道具の説明も兼ねて、盆略点前を見学してもらいました。
お手伝いの方二人の、亭主とお客に分かれての演技?です。
笑ってしまったのは、途中お客様がお菓子をいただく場面で、
今までお点前に集中していた子供たちの目が、
一斉にお菓子に注がれたことです。
一番の興味は、やはりお菓子だったようです。
その後、三人ずつのグループに分かれて、お茶を点てたり、飲んだりしました。
このような時ですので、お茶碗は一回一回、先生がきれいに洗い、
温めたお茶碗は、茶巾の代わりに、
ペーパータオルで拭き、使い捨てにするようにしました。
学校側も場所の設定など、気を使って準備をしてくださいました。
建水の代わりにボールを使ったり、
足りないお茶碗や棗は、こちらで持参したりして、
何とか二クラス60人の二時間授業ができました。
学校の一時間は45分間ですから、あっという間でした。
お手伝いのお二人もお疲れ様でした。
子供達とのつかの間の交流も、良い時間になったのではと思います。
何年か前までは( 60代)重い荷物を下げて出向き、
準備やお点前をしながらの説明と、一人で頑張ったのですが、
さすがに少しハードに感じるようになりました。
特に重い荷物を持ったり、通勤ラッシュにもまれていくことは。
お手伝いいただけることのありがたみを感じながら、
何とか無事にやり終えました。
帰り道、駅前のお店でで頂いた、「おにぎりランチ」が美味しかったですよ。