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お待たせしました。
5月第4週、連チャン釣行2日目の報告です。
深夜に寝る前、スマホのLINEを見ると、
「今日はどうでしたか?」
というメールがI君から届いていました。
送られてきたのは22:00頃。
気付いたのは深夜0:00を過ぎていましたので、もう寝ているでしょう。
LINEに気付かずプチ宴会で楽しんだ反省を込めて、
「撃沈、水温&潮流は良し、トランプで警察多数、気をつけて」
と返信しておきました。
スマホのアラームが鳴る前に、3:45頃に目が覚めました。
空はうっすらと明るくなり始めています。
ステキチさんが準備中。この日はマーキュリーNaoさんとタンデムだそうです。
もちろんビル・ジャックさんも準備中。
エクスプローラーFRPさん、ケンマリーンさんも登場です。
4:00を過ぎました。
I君が来ませんね。
LINEを確認。
「!!」
深夜に入れた「撃沈、……」のメールが既読になっていません。
ま、まさか・・・。
昨夜のプチ宴会で、海坊主さんとI君の爆睡癖について盛り上がったばかりだというのに…。
「起きてますか?」
とLINE。もちろん無反応です。
空は明るくなっています。いつでも出航可能。
無駄に時間を過ごすと時合いを逃します。
電話をかけました。
10秒ほどして出ましたよ。
「むにゅむにゅ…」
「!!!」
「あ、起きてます、ごめんなさい、先に出ていてください」
「今、家だろ?」
「・・・・・・・・・・」
「今から来ても時合い逃すよ、諦めて寝てたら?」
「・・・・・・・スミマセン」
「じゃあね、おやすみ!」
前回記事で、「I君も来るから大丈夫でしょ」
と書きました。
いきなり計画が土台から崩れましたね。
まあ、いいでしょ。想定内です。
寝ている、寝坊して遅れてくる、ちゃんと時間に着く、の3択ですが、
それぞれ同じくらいの確率だと思っていました。
そう、想定内なんです。
3分の2は時間に間に合わない計算だったんですよ(涙)
ゆっくりしていられません。
さっさと出航です。
「!!!!」
ここで2回目の!!です。
上の写真を見てわかりますか?
水平線がぼやけて見えますよね。
実は濃い霧が出ていたんです。
出航場所から出て5分もしないうちに、視界20mしかない霧が海を覆っていました。
上の写真はその境目を写したものです。
霧の中に入るとこんな感じ。
大きな船が近くにいても気付きません。
危険です。
過去に2度ほどゴムボート時代にこのような濃霧に襲われたことがありますが、
漁船にぶつかりそうになったり、タンカーがすぐ近くを通ったり、
ヒヤッとした経験があります。
ここは浅場に移動して霧が晴れるのを待ちましょう。
キャスティングポイントに行って2流しほどしましたが、
ほとんど潮は流れていませんし、反応もありませんでした。
悩んだ末、霧がまだ迫っていない西のエリアに移動します。
ジギングを3ヶ所ほど試しましたが、ベイトが薄く釣れそうにありません。
水温を計ると、18.6℃。
西のエリアは少し水温低めですね。
さらに潮流がもっと緩くて、ほとんど流れません。
オートスポットロック状態です。
そこで、
こんな反応のところを探し出して、秘密兵器を試します。
この日、保険に持ってきたのは、
近くのスーパーで買ったパナメイエビ。
そこそこ数があってこの値段は破格です。
頭が無いのが気になりますが、ひとつテンヤにはもってこいのサイズでしょう。
もうひとつ、身が太くてやや硬いのがどうでるか?
とりあえず、針先をしっかり出す形で試してみます。
海底に届くと、早速アタリがあります。
上手く合わせたつもりでも、なかなか針がかりしません。
やはり身が太くて硬いので、簡単に丸飲みというわけにはいかないようです。
とはいえ、こんなエビひとつ食べられないようなミニサイズは不要。
淡々と誘いを入れ続けると、
ググッとナイスなアタリがあって、釣り上げたのは、
パナメイエビを丸飲みできるナイスサイズのアカハタ。
続いて、
うまく針がかりしてしまったミニサイズのカサゴ。
この後時合いが来たのか、入れ食い状態になります。
本当はここでポイントを換えてジギングにチェンジと行きたいところですが、
西のエリアでも徐々に濃霧が岸寄りに迫ってきていて、
ガンガン移動してジギングというわけにも行きません。
大小さまざまなサイズが釣れ、エンドレスとも思われましたが、
ついに海岸線まで霧が迫ってきてしまいました。
一旦撤収とします。
霧の中をゆっくり進み、出航場所に戻りました。
出航場所ではビル・ジャックさんが。
やはり危険を感じて撤収してきたのかと思いきや、
60cm強のヒラマサを上げてクーラーに入れに帰ってきたそうです。
ムムム…。
やはり多少無理しても実績ポイントを攻めるべきだったか?
そう思っているうちに、ついに霧は出航場所まで、
つまり陸上まで届いてしまいました。
GPSを持たないカヤックさんが出航しようとして、
港を出て100mも行かずに戻ってきました。
それはそうでしょう。視界ゼロですから。
GPSプロッターが無ければ我々でも帰り着けるかわかりません。
しばらく休憩した後、まだ霧は残っていますが再出航しました。
漁師さんが戻ってきて、けっこうな数のヒラマサを獲ってきたと教えてくれたんです。
無理しない程度に頑張ろうと思った次第。
しかし、
ジギングポイントまで来るとまだこんな状態でした。
ひと流ししましたが、ここよりも霧が薄いエリアまで行こうと、
東に行くことを決めました。
予想通り、徐々に霧が薄くなってきて、かなり遠くまで見渡せるようになりました。
後から知ったのですが、千葉県銚子沖の海上で、
濃霧のため貨物船が衝突して沈没という事故が起きました。
まさに我々が行く手を阻まれたこの霧が、
大型船同士の衝突というちょっと想像できない大事故を起こしていたのです。
ましてレーダーも積んでいないミニボートの我々、
霧が出ていたら撤収が基本だと再確認しました。
東に向かったからか、時間が立って気温が上がったからか、
気が付けばかなり霧も晴れました。
霧の濃いうちから沖と東を目指したステキチさんとマーキュリーNaoさん。
ちょっと危ない思いもされたそうです。
東のかの根手前でお会いした時の写真です。
霧はすっかり晴れていますね。
これはステキチさんに撮ってもらった、
かの有名根に向かうNEO-Gucchan号とぐっちゃんです。
かの有名根では例によって遊漁船が…。
見た限り釣果はなさそうでした。
魚探反応はありますね。
水温も西と違って高め。21℃です。
前日は飛ぶような速さの潮流でしたが、この日はボートが2km/hくらいでしか流れません。
1日でコロッと変わりますね。
この根で爆釣するには、少し凪過ぎたようです。
唯一釣れたのがこれだったりします。
この日は東のエリアよりも我々のエリア、
しかもかなり岸寄りが良かったというのが結論です。
逆に東のかの有名根はむしろ条件が悪かったという事でしょう。
もっと言えば、ぐっちゃんが避けたあの霧の時間帯が時合いであり、
霧が晴れてからは余韻を楽しむ時間という事だったのでしょう。
帰航すると既にステキチさんは片付け中。
ビル・ジャックさんは帰った後でした。
後ほどLINEで共有されたビル・ジャックさんの雄姿です。
ビル・ジャックさんは再出航した後、さらに1本ヒラマサを追加したそうですよ。
西へ東へと移動したので走行距離は65km。
前日と合わせ、2日で120km走ったという事になります。
変に機動力があるために初心を忘れ、
ホームポイントでチャンスがあるのに遠征して撃沈、という情けないパターンでした。
この日のログです。
1人乗船で移動時は常に滑走していたため、
燃料の消費は前日ほど多くなく17、8リットルくらいだったと思います。
帰りに車の外気温計を確認してみると、
驚きの33℃です。
海上でも、霧があるうちは涼しかったのですが、晴れたらとんでもなく暑かったですからね。
残念ながら自力で開幕宣言も祭り宣言もできませんでしたが、
やや小ぶりですがそれなりのサイズの群れが近海に入ってきていることが確認できました。
続くのか、一瞬で終わるのかは次回に要確認ですね。
ところでI君は…、
もちろん参戦しますよね(爆)
それではまた おやすみなさい