くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

シルバー&シパダンウィーク 9月18日 KKへの長い道のり

2010-10-07 23:46:08 | Weblog

 シルバーウィークはシパダンウィーク
毎年9月は南の海に潜りにゆく。それもだいたいシパダンなのだが、今年はコモドかバア環礁かで迷っていた。コモドであわよくば水中イルカをみて、帰りにバリでマンボウに会うっていうのと、ハニファルベイでマンタとジンベイにまみれるのではどっちがいいかなぁ、と悩んでるうちに、シパダンウィークを知ってしまった。C/E(セレベス・エクスプローラー)で5月から9月の特定の週だけ、シパダンに月~金の5日連続で潜れるの巻なのだ。そしてシルバーウィークが、そのシパダンウィークのラストだ。

シパダンにはマンタは玉になってやってくることはないし、ジンベイは年に1回ていど、それも単体で、よほど運がよくなければ会えない。シパダン毎日>マンタ玉ジンベエ≧もしかしたらイルカと低水温マンボウ。シパダンに5日間連続、それも1日4本潜れることのほうが今や貴重に思えて、迷いはふっとび、シパダンでアオウミガメまみれになることにした。それに、さすがにもうどうでもいい記念ダイブもやってくる。300本の頃より、記念ダイブは基本シパダンとしているのだ。

しかし今年のシルバーウィークのC/Eは、某旅行会社がチャーターしており、ツアー代金は衝撃の高さ。昨年の同時期にC/Eで仲良くなった人々からは、「よくそんなに払うね!」と言われるほどだ。船は、「ダイバーは海がよければいいんです!」精神だけでリピートしている、快適・設備充実とはほど遠いC/Eにかわりはないのに、アグレッサーですか?と思うようなお値段。それでもSipadan everydayは、馬の鼻にニンジン。お金にかえられない。それに9月はやはりシパダンじゃなくちゃ!それでも微妙にマンタ玉とジンベエに未練を残しつつ、シパダンへ出発だ。そして、今回も、普通の東京発着パッケージではない、お得意のオリジナルスケジュールだ。


 なぜか関空
うちから成田までは、近くのホテルから出るリムジンバス1本で90分。
なのにゴールデンウィークはセントレア、今回は関空発。
ゴールデンウィークは、KKゆきのフライトがまったくとれず、なんでもいいからKKにゆける便ということでセントレア発となった。シルバーウィークは、さすがにゴールデンウィークほどは混んでおらず、なかなかとれてはこなかったものの、MH便をちゃんと確保できた。なぜに都民が関西かといえば、成田発は関西発より3万近く高い便しかとれず、安い方にこしたことはないとケチったこと、それとC/Eに同行する友だちが関西発ということもあって、私も往路だけ関西にしてみた。成田発だと、MHの出発時間は10時半なので、午前6時台のエアポート・リムジンに乗らねばならい。これだと羽田まで30分の私には、ANAの7時台の羽田発関西行きに乗るよりもむしろ家を早くでなくてはならないのだ。土曜日は、成田からは2便あり、13:30発というのもあるが、これだと到着が真夜中なのでそれも避けたい。

安い関西発にしたことで、羽田→関西の航空券を買ってもまだまだおつりがくるが、前回の名古屋ゆき深夜バスに味をしめ、今回もバス。実は、今話題の設備豪華な深夜バスに乗ってみたかった。しかしさすがに3連休前の金曜夜の便は満席でとれずにがっかり。1席だけ残っていたドリーム号を利用して、OCAT(大阪シティエアターミナル)で降り、そこから関空ゆきのリムジンにのりかえることにした。夜型の私は、朝はもたもたしているので、早朝羽田発の場合は、だいたいいつも乗り遅れるかも、という事態に陥る。羽田のチェックインで受託手荷物を預けられるタイミングでチェックインができたことがまずなく、ほぼ毎回、ダイビング器材の入った大荷物をひきずってコンコース走り、搭乗口で預けるといったパターンだ。ドリーム号のリクライニングはほどほどで、深い眠りではないにしても、ほとんど眠っていた。東京駅八重洲口から乗車したが、新宿駅新南口に着く前に、もうごうごういびきをかきバクスイしてる二人のおっさんがうらやましかった。出発後、山梨県のどこかのSAで1回だけ休憩のあとは、ノンストップで走る。格安バスとは違い、2時間に一度の休憩で、車が止まったことを契機に起きてしまうことがないのは楽だ。OCATには6時ちょい前に着き、むだなく6時10分の関西ゆきリムジンにのりかえ、7時には関空に着いた。

 関西国際空港 
フライトは11時発。チェックインは2時間半前からだから、時間はじゅうぶんある。2階にあるKANKU LOUNGEでシャワーを浴びることにした。ネットカフェ併設だが、シャワーのみの利用で500円。昔、海の家や、伊豆ダイバーだった頃に子浦の漁港で見たような簡易シャワーに毛がはえた感じ。15分間お湯が使えるが、しょせん簡易シャワーなので、5分でもうちょっと安いほうがよい。

シャワー後朝食を、と思うが、空腹感なくスタバでコーヒーのみオーダー。ショートで、「350円でございます」と言われ、軽く衝撃。東京では290円、カップ値引きなら270円なのに。ショートのカップが小さいと思うのはさすがに気のせい?しかも、現在のアニバーサリーブレンドではなくスマトラ。スマトラも好きなタイプのコーヒーなのでよいのだが、アニバーサリーのアの字もなかった・・・。スタバの横には、ブルーシールがあるので、紅いもソフトを朝ごはんがわりにした。ちゃっかりiPhoneのチャージを終えるとスタバを出て、3階のあんまり好みではないユニクロで、いろいろ服をあててみたり帽子をかぶってみたりしてから、友だちの到着予定の9時前になったので、そろそろチェックインと国際線出発フロアの4階へ移動することにした。

 マレーシア航空 (MH53便 関西11:00KUL16:40)
4階は、2階・3階の静けさが嘘のように人だらけ。想像していたよりもはるかに人が多かった。とりあえず、MHのAカウンター前に移動し、友だちが来るのを待とうと思うが、Aカウンター手前のベンチに着くや否や、おなかが急降下。空胃にコーヒーとソフトクリームという暴挙のたまものか!?トイレ駆け込みでタイムロスしてる間に、友だちから「どこいる?」着信があった。ふたたびAカウンターにむかうと、ものすごい長蛇の列がとぐろを巻いていた。そのとぐろの尻尾の方に、友だちの姿をみつけ無事合流。少しずつしか進まない列も、やっと先頭に到達し、次は私たちの番という段階になると、MHの空港職員から「おひとりさまですか?」と聞かれる。「いいえ、ふたりです。」と返事。その職員、カウンターへ到達すると、また「おひとりさまですか?」「ふたりです」・・・荷物を乗せようとすると、またまた「おひとりさまですか?」・・・どんだけおひとりさまにしたいんだ。それかあまりの混雑にこわれちゃったか?チェックインをすると、事前座席指定がはずれていた。2名並べるのは4席並びの真ん中2席だけ、通路側はないというので、めいめい窓側をとってもらう。こんなんだから、おひとりさまにしたかったのか?チェックインを終えてから気づいたが、そういえばリクエストしておいた、私のアジアンベジタリアンミールもはずれていた。オンボード限定ベジタリアンなので、すっかり忘れていたが・・・。

DUTY FREEも冷やかさず、さっさと搭乗口のベンチでずっとしゃべっていると、ずいぶんあとになって、ボルネオ・ダイバーズにゆく名古屋の友だちが「もう最悪!」と言いながらやってきた。MHチェックインカウンターの長蛇の列にご立腹であった。さて、搭乗してみると、最近、SQばかり乗っていたせいもあるのだろうが、MHの機内サービスがずいぶん雑に感じた。アテンダントのサービス態度が、国際線とは思えない雑さなのだ。ひとりひとりに配るメニューカードは廃止され、ミールをサーブする段階で、手書きのメニューが差し出されて選ぶしくみ。エコノミークラスのメニューなんて、個々人に配るほどのものでもないし、これは資源節約でよいかも。メニューはチキンと魚から選べ、私は「白身魚のトマトソースあえ、マッシュポテトぞえ」にした。味は普通だが、とにかく、ボリュームが少ない。ドリンクは、コーヒー・紅茶・オレンジジュースとあけてあるワインしかオファーしたくないようだった。雑なマレー女子アテンダントにタイガービールを頼むが、タイガーはなくカールスだけという。マレーシアなのにタイガーがないとはなにごと!?と思いつつ、カールスで妥協。カールスは、だいぶあとになって、ぬる~いのをしぶしぶといった感じでサービスされた。



エアバスA330には、パーソナルスクリーンもない。のだめをやっていたが、画面小さすぎ。以前は、Whiteなる本や、ポスター目当てにCDを買うほど玉木宏の大ファンだったが、そんなこと忘れるともなく忘れてしまっている今は、眠ることにした、

到着2時間ほど前になると、アイスクリームとマフィンが出てきた。アイスは玉露で、かちんこちん。ランチボリュームは少なかったが、さすがにマフィンは重たい・・・。



 KLIA(クアラルンプール国際空港)
KLIAに到着すると、まわりの飛行機は見慣れたMHの凧マークだらけで、いつものことだが落ち着く。KLでは約4時間のトランジットタイムがある。普通は入国後、そのまま国内線ターミナルへ移動するが、私たち3人はあえてトランジットエリアからは出て、ビアタイムにすることにした。まずは、サテライトビルの出発階にあがり、何か適当な店がないかのチェックと両替。円高でずいぶんいっぱいリンギットが来た。そのあと、ビールを置いているカフェにゆくが、ビールによいあてがない。インド系店員たちに商売っ気はなく、ゆる~い感じなので、協議の結果、バーガーキングで、フレンチフライとオニオンリングをテイクアウトしてカフェに持参。タイガービールで乾杯。

 KL→KK (MH2628 クアラルンプール20:00 コタキナバル22:35)
けっこうぎりぎりまでカフェでうだうだしていたので、国内線ターミナルへは早足での移動をするはめになった。冷えすぎた国内線ターミナル。免税品の誘惑を横目にゲートへ着くと、飛行機は20分ほど遅れていて、な~んだ、こんなに急ぐんじゃなかった・・・。そしてまた機内食…。国内線アテンダントのサービスの方が、国際線よりよほどまともだ。日本線の、片言の日本語でのサービスが、ぞんざいな感じに思えるのかもしれないと感じた。もうミールはいりません、と思ったが、食べてみたら、ビーフレダンが案外おいしくて完食。

 KK
KKに着くと、セレベス・エクスプローラーの送迎くんが待っていて、その場で、今日宿泊するシャングリラ・ホテルのカードキーをくれた。送迎くんは、もっと遅いフライトで着くゲストを待たなければならないので、送迎車に乗ってホテルにゆくようにと言ってバイバイ。シャングリラのレセプションも、バスがつくたびに行列になったものだが、チェックインする必要がないというのはありがたい。

シャングリラへ着くと、フライトが遅れたために、もう深夜0時が近かった。それでも荷物だけ置いて、さっさとじゃらんじゃらんへ出かけた。KKの夜の街も、歩きなれたもんだが、深夜は、ごきぶりやどぶねずみの通行量が多い。バーのあるエリアは、シャングリラから10分ほどかかるが、何分も歩くことにクレームが出たので、市役所手前まで行ったところで、カンポンアイルあらためカンポンスレラへ戻り、またタイガー。早めの時間は観光客が多いものの、深夜はローカルばかり、それもがらがら。ここにはたくさんの店があるが、入り口のところに構えている店の押しに負けて、奥には行かしてもらえず。「ビール飲むだけだよ。」と言って、テーブルに着く。近くに見える水槽は、シャコたちが、おのおのペットボトルを巣としてはいっていたが、けっこうきもい。貝もきもい。近くにいたサバハンが話しかけてきて、地元民とも交流。そのうち、店は水槽にカバーをかけはじめ、水槽のみなさん、きょうは命拾い。おなかもすいていないが、「飲んだあとはミースープでしょ」、ってことで、ミースープシーフードを食べる。カンポン・スレラは午前3時まで空いていると聞いたものの、午前2時にはクローズとなった。



シャングリラに戻り、朝シャワーにしようかな、とも思うが、朝がつらいのはわかりきっているので、烏の行水にして、頭もよくかわかさないまま、おやすみなさい。


9度目の乗船なるか? セレベス・エクスプローラー

2010-04-26 12:37:19 | Weblog
ゴールデンウィークがやってくる。
私はセレベス・エクスプローラーに、2007年GW明けの初乗船以来、なんと9度目の乗船予定。
数字だけ見れば、CE(セレベス・エクスプローラー)の熱狂的ファン。

シパダンでたくさん潜れて、ダイブマスターのトムとジェリーがマクロもワイドもばっちりケアしてくれて、食事もおいしく、デザートによくマンゴを出してくれるというところが、この船の気に入っているところ。
一方、部屋が狭く空気がよどんでいるとか、トイレスペースが狭すぎるとか、ラマダン~ハリラヤ時のぐだぐだぶり、時々起こる断水、タンクのAIRがおいしくないなど、ダメなところもた~くさんある。
でも、シパダンで少しでも多く潜るためには、と思うと、つい、いそいそと予約をしてしまうのだ。

いろいろぶつぶつ言っても、昔のシパダン島のリゾートに比べれば、CEの居住環境はむしろ整っている。船にはTVも最新作のDVDもある。スタッフはWiMAXみたいなのも使っている。古いシパダンのシャレーは、打ち寄せる波や風でぐらぐら揺れる高床式、夜中に室内を駆け回るネズミ、ダニのいるベッド、夜になると水洗レバーハンドルがバカになって、なかなかフラッシュできない共同トイレ、夜はソーラーがきかず冷たくなる共同シャワー。ダニやサンドフライで、帰国後も尾を引くかゆみ、それをかきむしるときシパダンに思いをはせ。朝は鳥の声でめざめ、夕方は、みんなビーチに出てサンセットをながめ、夜はスタッフの歌とギター。通信はノイズひどめの電話だけ。初期はTVすらなかった。この質素すぎる環境が日常とかけはなれていて、現実逃避感があってよかったともいえる。Liveabordは、つねに海の上にいること自体が日常とはかけ離れている事実なのに、リゾート気分が味わえないうえに現実逃避気分がどうも盛り上がらない。

今はけっこうな絶海の孤島でも、携帯もネットもつながることが多いので便利だけれど、そのぶん常に現実世界とコンタクトしうるあじけなさがある。これで休暇を完全なオフ状態にできない仕事人間って多いと思う。前にカパライで出会ったオージーのハネムナーは、奥さん、新婚旅行中も就活をしていて、電話で新しいジョブ・インタビューを受けるがために、シパダンでのダイビングをパスしていた。島ナンパも、古式ゆかしい弾き語りや星空散歩から、部屋でネットサーフィンしましょーのデジタルへ。

…と、昔をしのんでいる場合ではなく、実は航空券がとれていない!
あさっての関空発MASのKK直行便に乗るつもりではいるが、もしとれなかったら、今からだとクルーズ代は全額ペナルティで没収されるだろうし、シパダン仲間を誘ったのは私だし、どうしよう。
しかし、なんとしても行かなければ!という気持ちにもなってこない。CEへの愛が足りていないからだなあ。なのに9回目。
さて、私のゴールデン・ウィークはいかに???

あれから5年

2009-12-31 03:19:27 | Weblog


寒空に浮かぶ東京タワー。

このあいだから、東京タワーが去り行く2009年を惜しむかのように、展望台を「2009」のイルミネーションで飾っている。肉眼で見ると、2009の文字のまわりは、イルミネーションがチカチカ点滅している。それを見て、フラッシュライト・フィッシュを思い出し・・・。(そんな人は、ほとんどいないだろう。)
フラッシュ・ライト・フィッシュ(美ら海水族館にいるらしい)は、ヒカリキンメという魚で、目の下に発光性バクテリアが群生していて、まばたきをするとフラッシュするのだ。そのフラッシュライトは、獲物をおびき寄せたり、仲間同士の信号の役割を果たすらしい。今はできないシパダンのナイトダイビングで、タートル・カバーンの入り口、DANGERのサインボードのあたりでライトを消してじっとしていると、美しいイルミネーションショーが見られたのだ。

2009の文字をながめながら、シパダンのリゾートがクローズしてから、もう5年もたっちゃったのね、と、死んだ子の年を数えるような気分。シパダンのクローズで、5年前の大晦日は、近年まれにみる号泣をしたなあ。それから年々シパダンでのダイビングへの制限は厳しくなり、2009年はますますシパダンで思うように潜れなくなった。世の中もさえなければ、私自身も、私のダイビングも、Lowな2009年だった。ずっとダウンカレントにつかまって、浮上できていない感じだ。2010年は、Slowly Ascendできますように。

シパダン島が、変!

2009-10-08 22:30:15 | Weblog
シパダン島の色と形が変。
9月18日、島を見てそう思った。
緑が色濃くなく、こんもり感が希薄になったように見える。



ズームしてみると…



ぎょぎょっ!木々の葉が、黄色がかってたり、赤茶けてたりする。
幹も白くなってたり・・・枯れはじめているのか?
満潮までまだ2時間くらいあるタイミングなのに、ビーチがほとんど見えない。
PSRがあったあたりからウェストリッジにむけて、ビーチがえぐれた感じもある。


朝のJETTY。大潮の満潮から数十分のタイミングというのもあるが、水位がとても高い。



ビーチには、ボルネオ・ダイバーズのチャンバーがぽつん。
こんなところに打ち捨てられて、雨風にさらされて、ちゃんど稼動できるの? 
とてもダイブステーションがあって、ビーチハットがあって、その奥にスタッフシェッドがあって、といった広さがあったとは思えない。ものがないからそう見えるのかな?

SDCがあったあたり。



西側は、もうビーチがみえない。



砂地は、潮の具合や季節によって形を変えるので、これが一時的なものだとよいのだが・・・温暖化の影響?心配。

KKショート・トリップ帰り道

2009-05-12 21:51:27 | Weblog
5月6日。あっという間に今年のゴールデン・ウィークも最終日。ぱっとしなかったKKショート・スティを終え、帰国の途につく。KKからシンガポール経由で成田へ帰るが、シンガポールで約11時間のトランジット時間があるので、ひさびさに町に出ようと思う。

KK発シンガポールゆきの便は、午前10時半発のMHだ。90分前チェックインをめざし、朝8時半すぎにホテルを出発する。こんな朝のうちにKKを去らなくてはならないのが惜しいが、シンガポールへのフライトがこれしかないので仕方がない。エア・エイシアが夕方にあり、順調に飛んでさえくれれば、じゅうぶんSQの成田ゆきのフライトに乗り継げるのだが、万が一遅延や運休が起こると、格安航空会社の場合は、乗り継ぎ扱いの概念自体がなく、とても面倒なことになるので、手堅いところでゆく。前回旅行時までは、水曜には、SQのシンガポール発成田ゆきの夜便への乗り継ぎにちょうどよいシルクエアーのKK-シンガポール便があったのだが、その設定がなくなってしまい、今は、水曜はMHの午前便だけだ。MHのチェックインのお兄さんは、ヒップホップ野郎っぽく、対応はファンキーな感じだった。晴れの日は、ボルネオの海岸線やプロゥティガなどがきれいに見えるので、窓側をお願いした。

午前10時すぎ、KKIAで、日が高くなってからのキャビンは、もわーんと暑かった。早朝だと、なんでこんなに冷やすの、と思うほどキャビンは冷えているが、なんでこんなに暑くしとくの、って思える。いつもはコンパートメント下の通風孔を右にまわすのに、きょうは左にまわした。それでも涼しくはならなかった。プチ蒸し風呂状態の中、出発を待った。やがて機長からのアナウンスが流れ、ウェルカムオンボードだろう、くらいに 聞き流していたが、最後の方で、ディレイへのお詫びの言葉と、詳細判明したらまたお知らせする、というのが聞こえてきた。急ぐこともないし、メカニック系の問題なら、しっかりなおしてね、なんて思いながら、搭乗口でとってきた新聞を読みふける。ローカルのデイリーエクスプレスとなぜか読めもしない中文の詩華日報。中文の新聞って、カラフルでなんとなく扇情的な感じがするところに興味をそそられるのと、漢字でニュアンスが伝わってくるので、こんなこといってるのかな、と推測するのがひまつぶしになるのだ。しかし暑い。そのうちオレンジジュースがサービスされたので、きっとしばらく飛ばないな、と予感した。定刻を30分過ぎた頃、機長から再アナウンス。出発は未定となり、いったんトランジットエリアで待つことになる。みんななかなか降りようとしない。アテンダントに、荷物持って降りた方がいいのか聞いたら、たぶん、との見解だった。トランジットパスを渡され、いったんはゲートを出るが、見たい店もないので、すぐにゲートに戻った。30分ほどたつと、見覚えのある人々が三三五五呼ばれはじめた。さっそく「俺の行き先はクアラルンプールじゃないんだ!」と吠えているのが聞こえてきた。最後まで話を聞かない典型だ。どうやらシンガポールゆきはフライトキャンセルにして、このあとのKL便にふられるようだ。シンガポール便がガラガラだったので、安易にキャンセルにしてしまうに違いない。シンガポールに着くのが遅くなって、久々に町へ出てじゃらんじゃらんしようかなと思っていたのに、行けば行ったで無駄づかいをするから、まあ、いいか、と私は寛大。

KKの地上職員は、「KLに着いたらグランドスタッフがシンガポールゆきのボーディングパスをお渡します」と言い、みんなKLまでのボーディングパスだけを受け取り、渋々KL便に乗る。私がもらったボーディングパスは、座席が三席並びの真ん中。二時間半かかるので、真ん中で固まるのは嫌だ。シートNoに異議を申し立てると、通路側が一箇所だけあいている、と変えてくれた。

KL便は、シンガポール組を吸収したことでほぼ満席。そしてやはり暑い。しかも、このトランスファー劇で、KK-KL便も、だいぶ出発が遅れてしまった。KL便のお客にとっては、他の便の運休で、自分の便がディレイするわけで、迷惑な話だ。

KLにつくと、ゲートに地上職員は立っていたが、そいつは、トランジットデスクにゆけ、だけで、何もケアしない。本来、「シンガポールゆきのお客様~」と声をかけるなり、誘導すべきなのに、立ってるだけでは、まったく役にたたない人員だ。普通の乗り継ぎ同様、トランジットデスクで一から並ぶというのも、おかしな話だ。KLの広いコンコースで動く歩道を何本か乗り継ぎ、私がデスクに着いた頃には、ほかのシンガポール組は9割がた先に並んでいた。振替便はあらかじめ決まっているはずなのに、なかなか列はすすまない。皆がそれぞれ、なんらか職員ともめている。そして見ていると、明らかにMASの地上職員の態度が悪い。皆実にふてくされた態度なのだ。

先にカウンターでもめてる人々を、みんなよく頑張るなぁと、私はまだまだ気持ちに余裕があった。やっと自分の番になり、「何時の便に乗せてくれるの?」と聞くと、「20分後」という。この広いKLの空港で20分であわてて乗るのはいやだから、あとの便にしてほしいというと、「それでは、先に急いでいる人の対応をするからあとにしてください」といわれる。それはないでしょ、とここでちょっと不機嫌になる。KL~シンガポールの間は、頻繁に便があるが、常に混んでいる。「何時の便にアサインしてくれるのかもわからないのに、あとまわしにするとは何事」と文句を言う。本当に、どのスタッフも謝ることもなければ笑顔もない。挙句の果てに「あなたはKLには来る予定がなかったから今すぐ飛ばないとダメ」と言われ、「最初にできるといったことをできないというし、おまけに急げとは、誰のせいでこうなったと思ってるの?」と、結局、私も前の客たちと同じようになってしまった。KKの地上職員はゆるゆるではあったが、まだ許せるが、KLのカウンターは、この日、4人いた全員が、なっちゃなかった。「World Best Cabin Staff」というのを今年もMASが受賞したが、グランドがこんなにひどければ、台無しだ。もっとも、キャビンが何をもってBESTに選ばれたのかも、理解に苦しむ部分はあるが。

シンガポールに着いたのは16時半。直行便での到着予定は12時すぎだった。トランジットデスクに、SQ便のボーディングパスをとりにゆくと、隣にイギリス人っぽいお父さんがいて、SQの職員に「いったいMH便に何があったの?」と聞かれていた。もうあきれ果てたといった顔で、「I don't know」と答えていた。確かに、フライトキャンセルの理由説明もなければ、であった。お父さんは、「去年も同じことがあってね、そのときは荷物も2週間くらい届かなくて大変だったんだ。」と毎度の被害らしい。

さて。シンガポールでまだまだ7時間はあるが、町に出るのはやめにした。インターネットコーナーで時間をつぶしていると、年配の白人のおじさんが「ネットにつながらないんだけど、君はつながってる?」と聞いてきた。アメリカ英語だ。アメリカといえば、H1N1大丈夫かな、なんて思ってしまう。「こっちはつながってるけど、ワイヤレスですか?」と聞いたら、「ワイヤード」と言っている。見もしないで、「IPアドレスとDNSが貼ってあるから、設定しないとだめなのかも。」と言うが、わからなかったみたいだ。なんでここで私がヘルプデスクと思いながら、おじさんのVistaを見ると、見事に「ローカルエリアケーブルが接続されていません」な表示になっている。LANケーブルはしっかりささっている。「LANケーブルが認識されていないようだけれど、そのケーブルはあなたの?」と聞いたら、そうだ、と言っている。「だったら、LANケーブルが備えつけになっているところで試したら?」とケーブルつきの席への移動をすすめたら、「つながった」と喜んでくれた。必要以上に感謝された。洋の東西を問わず、熟年層はPCには明るくない人が多いようだ。おじさんのデスクトップの壁紙はキレイな景色だったが、「どこですか?」とたずねると、ロサンゼルスの地元の写真だとかで、またまたH1N1が頭をよぎってしまう。私はマスクもしないくせに、やはり、そんなふうに思ってしまうのだ。そのあと、ひまにまかせてブログを書きなぐった。たいしたことのない写真を貼り付けるだけだ。

帰りのSQ便のA380、混雑が予想されたので、乗り継ぎカウンターでEmergency Rowをリクエストしたら、バルクヘッドをくれた。バルクにはベビーコットが着くので、隣には赤ちゃん連れがやってきた。シンガポリアン女性と、白人男性のカップルで、両親はマスク着用だ。赤ちゃんは、やっと歩きはじめたくらいで、混血のいいとこどり、みたいなかわいい女の子だ。

成田到着が近づき、朝食に起こされ、本当はパスしたいところだったけれど、会社直行なので、とりあえず食べる。食後、再び眠りに入ろうとすると、爆睡しているママを超えて、赤ちゃんは私のところに愛想を振りまきに来た。この子がまた、すぐに帰ってくれず、床に落ちているくずなどを、ごていねに拾いたがるのでたいへんだった。パパ、なんとかしてよ、と思うが、パパはKYで、暖かい目でみているだけでとめない。ママ起きろよ、と思いつつ、あまりに機嫌がよさそうだしかわいいので、相手をしていた。適宜、「パパのところへもどりまちょーねー」なんて、言うが、動いてくれない。ドテッとしりもちをついたところで、チャンスと抱きかかえて、パパにお返しした。

成田には定刻より20分早く着いた。検疫のサーモチェックと問診票提出で少し時間をとられるが、ターンテーブルでの荷物のピックアップがないから、あとはスムーズだ。税関もパスポートを見て「申告するものはありませんね~」だけでおわり。「ありませんか?」の疑問形ではなく、「ありませんね」である。そう、どっちみち私のバッグには、ほぼ乾き物の加工済食品しか入っていないもの。成田から都内まで、JR、京成、リムジン、どれが一番効率的か見極めなければならない。まずは一番近いリムジンのカウンターにゆくと、5分後にTCATゆきのバスがある。「TCATまで今日は何分ですか?」とたずねると「1時間程度です」とのことで、渋滞もないようなので、リムジンで東京まで出ることにした。リムジンは、高速ではノンストップ。すばらしい。そして水天宮といえば半蔵門線に乗らなきゃはじまらないので、半蔵門線に乗った。しかし、この半蔵門線が止まる、止まる。この半蔵門線の遅れさえなければ、遅刻しなかったのに、結局、遅刻した。おそらく5分程度の遅刻ですんだと思うのだが、荷物をロッカーに隠したりする手間を考えると家に戻った方がよい。一度自宅に戻って、荷物を置き、レインブーツをはいて、電車遅延、それもまったく自分の通勤経路ではない路線の遅延で遅刻を通したのだった。豚インフルエンザさわぎで、海外旅行にゆくには、会社への届出が必要なところを、無視してきていたから、旅行帰り、なんてことはいえない。こういう日ごろの悪さで、いろいろバチがあたったのかな、な今回の旅だった。

ワンダー・シパダン

2009-04-04 20:57:51 | Weblog
サバ州オタクなので、サバ州政府観光局のメルマガを購読している。このあいだ届いたメルマガは、「New 7Wonders of Nature」にはシパダンに投票をというものだった。

NEW 7WONDERS OF THE WORLD、新世界七不思議と直訳されているが、そのネイチャー編にわれらがシパダンがノミネートされ、みんなでシパダンをWonderのひとつにしよう、っていうことだ。ウィキペディアによれば、なんでもスイスに新世界七不思議財団というのがあるらしい。wondersが不思議と訳されてしまっているが、どちらかというと驚異の意味合いが強いwonderのようだ。今回は自然が対象であるが、2007年には、歴史的建造物を中心しとした物件たち、コロッセオ、万里の頂上、マチュピチュ、チチェン・イッツァ、リオのイエス・キリスト像、タージマハール、ヨルダンのペトラが新世界七不思議に選ばれたんだそうだ。

シパダンが自然界のwonderであることに異論のない私は、さっそく投票しーよーっ♪、と「Vote for Sipadan Island Now」というリンクをポチッっとクリック。投票フォームが開いたが、メルマガからのリンクで飛んできた場合には、ひとつめのプルダウンがすでにシパダン選択済のデフォルト設定。ご親切にどーも。そしてあと6ヶ所、なんらか選ばないとならない仕様である。

ワンダー候補は、世界222カ国から261ヶ所。それらがアフリカ、アジア、ヨーロッパ、北中米、オセアニア、南米のざっくり6大陸に分けられる。それぞれの大陸の下に候補地がリストアップされているものから、これぞWonderと思うものを7ヶ所選ぶのだが、この候補地がまた、一筋縄ではいかないようなところが多い。アルファベット順に並んでいたが、アジアでAからはじまる国をみても、アフガンやアゼルバイジャンと、普通には行けなさそうな国々、さらに聞いたことのない地名が非常に多い。私が無知なのかもしれないけれど。ちなみに日本からはMt Fujiだけがノミネートされている。シパダンはあってもキナバル山はノミネートされていないし、候補地の基準がいまいちわからない。こうして富士山とシパダンが同じプルダウンにいるわけで、同一大陸内での選択肢は海山砂漠入り乱れているが、実際にはA~Gの7グループに分けられる。A地形、B島、C山と火山、D洞窟・谷・奇岩、E森林、国立公園や自然保護区、F湖・川・滝、G海の景色、といった具合だ。そして7月7日まで続くこの投票で上位77ヶ所が決まり、新世界七不思議委員会の審査員によって7月21日には21ヶ所のファイナリストにしぼられ、2010年~11年にかけてもう一度投票を行い、新世界七不思議は2011年に発表されるという流れらしい。よく読んでいないから、間違っているかもしれないが・・・。

さて、シパダンは島の部であるグループBの中で4月1日現在17位。モルディブより1つ順位が下だ。ちなみに島の部1位はウルシー環礁。2位ボラボラ。3位ガラパゴス。4位フナフティ環礁。5位ココスとなっていた。あとは13位にピーピー島があった。まあ、水中優先のダイバーなので、私個人の価値観では、ボラボラやピーピーよりシパダンやモルディブが上じゃん、と勝手に思ってる。そもそも1位のウルシーってどこ?状態であるが、ミクロネシア、ヤップから100キロのところにあるらしい。ガラパゴスやココスは行ったことがなくても、wonderに間違いないとは思うが、自分が行ったことがない場所は選ぼうと言う気持ちが起こらない。

私は、アジアからは結局、シパダンとモルディブしか選択できないでいる。海と島系が少ないし、知らない地名が多すぎて万事休すなのだ。シパダンに1票入れるには、無理にあと5ヶ所調達しなくてはいけない。南太平洋は、タヒチとニューカレドニアには1回ずつ行ったことがある。いずれも物価が驚異かつ脅威だったが・・・。ボラボラは水中はいまいちだったけど、ゴーギャンの絵のごとき山の姿にはいちおう感動したし、海の色が他では見たことの無い明るいブルーだった(ただし陸上から見たとき)のにもものすごく感動したので、1票入れてもいいかな、ニューカレは私の好みじゃなかったから入れない、なんて思っていると全然選べない。アフリカには興味はあるが、今はまだダイビングに忙しいので、手の届かない未知のデスティネーションだから除外。北中米はバハ・カリフォルニアに行ったことがあるだけ。しかもプルダウンに入ってないから選びようが無い。ヨーロッパの候補地は景勝地が多いが、ほとんど行ったことがないところばかり。モンブランは、ローマからパリへと飛ぶ機内から見えたその姿が、あまりにも美しく、粉砂糖がたっぷりかかったケーキのようにおいしそうで感動的だったので、邪道な見かただったけど1票。ベスビオ山?チルクムベスビアーナ鉄道に乗ったら、どこまでもベスビオ山がついてきてきれいだったけど、どっちかというと、古代ローマ時代のベスビオの噴火が脅威で、ポンペイの遺跡が驚異だよなぁ、なんてやってると、およそ7つ選ぶのは、私には無理な作業だ。だんだん世の中、ユネスコの世界遺産も自然遺産もあるのに、わざわざ財団形成して、大規模な投票やって、「ハイ、七不思議に選ばれました」って認定することになんの意味があるのかなぁ、とも思い始めた。自由に競合?なんだか候補地も偏ってるし、私の嗜好も偏ってるし、このぶんじゃシパダンに1票を投ぜずして終わりそう・・・。

空港と格安航空会社についてのひとりごと

2009-03-15 23:59:07 | Weblog
カマイルカに囲まれ、たわむれる夢を見た。そしてカマイルカが去っていってほどなくアラームで目がさめた。特にイルカを切望してもいないし、バンドウならわかるが、なんでカマなんだろう!?

きょうは早起きしなければならず、日曜なのに朝6時。テレビをつけると日テレでジャパネットたかだのテレビショッピングだ。朝からあのテンションはきつい。チャンネルかえてNHKニュースに落ち着くと、羽田空港にタイ、マレーシアについで、世界で3番目に背の高い新しい管制塔が姿を現した、というニュースだった。高いことが美徳ではないが、新しいのになんだ3番目かい、と思った。羽田空港では来年から本格的な国際線ターミナルがオープンし、国際線の便数が大幅に増えることになる。私の家から羽田まで、30分程度でたどり着けるので、羽田からいろいろな方面にいけるとしたらとてもうれしいが、ダイバーにとって勝手の良いエアラインの名前は今のところあがっていない。シンガポール空港とマレーシア航空に是非乗り入れてほしいものだ。できればアジアの航空会社が全部羽田に来てくれればさらにうれしい。ヨーロッパはどうせ遠いんだから、私がイタリアにゆくときには遠い成田からでも全然かまわない、と自分勝手な考えだ。

ニュースがおわりチャンネルをかえると、フジテレビで「おはよう茨城」というローカルな番組をやっていた。Air Asia就航の噂のある茨城空港の話だったので、つい見てしまった。私が首をなが~くして待っているAir Asia。来年3月にオープンする茨城空港には、すでにアシアナ航空の韓国ゆきフライトの就航が確定しているらしいが、マレーシアのAir Asia Xを一生懸命誘致しているとTVでも言っていた。そうすれば茨城~KL2万円が実現する、と。MHのディスカウントがローシーズンなら往復4万円台からあることを考えると、片道2万円はあんまり値ごろ感が無いような気がするが、ピークだったらだんぜんお得だ。それにAir Asiaはときどき0リンギットのチケットが出るから、そうしたら税金だけですむ。茨城空港はボーディングブリッジなし、無料駐車場など、Low Costの概念にぴったりな空港だ。でも、東京にいては、安いからと行って茨城空港までいくのは現実的ではない。

Air Asiaは、"now everyone can fly"のコピーどおり、誰にでも手の届く低廉な価格が魅力だ。以前は、こうした格安航空会社にたいして超ネガティブな先入観をもっていたが、一度乗ってしまえば、「これで十分!」にかわってしまう。安かろう、悪かろうではないのだ。こうなるとSQのスイートなんて、本当に単なるぜいたく品だ。といっても、いつか乗ってみたいけど。そして格安となると安全面を心配するむきもあるが、Air Asiaの場合、安全に問題ありな感じもない。Air AsiaのCAのユニフォームである赤いジャケットはジッパーで安っぽいし、化粧もセンスが信じられない濃さで、ヘアもやたらとけばいだけ、あまり品はなく、美人率も低いが、それがかえって安さの実感につながる。言いすぎ?搭乗時無秩序に並ぶ客をちゃんとさばかないとか、無料預け入れ荷物の制限とか、いらっとする面もあるが、やはり同じ路線の価格を他社と比較すると、抗しがたい安さなのだ。

Air Asiaの中・長距離線にはXがついて、日本に乗り入れるとしたらAir Asia X。茨城就航が実現するのか知らないが、是非、羽田に来てほしい。ただ、格安航空会社は、スルーチェックインや、スルーバッグの概念がないから、乗り継ぎには乗り遅れのリスクを伴う。たとえ航空会社側の理由でフライトがデレィして、乗り継ぎ便に乗れなくても、なんのアシストも受けられず、チケット買いなおしになってしまう。となると、KK直行便が出ないと、ダイバーにとっては恩恵がないわけか。う~ん。難しそうだ。KK直行便がもしできたら、毎月でもKKに行ってやる!

Pulau Sipadan Lighthouse

2009-03-02 17:31:06 | Weblog
ささいなこと。
このあいだ、シパダンでサウスポイントにゆくとき、島の景色になんだか違和感があった。



シパダンの南側にあるライトハウスに、いつの間にかレーダーがくっついてくるくるまわっていた。



いつからあったんだろ?

雨、雨、雨

2009-02-26 23:16:59 | Weblog
最近、マレーシアの「Hujan」というオルターナティブ系バンドを気に入っている。
今っぽさと、けだるさと、適度な不健康さと、シンプルでかつしゃれたメロディーラインが私の好みなのだ。
You Tubeやimeemでひんぱんに聞いている。
バンド名のHujan、ふじゃんというマレー語は、雨を意味する。

でも現実の雨は嫌いだ。
雨は降らなければ困るけれど、今週は、もう本当にうんざり・・・。
月曜日から雨か曇りの日ばかりが続いている。
しかもきょうなんて東京だけに晴れマークがない。
天気が下り坂になると、気温があがるものだが、それもない。

4日も太陽が出てこないと、気分も晴れない。
こんなときは、次はいつ行けるかわからない南の海を思って現実逃避だ。
もうソメイヨシノと春の暖かい日差しを通り越して、熱帯の強い陽射しを浴びたい。
そして昼下がりの明るい水中で、強い太陽光を感じたい。

太陽とアオウミガメ。


太陽とギンガメ。


水深3mで、太陽光を浴びて色濃いキンギョハナダイ。


こんなごくありふれた景色でも、今すぐには手に届かないだけに、恋しくなってしまう。
無情にもそらジローは、明日も雨の予報。おまけに来週も寒~い1週間だそうだ。
ちっとも暖冬じゃない。
暖冬がはずれたのと同じように、明日の雨も、来週の寒波もはずれてしまえばいいのに、なんて思っている寒い冬の1日。