進め!Gucchan号!

愛艇NEO-Gucchan号を手放して、奈良県へ単身移り住みました。和歌山県の海と琵琶湖水系が新しいフィールドです。

2022年山中湖ワカサギ釣行記⑪ ~フッシングハウスなぎさ~

2022年06月27日 | ワカサギ釣り

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外房春シーズンが終了したので、

たまには実家に帰って親孝行しようかと思いました。

6月24日に有給をもらって3連休とし、母親に帰省する旨を伝えたところ、

「24日は昼に食事会があって忙しく、夜にならないと帰らない」

なんですと!

せっかく息子が休みを取って畑仕事を手伝うと申し出ているのに、

トホホじゃないですか!

 

というわけで24日が暇になってしまったので、

悩んだ挙句、帰省途中にある山中湖でワカサギ釣りが良いという結論に。

うまく行けばワカサギのお土産も確保できます。

フィッシングハウスなぎささんに予約の電話を入れ、

朝3:00起きで慣れた道を山中湖に向かって走ります。

 

さすがの山中湖も6月いっぱいでワカサギ釣りは休漁になります。

早ければ9月から再開されますから、わずか2ヶ月の休漁期間というわけですね。

7:00出航ですが、準備をするため40分前に到着。

ふと横を見ると、

かつらやボートハウスさん、ARMOURさん、BOOさんのドーム船が、

陸に上げられていました。

つまり、これらのドーム船は一足先に営業を終了したという事ですね。

数多い山中湖のドーム船ですが、

この時期にまだ営業しているのは4~5艇だけだと思います。

フィッシングハウスなぎささんもその一つというわけです。

 

平日と言えどもそこそこにお客がいます。

なぎささんの場合は常連の上級者が多いイメージです。

この日もシーズン終盤の平日ですが10名ほど乗船しました。

 

御殿場から山中湖までの道中は酷い霧で、

山中湖も霧で日が差さないのではと思いましたが、

行ってみると霧は完全に晴れていて、

強い日差しが降り注いでいました。

ドーム船の中はTシャツ一枚でも暑くて汗が出てくるくらい。

窓や入り口を開けて風を通してやっと快適な感じでした。

 

ぐっちゃんの釣り座は、4隅の中で唯一予約が入っていなかった左舷最前列。

ご覧のように2本竿、

7:00出航で、7:10ころには釣りスタートです。

 

最初はポンポンと釣れて、

10分足らずでツ抜けしました。

ただ、ここでパタリと食いが止まりまして、

魚探に反応があっても口を使わない、やる気のない魚ばかり。

 

次の10尾をクリアするのに70分以上もかかってしまいました。

 

中層に群れが入って2点掛けと4点掛けがあったおかげで、

30尾は8:57。

 

この後さらにペースダウンして、

反応があっても食わない、食ってもかからない、かかっても針ハズレする、と、

負のスパイラルモード。

水温が20℃近くあって高いためか、

釣ったワカサギは短時間で酸欠状態になって腹を上にします。

たいして釣れていないのにこまめにフリーザーパックに移動させます。

 

9:00を過ぎたころから風が強くなり、ドーム船がバタンバタンと揺れたり、

水の流れや風の影響で動いたりするようになりました。

窓の外を見ると、風でそれなりに波立っています。

それなりというのは、普段外房の荒波にもまれているぐっちゃんとしては、

「このくらい波が出ると凪よりも魚の活性は上がるよねー」

と考えるくらいのレベルです。

風の影響を受ける分ボートが流され釣り辛くはなりますが、

波が高いから撤退、というレベルとは程遠いです。

 

フィッシングハウスなぎささんは、ぐっちゃんの知る限り、

山中湖で最も安全面を気にかけているドーム船です。

山中湖釣り情報のなぎささんの欄には、

「白波が出始めたら終了となります。安全が最優先の為御理解下さい。」

と書かれています。

とは言え、NEO-Gucchan号とはけた違いに大きいなぎさ号、

そんなに簡単に転覆や航行不能にはならないでしょう。

と思っていたら、

ワカサギマスターの尾崎さんの不穏な動きが目に入ってくるようになりました。

よーく見ると、湖面の波が白く見える部分が出始めています。

たしかに、手漕ぎボートなら撤退するレベルでしょう。

でも、波そのものは動力船がドキドキするようなレベルじゃありません。

この程度でNGなら、外房ではほぼボートは出せません。

‥‥が、

「ひっとして…」

そう思った直後に、

「風が強くて危険なので帰航します。仕掛けを上げてください!」

マジですか?

半分は「うそでしょ」ですが、半分は「まあそうだよね」と思うぐっちゃんがいました。

 

確かに風は強い。

それゆえ、ドーム船の挙動がおかしくて、

何度もアンカーをチェックしているのはわかっていました。

海に比べれば豆のような小さな山中湖ですから、

どんなに風が吹いても外房や琵琶湖のように高い波は出ません。

早上がりの理由は波というよりも風ですね。

アンカリングしているドーム船がおかしい動きをするようになると、

釣り辛いしお祭りリスクも上がるし、

ひょっとしたら操船にも影響があるかもしれません。

「白波が出始めたら終了となります」の本当の意味は、

「白波が立つほどの風が吹いたら安全優先で帰航します」なんでしょうね。

なぎささんのホームページには、

「出船後悪天候になり危険と判断した場合は緊急帰着する場合があります。」

と書かれています。

なぎさ号の動力は225馬力の船外機なのですが、

船のサイズから、おそらく最高速は10km/hくらいしか出ないでしょう。

 

手元を見ると、

41尾、まだ10時になっていません。

このまま14:00まで頑張っても、束まで行くか行かないかでしょう。

それすらかなわず強制終了です。

知床半島の観光船事故から、いろいろな客船が安全に対し非常にシビアになっています。

その影響も多少はあるのではないでしょうか。

客としても、強風で早上がりの可能性があることを承知で乗っていますし、

船長がダメだと判断したらそれに従うのみです。

尾崎さんもぐっちゃんが外房の海でヒラマサを追っているのを知っているので、

下船時にちょっとだけ目と目で会話みたいになりましたが、

郷に従えば郷に従えなので、文句はありません。

強いて言えばワカサギを実家へのお土産にしようと当て込んでいたので、

ちょっと目論見が外れた(とはいえまずまずサイズが40尾以上いるんですけどね)、

というところです。

帰航後の様子です。

桟橋付近は波も届いていない感じですが、

やはり波よりも操船に影響がある風を気にしているんでしょう。

 

予定では14:00までワカサギ釣り、

15:00から愛知県の実家に向けて移動するはずだったのですが、

大きく計画がずれました。

風が強くなったために、逆に富士山はくっきり。

すっかり雪が少なくなりましたね。

 

仕方がないので観光しましょう。

何度も山中湖や河口湖に行っているのに一度も行ったことが無かった、

世界遺産「忍野八海」に行ってみることにしました。

小さな池の神秘的な雰囲気は、実際に見てみないとわかりませんね。

富士の湧水の何とも言えないパワーを感じます。

ただ、平日なのにかなりの観光客がいました。

休日に行っていたらとんでもなく混むかもしれません。

 

のんびり下道を多用して、

19:00頃に実家へ。

ちょうど母親が帰ってきたところだったので、

ワカサギはてんぷらと唐揚げになって晩御飯の主菜になりました。

翌日には姉と弟が美味しそうに食べてくれました。

釣果的には満足できないレベルですが、

ちょっと食べるにはちょうど良いくらいの量だったかもしれません。

 

さすがにこれでこの春のワカサギも打ち止めです。

5月の西湖の爆釣が大きく貢献して、

1月からのワカサギの総釣果は4000尾弱となりました。

昨年は経験していない秋の数釣りシーズンがどうなるか、

楽しみではあります。

 

気が付けば梅雨明けのような猛暑の日々が到来しています。

充電期間とするか、魚を求めて走るのか、

これから計画を練りますね。

 

それではまた おやすみなさい

 

 

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