進め!Gucchan号!

愛艇NEO-Gucchan号を手放して、奈良県へ単身移り住みました。和歌山県の海と琵琶湖水系が新しいフィールドです。

想定外の強風とおかしな潮流に大苦戦

2021年11月23日 | NEO390 釣行記

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自宅近くの公園の落ち葉を撮影してみました。

風が吹くたびに雪や桜吹雪のように枯れ葉が落ちてきます。

散歩していると落ちてきたドングリが頭を直撃することも…。

すっかり秋、というか冬目前?になりましたね。

千葉県の紅葉もあと1週間ほどでピークになるのではないでしょうか。

 

11月21日日曜日、外房で浮いてきました。

今回も2人釣行、パートナーは実に1年ぶりのI君です。

予報では北風で微風、曇り空ですが雨は夕方からという、

釣り日和になるはずでした。

港内はご覧のような澄み潮です。

経験では、澄み潮時はキャスティングがよく、

濁り潮ではタイラバに青物が食ってくるというイメージがあります。

がしかし、このところキャスティングは全くいい話を聞かないので、

今回はジギングとひとつテンヤのタックルだけを持ち込みました。

 

こじ丸さん、ツッシーさん、プカプカさん、初見の和船タイプが参戦。

日の出時刻を待って出航です。

天候は想定通り雲が多い感じですが、何とか日の出が見えました。

まだ港を出てすぐなのですが、ご覧のように細かい波がけっこうあります。

今回はキャスティングポイントをすべて無視して、

最初からジギングポイントへ。

ん?思ったよりも風が強くないですか??

推測ですが、5m/sを超えているんじゃないかという北風が吹いています。

ボートは北から南に、風に乗る形で流されますが、

その速度は3~4km/hと驚きの速さです。

あまり潮は動いていません。

ボートが流される分、ラインはどんどんナナメになります。

日が昇りましたね。

波がけっこうあるのがこの写真ではよくわかります。

水温は21.4℃と先週に比べると2℃ほど上がりました。

 

冷静に観察すると、潮流は逆潮のようにも感じます。

そして、いつものポイントにはほとんどベイトがいません。

強風に澄み潮で逆潮…。ジギングには不利な条件が揃っているような…。

逆潮の時はここだけでなく、沖に出てもベイトがいないことが多いんです。

 

やっといつもの場所とは根の反対側にベイト反応を発見。

ここを中心に流しましょう。

ドテラで流すとあっという間に根の上を通過してしまいます。

ここは秘技『操船しながらジギング』で行きましょう。

微速後進でボートが流される速度は1km/hほどに落ち、

ボートが進む方向も南から南西に変わります。

ようやくちゃんとジグが下に落ちるようになり、

ずいぶん釣りやすくはなりましたが、

「ジグに潮が全然当たらない!」

なんだかめちゃくちゃ厳しい日に当たってしまったようです。

 

ジギングポイントを攻めながら、

時々水深60mくらいまで移動しますが、

やはり逆潮のせいかベイトは全然いません。

2時間近く粘ってもノーバイト。

流し直しの度にけっこうな飛沫を浴びます。

これが徐々に気力を奪って行くんです。

 

ここでこの秋、既にヒラマサを2本仕留めているツッシーさんが登場。

調子を聞いてみると、

「ヒラマサ取りましたよ!」

なぬ!?マジですか?

「なんと、キャスティングです!」

「・・・・・ゲゲッ!」

どうせキャスティングは釣れないからと、

キャスティングタックルを車に置いたまま出航したのは誰だっけ?

あ、I君か(大嘘)

ぐっちゃんがキャスティングタックルを持ち込まないと言ったので、

I君も同調して2人とも持ち込まなかったんです。

久々にやってしまいました。

『負のスパイラルコンビ』

ここに復活です。

澄み潮にはキャスティングって誰か言わなかったか?

って、いまさら後の祭りです。

 

しばらくジギングを続けたものの、

さすがに心が折れて、

風も強いし、テンヤポイントへ移動。

ぐっちゃんはエビエサ、I君はワームでひとつテンヤ開始です。

ここでも『操船しながらひとつテンヤ』でラインの角度を調整し、

的確に底取りして根魚を誘います。

ほらね、アカハタは裏切りません。

 

I君、そりは…。

幼児虐待はやめてください。

というか、ワームなのになぜサイズダウンする?(笑)

 

冗談はさておき、

カサゴ、

イラ、

ウマヅラハギなども釣れました。

これらは全部リリースですが。

 

10:30ころ、

海上保安庁登場。

見たことはありますが、この海域では初めて声を掛けられました。

「今日は波が高いのであまり沖には行かないでください」

「はあい、わかりましたー」

ぐっちゃんが釣りをするエリアでは、このあたりは最も岸寄りなんですけどね。

「救命胴衣つけてますかー?」

腰のあたりを突き出して指さすぐっちゃんとI君。

「あ、腰に巻くタイプですね、気を付けて」

「はあーーーーい」

大きく手を振るぐっちゃん。

「ご協力感謝しますー」

こんな感じのやり取りをして、海上保安庁は去っていきました。

確かに風は強いですが、

北風なので荒れ具合は先週に比べれば大したことありません。

 

この日最大サイズのアカハタ。

エビが終了したので、再びジギングへ戻ります。

 

再度ジギングポイントを攻めますが、

やはり朝からの釣り辛さは変わらず、

この日は秋シーズン初の青物不発に終わりました。

 

風が北東に変わり、波が大きくなってきたところで12:00頃にストップフィッシング。

この日も終始波があり、全開走行はできませんでした。

 

7リットルくらいの消費でしょうか。

 

沖上り後ツッシーさんのヒラマサを見せていただきました。

「すごいなあ」

「いいですねぇ」

「何言っているんですか、教えてもらった通りのルートでやっただけですよ」

そう、ツッシーさんが春にNEO-Gucchan号に乗った時、

このルートでキャスティングを試し、

この順番で移動してベイトチェックしてジギングする…、などと、

偉そうに教えたのはぐっちゃんなんです。

基本に忠実にチャレンジして結果を残したツッシーさん、

基本を無視してキャスティングを甘く見て撃沈した『負のスパイラルコンビ』。

まあ、そんなもんですね。

ちなみにツッシーさんは、ヒラマサ以外にスマガツオも2本あげていました。

 

ぐっちゃんは20日から23日まで4連休なのですが、

ボートが出せそうな天候はこの日だけでした。

来週あたりはかなり気温が下がって寒くなりそうです。

もう少し釣れてくれるとやる気が出るんですけどね。

 

それではまた おやすみなさい

 

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
五目漁師さんへ (ぐっちゃん)
2021-11-25 14:59:18
五目漁師さん、ご丁寧にありがとうございます。
キャスティングは海面に飛び出すアタリから、強烈な魚のパワーとやり取りまで、一度体験すると病みつきにある素晴らしさがあります。
最近は外房でもなかなか体験できないのがネックですが、ぜひ遠征してチャレンジも考えてください。
ちなみに、経験上外房のキャスティングのベストシーズンは正月前後です。
返信する
Unknown (五目漁師)
2021-11-25 14:12:13
なるほど、ぐっちゃん、丁寧な説明ありがとうございます。
ヒラマサにもマグロにも縁がなさそうな海域ですのでこれで不要なことは考えずにポイント相応でジギングを進化させたいと思います。
連投になりましたが一言お礼まで。
返信する
五目漁師さんへ (ぐっちゃん)
2021-11-23 23:36:55
五目漁師さん、コメントありがとうございます。
 
秋の外房ですから、根魚は狙えば高確率で釣れますよ。高価なエビを餌にしているわけですし、周辺一帯全て岩礁帯で、無限にポイントがあるような海ですから。
夏場に体験した東京湾のサバフグは、底が岩だろうと砂地だろうとどこにでもいる印象でした。それが何倍にもパワーアップしたのが伊東のフグ地獄なんでしょうね。
 
五目漁師さんの言われるように、縦の釣りがジギング、海面近くの横の釣りがキャスティングですが、どちらもルアーにアクションを加えてベイトっぽさを演出します。狙う魚種、水深、エリアによってキャスティングは効果を発揮しますが、このエリアがかなり限定的です。玄界灘と外房以外でキャスティングヒラマサの好釣果をあまり聞きません。
ジギングの場合は魚のいる層にジグを通す釣りなので、ある程度深さが必要です。20mでも可能性はありますが、一般的には30m以上のポイントが多く、時には100m以上なんていうこともあります。ジギングのターゲットは青物の他真鯛や根魚など、なんでも来いです。
キャスティングは海中にいる魚が海面のルアーを見上げて飛びかかってくるというのがパターンなので、あまり深いとルアーを見つけてくれません。20m以下の岩礁帯での実績が圧倒的です。時には5mとか10mで食ってくるときもあり、総じてジギングよりキャスティングの方が魚のサイズが大きいので、根に潜られないためにもタックルは強固なものにする必要があります。
キャスティングの対象はヒラマサやマグロなので、それらが釣れる地域でないとキャスティングタックルの意味はほとんどないと思います。カンパチやブリはゼロではありませんが、ほとんどトップでは釣れません。あ、シイラは例外です。
ワラサやイナダのナブラ撃ちであれば、キャスティングタックルではなく、ジギングタックルでルアーを投げてナナメ引きで十分だと思います。
返信する
Unknown (五目漁師)
2021-11-23 22:24:48
確かにぐっちゃんの釣りで青物が皆無は珍しいですね。
それでも底物はしっかりと釣れています。
これを負のスパイラルと言うなら、天秤をとられ、ジグをとられ、タイラバを裸にされる釣りは一体なんというんでしょうかね。

私はジギングと言ってもタイラバと同様にゆっくりとただ巻きするだけで狙い魚もタイラバと変わりません。
そもそも垂直方向に魚の遊泳層を探るのがジギング、水平方向に広い範囲にわたってベイトを追って浮いている青物を狙うのがキャスティングと理解してよいでしょうか。
関連して、キャスティングポイントとジギングポイントの区分の差が狙いの魚種なのか、地形なのか、深さなのかなどよくわかっていません。
何度かキャスティング用の道具を揃えようかなと思ったこともあるのですが、さてそれで何をしようとしているのかなと疑問に思い止まってしまっています。
やれば、ぱっと新天地が広がるものなのでしょうか?
返信する
ツッシーさんへ (ぐっちゃん)
2021-11-23 01:40:50
ツッシーさん、コメントありがとうございます。
そして、投げマサ(キャスティングヒラマサ)ゲットおめでとうございます!
今回の敗因はやはりヒラマサはまだ早いという勝手な思い込みでしょうか?NEOで2名釣行の場合、1人3本までのロッドがベターなのですが、ジギングロッドを2本ずつと、もう一本は何にするかの選択で、我々はテンヤに使うライトロッドを選択したわけです。
キャスティングタックルはこのところほとんど使わないのに準備片付けが面倒で、テンヤでお土産を確実にゲットする選択をしたのですが、それが後悔につながりました。
とは言っても、我々がキャスティングタックルを持っていても、結果は変わらなかったのではとも思います。
今の絶好調のツッシーさんは、仮にキャスティングで不発でも、どこかでジギングでヒラマサをゲットしたのではないかと。一方で我々負のスパイラルコンビは当然のように無反応で終わる、と。
ひとつ言えることは、ヒラマサを目指すなら変な浮気心を持たずにひたすら投げてしゃくるという事ですかね。エビを持ち込んだ時点で我々の敗北が決まっていたのかもしれません。
外房のヒラマサ師の称号は、すっかりツッシーさんに持って行かれた感じです。
これから寒くなるとヒラマサもサイズアップが期待できると思います。今の調子でガンガン釣ってください!ただし、1本でいいので僕の分も残しておいてくださいね。
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Unknown (ツッシー)
2021-11-23 01:16:01
ぐっちゃんさん
釣行お疲れ様でした、秋シーズン始まってから何故か絶好調で正直自分でも怖い位です(笑)去年から本格的にやり始めたヒラマサキャスティングでようやく一本キャッチできました!サイズは大したことありませんがジギングで獲るのとはやはり違いますね。ようやく外房のヒラマサ師の一員になれた気がします。これもポイントやら何やら全て教えてくれてぐっちゃん師匠のおかげです(爆)感謝です❗
さてヒラマサもスマも内臓脂肪たっぷりで非常にマイウーでした、キャスティングのヒラマサは胃の中空っぽでしたがスマはお腹の中から子イカが沢山出てきましたよ!2本とも10m以内の表層といってもいいくらいの水深で食ってきました、面倒がらずにリーダーが見える位までシャクった方が良いかもですね。ちなみに先週のジギングヒラマサは150gのロングジグから100gのセミロングジグに替えてすぐのヒットでした、胃の中から同サイズのアジが出てきたのでマッチザベイトと言えると思います。ただ残念ながらやはり再現性はないんですよね、ヒラマサ釣りのコツは釣れるまでひたすら投げる❗シャクる❗諦めない(休まない)かもしれません。また外房でお会いしましょう~
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