3.11 あれから1年...

先程、3月11日午後2時46分を迎えました。




あの日、僕は会社のオフィスにいた。




突然の大地震で全員が机の下に隠れて

揺れが収まるのを待っていた。




資料が棚から落ち、屋根のパネルが落下し

携帯だけじゃなくネットや電話が全て不通になった





オフィスから非常階段を使ってオフィスビルから出た時、

周辺のビルから同じように大勢が飛び出していた




そして、みんなが一つの方向を向いて歩き出した。




それは近くにある皇居。




皇居に向かう途中に警視庁の後ろから大規模な

黒煙が見えた。




その方向には銀座があり、銀座の周辺が大火災に

なっているんだと思った




後にお台場のビルが地震によって火災が発生したものと

わかったけど、それだけ情報を入手する手段がなかった。




皇居に集まっている人たちが手にしたものは繋がらない携帯。

電話は繋がらなくてもワンセグでテレビを見ることができた。





そして、津波のニュースを知った





幸いにも僕は徒歩で帰宅できた。

家で見たテレビに映された津波の様子を震えながら見ていた





帰ってから一人でいることに怖くなって

『人』を感じたい気持ちが湧いてきて

わざわざ開いているラーメン屋に晩ご飯を食べに出かけた。





最寄りの山手線の駅は完全に閉鎖されていて帰宅方法を

失った人たちが所在無さげに立ちすくむ姿や

路肩に座り込む様子は明らかに日常とは違い異様だった





こんなことが起こるなんて...

多くの人がそう思ったと思う。




あれから1年、犠牲になった全ての方のご冥福をお祈りいたします。