函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
遊び心を入れて日々思うこと、感じることを徒然なるままに・・・・。

天下り先の役員報酬攻防

2008年09月15日 06時54分31秒 | オヤジのつぶやき
北海道の関与団体公社の理事長に天下りした元副知事の話題。

年間報酬を北海道の再就職要綱が定める額の2倍以上に引き上げを求めていることが分かった。
この要綱では、北海道が出資をしている関与団体などに副知事が再就職する際の年間報酬は、上限を660万円と定めている。
しかし、同公社では民間出身者の役員報酬が1,300万円を超えていることから、話がややこやしくなった。

同理事長いわく・・・。

要綱があるからと言って、民間出身者と倍の報酬格差があるのはおかしい。
団体ごとに事情は違うのに、要綱で一律の報酬基準を適用することがいいのか。
公社内で議論した上で、北海道と協議したい。

なるほど、こんなロジックもあるのか、と妙に感心・・・。
しかし、もう少し頭を冷やして考えて欲しい・・・北海道が出資しているお金は、庶民の税金だ。
民間企業の辛さを尻目に、ぬくぬくと自分の役員報酬倍増要求とは・・・。
乱暴過ぎるロジックであり、虫が良すぎやしまいか。

財政難で青息吐息の北海道なのに・・・公益法人では、こんな驚くべきこともまかり通っている実態がある。
北海道は、公債を公募して公益法人に購入して貰う。
お付き合いで公債を購入した公益法人のうれしいおまけ、プレミアとは・・・こうだ。

公債購入で受け取る年間利息が、10万円を超すところも出てくる始末だ。
そして、この利息も税金、と言うことを忘れている・・・。
補助金を貰いながら、その一部で公債を購入できて、おまけに利息で稼ぐリッチな公益法人。

こうなれば知恵を働かせた現代版マネービル、合法的なマネーロンダリングの世界。
そんな法人や公社に天下っていながら、あからさまに増額要求とは・・・トホホ。
役員報酬に見合った仕事をキチンとしてからでも、増額要求は遅くはない。

電卓をはじいて、お金に強欲となる姿は、えげつなくさえ映る。
想像しただけでも見苦しい風景だ。
余計なことだが、晩節を汚さなければいいのだが・・・と、この際、惻隠の情から一言申し上げておきたい・・・。

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