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ついに12月です。今年も残すところあと1ヶ月。
12月4日の日曜日、浮いてまいりました。
ちょっと早く目が覚めてしまい、
深夜2:00に自宅を出発です。
当然早く着きすぎてしまいますが、スロープが込み合う心配はないし、
準備してから現地で寝ればいいや、と寝不足承知で出発しました。
前日入りして現地泊していたと思われるパーフェクター師を除き、
予想通り一番乗りで現地着ですが、
ボートを降ろして堤防に係留したころに、
何とビル・ジャックさんが登場。
一番乗りを目指したそうですが、ぐっちゃんが既にいたのでビックリしていました。
その後間髪入れずNEOタダノさんも登場です。
これでは寝れません。
寝不足出航決定です(笑)
日の出が近くなってどんどんボーターが登場します。
パーフェクターの小野さん、アルミボート夫婦さん、エボシ450のワダさん、
アキレスチームのゴムボート3艘、
SUVさん、そしてのんべえ丸さんも。
のんべえ丸さんからこんなものをいただきました。
トレーラーのアームです。
長い方は補強もされていて丈夫そうです。
直したアームがダメになったら使用しましょう。
短い方は本来なら長い方とセットで使うのでしょうが、
単独でトレーラーに直接つけて、キール部分を支えるように使えそうです。
のんべえ丸さん、ありがとうございます。
ぐっちゃんのトレーラー破損を気にして持ってきてくれたんですね。
ホント、ここに集うボーターはいい人ばかりです。
例によって空が明るくなってきたころに出航!
ところがちょっとおかしい。
船外機のアイドリングがいつまでたっても高いままです。
「???」
薄暗い中、船外機のカバーを外しチェックしてみると、
オイル交換時にオイルのゲージを出し入れしたんですが、
このゲージがアクセルから続く部分に引っかかってアクセルオフしても戻らなくなっていました。
いやー、ビックリしました。メンテナンスして壊したかと…。
実は原因を見つけるまで少し時間がかかってしまい、
日の出前にジギング開始の目論見は実行できなくなってしまいました。
この日はジギング勝負と決めていました。
基本、キャスティングはおまけ程度とし、できる限りジギングポイントを回ろう、と。
風がほとんどなく、凪に近い海況が予想されます。
けっこう遠くまで行っても大丈夫でしょう。
水温は18.7℃。先週からほとんど変化がありません。
情報では外房で鰤が釣れ盛っているとのこと。
冬の鰤はうまいですから、それも悪くないな、と思っていました。
ジギング勝負は、ヒラマサ不発でも鰤が釣れるだろうという目論見もありました。
後ほどわかった情報では、外房に巻き網漁が入ったらしく、ブリが10トンも水揚げされたとか。
早く言ってよ~という悲しい情報でした。
2時間近くいつものジギングポイントで頑張ったものの不発です。
2回ほどヌルッとした感じのお触りアタリがありましたが乗りません。
早々に心が折れかかります。
ちょっと電動リールタイラバで休憩。
うーん、今年の外房はどこにでもアカハタがいますね。
小野さんもFacebookにアカハタをあげていましたが、
今年に限っては高級魚の価値はないです。大衆魚並みに釣れます。
テンヤかタイラバで狙えば堅いですよ。もちろんポイントを知っていればですけどね。
アカハタはもういいので、ジギングを再開します。
AM9:00頃ジギングポイントを諦めて、ポイントの新規開拓に向かいます。
と言っても、以前から目をつけていた根ですが…。
そしてAM9:30頃、待望のアタリです。
「グォゴンッ!」
という感じのアタリでした。
正確にはこの日すでに3、4回アタリがあったのですが、初めてのフッキングです。
かけた瞬間にヒラマサとわかる強烈なパワーと大きな首振りです。
首振りの大きさから春マササイズではないことはわかります。
3キロ程度のヒラマサならほぼ鳴らないくらいのドラグ設定ですが、
「ジジジジ……」
とラインを出され、
休んだすきに巻き上げ、
またラインを出されの繰り返し。
出たり巻いたりを何度も繰り返しますが、なかなか巻き取れません。
これは相当ででかそうですよ。
10キロはないでしょうが、それに近いサイズかも…。
自分では5分近くやり取りをしたように思いますが、たぶん実際には2~3分だったでしょう。
突然、
「ジジジジ…、フッ」
なんと、信じられないフックアウト。
あんなにやり取りをしていたので、しっかりフッキングして外れるわけがないと思っていました。
しばしボーゼン。
ありえないことがあたかも簡単に起こってしまう。
そう、それが
「負のスパイラル」
この文字が頭の中に浮かびました。
収穫は、狙っていたこのポイントでヒラマサの引きを味わえたことでしょうか。
でも、この場所はかなり海況が穏やかじゃないと来れないんですよね。
しばらくこのポイントで粘りましたが、続かないので移動です。
今度はもっと遠いポイントへ。
このポイントは春シーズンにはけっこう実績があるところです。
「ヌルッ」
変なアタリの後、重みが手元に伝わります。
でも、引きません。
上がってきたのは、
ESO。
目が赤いですね。アルビノでしょうか?
やや大きめで、体の色もきれいですがESOはESOです。
当然リリース。
「コンッ」
また何かが当たりましたがフッキングしません。
ESOとは違うアタリです。
時間はAM10:30ころ。
満潮がAM8:00ころ、干潮がPM1:00ころなので、ちょうど引き潮の中間くらいです。
釣れなくてもアタリはけっこうある日なので頑張る気になれます。
「コンッ!」
またしても同様のアタリ。そして今度はしっかりアワセが効いてフッキングしました。
今度は細かい首振り、やや横に向かって泳ぎます。
パワーはそこそこあって、ドラグが少し鳴ります。
でも、先ほどばらしたヒラマサに比べれば子供のような感じです。
さすがにブリ上げは厳しいのでランディングネットは使いましたが、
体高が高い、55cmくらいのショゴ(カンパチ)でした。
ショゴはサイズの割に重くてよく引きますね。
でも、あんたじゃないのよ、と心の声。
もう一度デカマサをばらしたポイントに戻りました。
時間はもうAM11:30です。
「ココンッ!」
当たりました。
丁寧に合わせて、がっちりフッキング。
大したパワーではなく、少し重たいですが徐々に巻き取ることができます。
サイズは期待できなくても青物のようですから良しとしましょう。
と、あと10mくらいまで巻き取り、間もなくリーダーというところになって、
魚が釣られた事によくやく気づきました。
「ジ、ジジジジジ……」
いきなりドラグが大合唱を始めました。
今までのは何だったの?というくらいの大パワー。
ボートが潮で流されて、ジグがボートの下に入り込むような向きで釣っていたのですが、
そこでかかったこの魚、暴れだしたら右舷側でファイトしているのに、
一気に左舷側に走り出しました。
「や、やばい!」
ティップを海水面に突っ込んでボートにラインが触れるのを防ごうとしました。
が、敵の方が一歩早かったようです。
「ブチッ!」
大きな音がして、3号のPEラインが高切れしました。
ボートの底に擦ったのは間違いなさそうです。
またしても、ボーゼン…。
いくらなんでも、そんな「秘技、死んだふり」なないでしょ(涙)
それ以上に、ちょっと船の底に擦ったぐらいでラインが切れるなんて…。
沖上がり後、ボートの底を確認すると、
なんとステンレスのキールガードが剥がれています。
購入時からついていたもので、ぐっちゃんがシリコン製のバスボンドで補強していました。
それがこの状態。
おそらく、PEラインがキールガードの後方端に当たり、そのままバスボンドを切り裂いて、
一気にキールガードをボートから引き離し、
これ以上行かない部分で止まってラインブレイクを起こしたんでしょう。
納得です。
こりゃ、PEも切れますわ。
トホホ…。
この後、徐々に風が強くなりました。
こんな感じで波立ちます。
しかも、この日は南西の風。
外房の南西風は危険です。強くなると大荒れになります。
潮が西から東に流れているのに加え風も南西風ですから、
ボートはすごいスピードで南西から北東に流されます。
NEOは風に強いのですが、潮流まで加わったらさすがにどてら流しはきついです。
時速4~5kmくらいで流され、あっという間にポイントを外れます。
ジグも流されるので効率よくタナを攻めようとしても、すぐにラインが斜めになります。
さすがにここまでのようです。
PM1:00にストップフィッシング。
今回は東西の移動こそしませんでしたが、何か所もジギングポイントを回ったので、
そこそこ距離が出ましたね。
朝の凪の時間帯にはそこそこ速度も出ました。
またしても大物を2度もばらしてしまったぐっちゃん。
先週、負のスパイラルから抜け出したと思ったのですが、甘くはないですね。
ジギングで魚の気配を感じられたのは収穫でしたが、まだまだ修行が足りませんね。
ところで、トレーラーの破損で痛い思いをしたぐっちゃん、
早めに弱っている部品を交換しようと思いました。
トレーラーのタイヤはブレーキがない分溝が減りませんが、
前オーナーに聞いたところ、タイヤは10年間同じものを使っていたというので、
タイヤ購入。
そして、
トレーラー部品の数々。
自分で交換できそうなものをいろいろ買い込みました。
これらの交換についてはまた日を改めて紹介します。
次回釣行は、前々から宣言しているように休暇を消化する目的で、
12月9日の金曜日に出航します。
こんどこそ負のスパイラル脱出、と行きたいところですが、
次回は「元祖負のスパイラル:I君」が一緒なんだよな~。
さあ、どうなりますか!?
それではまた おやすみなさい