かなり前のワカサギ釣りに夢中になっている頃から、
ワカサギオフシーズンに楽しむ釣りとして、
エリアトラウトを検討してきました。
エリアトラウトとは、ルアーでトラウト(マス類)を釣らせる管理釣り場の事です。
つまり、マス類の釣り堀ですね。
餌でマス類を釣らせる釣り堀もありますが、これはエリアトラウトとは言いません。
ヘラブナやコイの釣り堀、海の釣り堀もありますが、
エリアトラウトもかなり人気があります。
大きな釣具店には必ずエリアトラウトのコーナーがあります。
エリアトラウト挑戦にあたり購入したグッズは、
竿立て付きのバッカン、
ルアー各種、
格安スプーン(オルルド釣り具)、
フックリリーサー、
ランディングネット、
こんな感じ。
え、ロッドとリールは?と言われそうですが、買っていません。
なぜなら、
「アジングロッドで代用する」
からです。
ブルーカレント74Ⅱと月下美人INFで挑みます。
いくつかの候補から記念すべきエリアトラウトデビュー戦に選んだのは、
『リヴァスポット早戸』さんです。
ポンド(池)タイプではなく、清流を仕切った形の渓流型の釣り場で、
より自然っぽいかな、と思ったのが選んだ理由です。
あと、釣った魚は持ち帰り放題で制限なしもいいですね。
4:00に自宅を出発、
中央自動車道、圏央道で相模ICまで行き、
ナビに任せて楽々到着、と思ったのですが、
ナビが指定した道路は7:00まで通行止めという予期せぬ洗礼。
仕方なく別ルート検索して指定した道を進むと、
お、ここから山道に入るわけですね。
進むにつれ不安になる道路状況。
どんどん道幅が狭くなり、ところどころ崩れた岩が道路に落ちていたりします。
すっかり山道。携帯電話は圏外に。
上の写真はまだ道路幅が広いところで撮影しましたが、
この後対向車とすれ違うのがか困難な道になりました。
まあ、この時間は対向車ほとんどいないですけどね。
神奈川県という事で舐めていましたが、はっきり言ってここは秘境です。
狭くて曲がりくねった山道を数キロ走ってようやく到着。
5:55に到着したので6:00の開場に間に合いましたが、
既に受付には長い列が…。
数キロの山道で一台も車にすれ違わなかったし追いつきもしなかったので、
以外と空いているんじゃないかと思いましたが甘かったです。
受付で料金を支払い、
入漁証をもらって、釣り場に移動します。
受付の前は餌釣り場なので、
この橋を車で渡って奥のルアー・フライ釣り場に移動します。
これは本流の川幅が広い部分。1マスが大きいです。
ぐっちゃんが選んだのは川幅の狭い支流の上流部分。
こんな感じ。
狭いのでどんなルアーでも対岸に届いてしまいます。
水はクリアで泳いでいる魚が丸見えです。
少し下流に行けばこのくらい広さがあるんですが、
既に先客がぎっしりでした。
ちなみにこちらが餌釣り場。
浮き釣りや脈釣りで狙いますが、けっこう本格的です。
ちなみに写真の左側には受付があります。
釣り味を楽しむ必要が無い方には、
1尾400円で確実に釣れる釣り堀もありますよ。
ルアーエリアをバックに自撮り。
緑が多く、水がきれいなこの釣り場は、
自然のエネルギーをめいっぱい浴びることができます。
開始して10分ほどでファーストヒット!
めでたくニジマスゲット!
アタリルアーは、
これ。
格安スプーンではありません。
個人的な感想ですが、格安スプーンはちょっと泳ぎが悪いようです。
その後、この日一番の大物(おそらく40cm強のニジマス)をかけたのですが、
足を滑らせて転びそうになり、テンションが緩んであえなくバラシ。
さすがに思ったように釣れません。
また、慣れないバーブレスフックでかけてもバラシがけっこうありました。
リヴァスポット早戸さんでは、9:00と14:00の2回放流があります。
この日は特別放流でニジマスだけでなくヤマメも放流されます。
9:00と思っていたら、8:00過ぎに放流車がやって来ました。
おそらく、泳いでいる魚の数に対したくさんの入場者があったので、
1時間前倒しで放流をして、
「釣れない状態」の解消を狙ったのでしょう。
車で運んできて、
豪快に網で魚を放り込みます。
おそらく1マスに40尾ほど投入。
こんな乱暴に放流された魚がすぐに餌を食べるとは思えないのですが、
なぜか釣れるんですよね。
ぐっちゃんの陣取った場所が良かったのか、
この後確変状態になって、一気に7尾ほど追加しました。
特別放流のヤマメもゲットしましたよ。
大きいのは30cmくらいありました。
一気に魚籠が賑やかになりました。
この魚籠はクロダイ釣り時代に使っていたもので、
アジのかご釣りで使って以来、
10年近く物置に眠っていた物を復活させました。
確変の後一気に食いが悪くなり、
魚は見えていても釣れない時間が長く続きました。
たまーに釣り上げる人がいますが、
全体的にまったりした時間が流れます。
昼近くなって、
コンロを取り出してプチバーベキューをする人や、
座り込んで休憩する人、
昼食を食べる人など皆さん過ごし方はさまざまです。
時間とともに釣り人の数も増えて、
朝はぐっちゃんが独占していたこの小さなマスも、
常時3~4人が竿を振っている状態です。
これだけプレッシャーをかけたらそりゃ擦れますよね。
14:00に午後の放流がありました。
今度は少し少なめの放流でした。
朝のような確変は無く、ポツポツと2~3匹追加して終了です。
このヤマメを釣り上げたのは、
こんなルアーでした。
ただ、この日のMVPは圧倒的に、
これでしたね。
全体の半数以上がこのスプーンだったと思います。
15:00になったので釣りは終了して魚を捌きます。
以前はナイフが備え付けられていたそうですが、
子供が怪我をする事故があり、釣り場としてはナイフ類は常備していないそうです。
ぐっちゃんはナイフを持参しなかったので、
こんな簡易型のナイフを350円で現地購入しました。
サイズ感がわかり辛いと思いますが、
大きい物で30cmくらいと思ってください。
ニジマス10尾、ヤマメ4尾、
これだけあるとけっこう重いです。
ニジマスと、
ヤマメの塩焼きです。
さすがに美味いですね。
初挑戦のエリアトラウトで14尾ゲットと見た目は良い釣果でしたが、
半分は確変時の15分くらいの間に釣れたもので、
6:30~15:00、8時間30分も釣りをしていて、
そのほとんどが「釣れない時間」でした。
実釣してみていろいろとわかったこともありましたし、
他の人を見て誘い方やルアーの種類も勉強になりました。
オフシーズンの遊びとしてはまずまずだし、
川魚大好きの次女が暇なら付き合ってくれるでしょう。
でも…、ボートやワカサギのようにははまらないかな?
上の写真の狭くて1辺が20mもないマスに、
一時は5人ほどが入り込んできてルアーを投げるわけです。
当然狙いたいポイントは被るわけで、
誰かがルアーを引くと空いたその場所に次の人が投げる、みたいな、
気遣いとテクニックが必要です。
NEO390ボート釣りやワカサギボート釣りのように、
基本1人で他人に気を遣わずできる釣りとは根本的に違います。
ワカサギドーム船も、一人のスペースはきっちり確保されています。
でも、エリアトラウトは無法地帯で、
気使いしない人はどんどん他人の横に入ってきますし、
同じポイントにルアーを投げ込みます。
元々そんな釣りがイヤでボート釣りに向かったという経緯があるんですよね。
リヴァスポット早戸さんのように広くてたくさんのマスがある管理釣り場でも、
それ以上に客が多いこのような日には、
横の人にめいっぱい気を使って釣りをしなければなりませんし、
気の弱い(?)ぐっちゃんは他の人が頑張っているマスに入っていくことができません。
特別放流の日じゃなければどうなのか?
平日ならどうなのか?
基本サンデーアングラーのぐっちゃんには、
「平日は空いてるよ」と言われても意味がありません。
海釣りもワカサギ釣りもできない日(シーズン)の選択肢として、
エリアトラウトは大ありだと思いますし、
いろいろな釣り場を経験しようと思っています。
食べるのが楽しみなだけなら、
手賀沼フィッシングセンターや磯源フッシングパークの餌釣りの方が、
確実に釣れるし焼いてもくれるのでお手軽ですよね。
ところでアジングロッドでのトラウト釣りですが、
前アタリまでわかるほど敏感で、メチャクチャ楽しい!というのが感想です。
敏感な分、アタリを弾いてしまってフッキングしないことも多いのですが、
おそらくトラウトロッドより「かけて釣る」楽しみは大きいと思います。
エリアトラウトが食べる事よりも釣りの楽しみをメインにしているのなら、
アジングロッドを使うのはとても良い選択肢だと思いました。
次回はポンド(池)タイプかな~。
これからの季節は標高が高くないと厳しいので、北に向かう可能性大でしょうかね。
それではまた おやすみなさい
おお、ツッシーもエリアトラウト野郎だったんですね。しかもリヴァスポット早戸に行くとは…、もう行動パターンが似すぎですね。選んだ理由も似たり寄ったりで(笑)
この日は特別放流をHPで宣伝していただけあってとても混雑していました。普段の週末がどうなのか、毎週こんな感じだったら、もう少し空いている管理釣り場を探そうかな、と思います。
ヒラマサじゃないんで大きさにこだわりはありませんよ。大きすぎると食べるのも大変だし。退屈しない程度にコンスタントに連れてくれるのが一番いいんですが、どの釣りもそんなわけにはいきませんね。
次女を連れて行って楽しめる環境かどうか確かめる意味は確かにありました。
ルアーは釣れない時間が長いので、エサ釣りと違って難しいかな~、次女は浮き釣りが好きで、ルアーは投げるのは得意そうですがアジングもまだ実績がないんですよ。
放流は大抵の管理釣り場でおいおい、って光景のようですよ。食べるよりも釣るのが目的なので魚の数を増やしてくれるのは歓迎ですが、自然との闘いっていうイメージは崩れますね。
五目漁師さんも書かれているように、ボート釣りに代表される海釣は、海や魚との真剣勝負です。ルアーならボウズ上等です。こればっかりは放流された魚を仲良く並んで釣るエリアトラウト釣り師には絶対にわからない魅力ですね。
見た瞬間にこれは娘さんとの釣りの下見かなと思ったのですが、まんざらそれだけではなさそうですね。
先日、知り合いから千葉で採ってきたというハマグリを頂きました。
潮干狩りではあたり前に思っていたのですが、ここでも放流するのですね。
わかってはいても、目の前でやられると興覚めではないでしょうか。
私なら、おいおいそれならさっさとこの網に入れてくれよ、と言いたくなりそうです。
エンジン艇にしても、手漕ぎにしても、あるいは磯釣りもそうですが、海に出るということは必ずしも誰にでもできるというものではなく、所謂レジャー超えた真剣勝負の様なところがありますね。
と、つくづく思いました。