飛行機を降りたのがあとの方だったわりには、入国手続きは6~7分待ちで完了、荷物もすぐ出てきた。
きょうの泊まりは、ひさびさのシャングリラ・タンジュンアル・リゾート。
GWの安ホテル利用失敗への反省と円高から、ちょっとだけデラックスにしてみた。
あしたからは、お世辞にも快適とは言えないC/E上の人となる。
せっかく南の国に来たのだし、少しはリゾートライフも味あわなきゃ。
KKIAの到着ロビーには、日本の旅行会社のプレートを持った係員が何人も待っていた。
でも、個人手配の私たちに、もちろん迎えはない。
両替は、空港のレートは不利なので、最小限にしたいところ。
いつも「どーせまたすぐ来るし。」で、私の財布の中に、リンギットは、時に円よりも高額入っていたりすることが多いのに、今回は、タクシー代くらいしか残っていなかった。
たまたま友達が、200リンギットほど手持ちがあるというので、当面はそれで十分足りるし、両替は町ですることにした。
タクシーカウンターにいくと、ブースはもぬけのから。
「まぢ?」と思うが、1、2分でお姉さんがやかんを持って戻ってきた。
「Shangri-La's Tanjung Aru!」と告げ、クーポンになるレシートを受け取り、タクシーに乗り場へむかう。
ダイバーのでかい荷物2つ、なんとかトランクにおさまりKKIAを出発。
タンジュンアルは、空港から近い。
でも、車は、タンジュンアル方面へ曲がる通りをすぎてしまったような気がする。
あ~れ~、KKに向かってる!
迂回かな?と思っているうちに、車はマジュラン・ステラハーバー・リゾートの敷地に入りかけ…。
「ノー、ノー、タンジュンアル!」とUターンしてもらうが、レシートを見たら、しっかり「ステラハーバー」の印字。
やかんの姉さん、寝ぼけたな。
いくら発音が悪くても、シャンとスは間違えないだろう。
それに、KKの町からKKIAより、タンジュンアルからのタクシー代金が安いから、きっと高く払ったに違いない。
きょうに限って、タクシークーポンの行き先をチェックしなかったし、いつもはドライバーが「どこ行くの?」とたずねるのに、きょうに限って、聞いてくれなかった。
まあ、いずれにしても、チェックしなかった私たちが悪いのだから、ドライバーには大げさに謝っておく。
シャングリラに着くと、まだ7時なのに、チェックインまちの人、チェックアウトに並ぶ人、オプションの送迎待ちのひとで、ロビーはにぎわっていた。
リゾートは、隠れ家ふうやヴィラにひかれるけれど、なぜだか、ここの古典的な、ザ・大型リゾートホテル、といったたたずまいが大好きだ。
それでいて、ベルボーイやベルガールはカダザンの民族衣装を着ていたり、ローカル色も取り入れているところがよい。
荷物は、タクシーを降りた瞬間に、ベルボーイがさくっと預かってくれた。
レセプションへ行くと、カダザン族によくいる小顔のかわいらしい女の子が対応してくれた。
ゲストカードに記入し、レジスターだけすませておく。
予想通り、部屋に空きはなく、「午後2時になったら、ルームキーをとりに来てちょうだいね」とのこと。
ロビー横のトイレで、顔を洗い、歯を磨き、朝のプールサイドをちょびっと散策。
プールサイドには、以前に泊まったときにはなかったものが、たくさんできていた。
まずは、なぜかジュゴン。
そして、前はなかったウォータースライダーが出来ていた。
けっこう大掛かりで、こどもは大喜びだろうけれど、ナチュラルな景観を損ねていることは否めない。
7時台という時間帯がら、宿泊客の多くは、ホテルのレストランでブレックファスト中。
旅行者用にアレンジされた味では満足せず、かつ、ケチな私たちは、ホテルで食べようなんてゆめゆめ思わない。
じゃらんじゃらん ちゃりまかん
KKの町へゆくホテルのシャトルは9時までないので、タクシーでガヤストリートまで行くことにした。
じゃらんじゃらんちゃりまかん、食べ物をさがしに町歩き。
混んでいるクダイ・コピ=おいしいにちがいない。
より混んでいる店を「ちゃりちゃり」探して、「じゃらんじゃらん」散歩である。
あるクダイ・コピの前に、バナナリーフに包まれたご飯、ナシブンクスが並んでいるのを発見。
ナシレマ1.5リンギット!今のレートで40円しないくらいだ。
賞味期限は16時まで。
ランチにでもと、とりあえず、買っとく。
多くのクダイ・コピのショーケースに、北京ダックがぶらさがっていて、おいしそう。
ガヤ・ストリートには、ミーゴレンかミースープを「ちゃりちゃり」しにやってきた。
でも北京ダックや、店頭に並ぶ点心にも心ひかれて、すっかり優柔不断。
ちょっと店をのぞけば、女の子が「まか~ん!」と駆け寄ってくるが、もうちょっと先の店も見てから、と思っているうちに、ガヤストリートを往復し、タクシーを降りた、ガヤストリートの入り口に戻ってきてしまった。
「いっそ朝っぱらからマレー料理行っとく?まだ開いてないかもだけど…」と、そのままカンポンアイルまで歩くと、SEDCOコンプレックスの向かいの通りの角に、満卓で、朝から行列ができている店を発見。
これはおいしいに違いない。
テーブルはなかなか空かず、しぶとく待っていたら、相席で入れてくれた。
先客は、悪人顔でメタボのチャイニーズ。翡翠の指輪をしている。
まあ、そんなことはどうでもよい。
店の女の子に「みぬむ?(飲み物は?)」と聞かれ、迷わず、「テタレ・セジュッ!」と、冷たいテタレをオーダー。
濃いリプトンと練乳で、血糖値があがり、元気になる。
「まかん?(何たべる?)」と聞かれ、「ミーゴレン・シーフード」と答えると、「ティアダ(ありません)」
「ミースープは?」
これも「ティアダ。」
そして、「コンローミー!」と返ってきた。
この店は、コンローミーだけなのね。
これだけ混んでるんだから、ここのコンローミーはおいしいにちがいない。
「OKら、コンローミー。」
その様子をみて、悪人顔のオヤジたち、「日本人?」とたずねてきた。
「そーですよー。」
「コタキナバルははじめて?」
「いーえ、何回も。」
なんて、あたりさわりのない会話を展開。
おやじ、去りがてら、名刺をくれた。
アピアピのコンドミニアムを斡旋してるらしい。
ジャンボが当たったら、KKにコンドの1件も持っときたいので、「お~!あぴあぴ!」と笑顔で受け取っとく。
そして、ふだん、選択肢にすら入ってこないコンローミーはおいしかった。
アピアピオヤジが去ると、新たに家族連れがやってきた。
現在こちらでは最旬ヘアスタイルらしい、前髪のやたら重いハタチ前後の息子と、不自然にストパーな20代女子と、80年代を思わせるレイヤードカットのお母さん。
しばらくすると、またまたメタボで人相悪めのチャイニーズのお父さんがjoin。また翡翠の指輪。
ローカルチャイニーズの富裕層には翡翠の指輪がマストアイテム?
食べ終わった時、時計は9時半になろうとしていた。
ちょうどスーパーが開く時間だから、両替屋も開くことだろうし、センターポイントへ両替に行こう。
「ちぇっくぷり~ず!」で、コンローミーと具沢山のスープとテタレを2名分で16リンギット60セン。ひとり216円もしない。
コンローミーはあんまり食べないけれど、また食べたくなったときのために、店の名前を一応チェック。
リム…右の二文字が読めない。う~ん、ハヤシさんと覚えておこう。
イヤミのような髪型の店主がいるので、きっとみつけやすいだろう。
そしてセンターポイントへ行くと、いつも利用している、レートのよい「City Parade」なる両替屋は閉まっていた。
まだ営業開始していない店が多いので、きっとまだ早いんだ、と市場へ時間つぶしにゆくことにした。
コタキナバル市場
トイレだけのためにメリディアンに寄ったあと、市場へむけてじゃらんじゃらん。
空はすっかり晴れて、日差しも強いが、海風があるので暑さはあまり感じない。
フィリピノ・マーケットで、足踏みミシンをかけるおじさんたちを横目に市場へ。
市場のすみっこ、半屋外には、ココナッツ・フレーク。
これ買って、ボディ・スクラブしたい。
その奥には米コーナー。
米は、手続きをすれば、年間100キロまで免税で持込めるとか。
私は、香り米も、細長いお米も、つや姫も、南魚沼産コシヒカリも大好きだ。
ナシゴレンを作るときには、やっぱり南の国の細長いお米が必須だから、いつか手続きしてみよう。
カラフルなサゴでんぷん。
さまざまな豆。
乾物コーナーには、小魚や干し蝦。
ハリア…生姜。
聞いてもよくわからなかった野菜とチリ。
クッキーコーナーのクッキーもカラフル。
カラフルな果物コーナー。
大好きなヤム。
肉売り場もしっかり見たあと、魚の部に移動。
けちけち両替
ダイバーが好きな魚市場見学を終え、10時になったので、センターポイントへ戻ることにした。
いつも気になる、シンスランの洋品店のぶりさがりマネキンが見えれば、almost there。
センターポイントに入ると、City Paradeに直行するが、今日はお休みらしく、10時になっても閉まっていた。
地下と1Fの両替屋を見て回るが、どこもJPY1は、「We buy 0.0380」である。
10,000円で380リンギット、1リンギットが26.32円程度。
ちょっと前までは、1リンギット30円で考えていたわけだから、じゅうぶん安くはある。
それでも、きっとCity Paradeだったら、もっとよいに違いないと思うと、両替にふみきれない。
インフォメーション・カウンターにゆき、両替屋はどこに行くのがおすすめか尋ねると、返事はCity Parade。
でも、やっていない。
そこで、ご苦労にも、ウィスマ・ムルデカにゆこうということになった。
市場から行けば、すぐだったのに。
こんどは郵便局前の道を通って、またまたクダイ・コピにぶらさがる北京ダックや、パン屋のエッグタルトに気をとられながらじゃらんじゃらん。
ウィスマ・ムルデカに入り、最初に見た店が「We buy 0.0388」で、「やったー!」と感嘆。
来たかいありと思い、いつもの中国人のところへゆくと「0.0392!」で狂喜。
10,000円で392リンギット、センターポイントで両替するのとでは12リンギットの差がでる。
麺2食は食べられる。
ちっちぇー話だが、なんとなく勝ち誇った気分。
まあ、けっこうな金額を両替したので、足を棒にした価値はある。
郊外へ
きょうは、KKの郊外にある、CE本舗であるアドベンチャー・ジャーニー・ワールドを訪問。
付近は瀟洒な戸建て住宅も多く、いい感じのところだ。
タクシーにおおよその場所を告げてあったが、住宅街で止まられた。
うちらは個人宅訪問か!?
セコムしていないけれど、けっこうみんな、門扉、セキュリティ固そうで、簡単には入れてもらえそうにない。
ここで降ろされても万事休すだし、かんじんのオフィスには、一度だけ行ったことがあるが、うる覚え。
クダイ・コピが角にあったことを鮮明に覚えているので、クダイ・コピが入っているビルで止めてとたのむ。
降りた場所は正解。でも、こんどはオフィスの入り口がわからず、前を通ったのに通過したりで、結局電話してたどりつく。
小一時間、オフィスにお邪魔して談笑。
帰りは、もしタクシーが来たらタクシーでホテルへ、ミニバスが来たらミニバスでいったんKKに出ることにした。
オフィスを出て、通りに出たら、すぐにミニバスが走ってきた。
そいつを止めてもらうが、車はすぐに止まれないので、止まった場所から「走れ~!」と叫ばれ、数十メートルDASH。
これで1リンギットでKKまで帰れる。
ローカルは、走ってきてまで乗ったのが、外国人で珍しそう。
車内混雑ですわる場所はなく、つり革もなく、つかまりどころが少ない。
車内では、勉強中のお姉さんとか、大きな荷物を持ったおじさんなど、ローカルの日常を垣間見。
ずいぶんとばすが、椅子の背もたれの角っこくらいからつかまるところがなく、キケン。
ワワサン前の終点でバスを降りて、タクシーでタンジュンアルーへ戻る。
CHIスパ
ホテルに戻ると12時20分。
ロビーでは、民族衣装のお兄さんが、民族楽器を奏でている。
いい音。
お兄さん、いろんな人にカメラを向けられ、そのつど、どや顔で対応。
そしてチェックインまでの時間つぶしと、フライト疲れをとるために予約しておいた、Chi Spaへゆく。
「ボルネオ・セラピー」という1時間15分のマッサージ、400リンギット+税サ15パーセント。
本当は、スクラブ、フェイシャルまでやりたいが、あすからC/Eでばっちくなるので、マッサージだけにした。
なんといっても、このChi Spaは、施術室が一棟独立型ヴィラで、素敵すぎ。
スパのパンツが紙パンツではなく、ニットにグレードアップしていた。
サバの強めのマッサージは、フライトでかたまった体によく効く。
最後は意識がなくなっていた。
これで、せせこましいフライトの疲れも、ぜーんぶとれた。
チェックイン
スパが終わり、ちょうどチェックイン時刻の2時なので、レセプションへルームキーをもらいにゆく。
三段腹のチャイニーズの女性スタッフがにこやかに対応。
後ろ姿はそうでもないのに、スカートでお腹を無理に閉めつけているようで、はみ出たぜい肉が、ウェストのうえで段々になっていて、他の人たちの腹をすっぽり覆うケバヤ風ユニフォームの前が閉まらないほど。
見ているだけで苦しく、私も腹筋しなきゃ、と思ってしまう。
三段腹さんは、BOXや所定の場所をさがしても、キーがないらしく「?」となっている。
端末を確認したり、再度パスポートをチェックまでされ、朝のレジスターは、ほとんど無意味。
しばらくたって、朝対応してくれた、かわいらしい子が呼ばれ、「なんでルームキーがないのよ!?」みたいなことを、三段腹さんに聞かれている。三段腹さんは、かわいい子に私たちを引き継ぎ、感じのよい笑顔でその場を去っていった。
結局、かわいい子から、「前に泊まっていたゲストが、13時半にお部屋を出たばかりなので、まだお部屋の用意ができていません。」と、これまた感じよく、一生懸命謝るので、戦意喪失。
仕方がないので、ロビーにあるボルネオ・ラウンジ&バーでお茶を飲みながら待つことにした。
アイスコーヒーを飲んでいると、白人のちょっと気難しそうなご老人が通りかかり、バーカウンターへ行った。
「めんどうくさそうな人だねぇ…。」
やがて私たちのグラスが空になると、ラウンジスタッフの女の子が、アイスコーヒーのおかわりを持ってきた。
「あちらの方からです。」と、面倒くさそうなご老人の後姿の方をさす。
「あちらのお嬢さん方に(厳密にはオバサン!?)」とご老人からの差し入れらしい。
ご好意はありがたくいただく。
2杯目も飲み終わり、ご老人にごちそうさまのお礼を告げにゆくと、一言、「Enjoy」と。
ラウンジを出たところに、かわいい子が「So sorry!」と駆け寄ってきて、1時間強遅れでやっと部屋に入れることに。
タンジュンアル・リゾートには、本館タンジュン・ウィングと、新館キナバル・ウィングがある。
今回は、タンジュン・ウィングのオーシャンビューのお部屋。
チェックインが遅れたお詫びで、一番上のフロアにしてくれたんだと。
部屋からは、大きな木が1本、視界をさえぎりはするものの、タンジュンアルーの、遠浅なビーチが見える。
広いバルコニーには、蚊遣り豚ならぬ蚊遣りサカナが。
もうすぐ時間ぎれになるナシレマで遅いランチ。
おいしー。
小さなブンクス(包み)で、足りないかと思ったが、けっこう食べごたえがある。
40円でこの旨さと満腹感。
素晴らしいコストパフォーマンス。
だからローカルフードはやめられない。
KKのサンセットはだいたい18:30。
18時すぎになって、部屋から外をながめるが、ぱっとしない色彩。
「きょうのサンセットはたいしたことなさそうだから、もうディナーに行っちゃおうかー?」ということになった。
ロビーに降り、いちおう、「外見とく?」、とプールサイドに降りたら、いい感じのトワイライト。
サンセットのビュースポットには、こんなに人がいたんだと思うほどの人だかり。
予想外にきれいなサンセット。
スルグ、マムティック、と思い出深い島々…。
ホテル側の、いかにもトワイライトタイムな感じもよい。
夜のプールサイドの静けさ。
キナバル・ウィング側に歩いてゆくと、日没後のわずかに明るさが残る群青色の空に、キナバル山の全景が、黒く浮かび上がっているのがみえた。たぶん、キナバル山を知らなければ、気づかないだろう。月の明るい夜中に、見てみたいものだ。
さあ、とっぷり暮れたので、心おきなく街へディナーへ。
ロビーへあがる手前、ジムで鍛えている人たちが結構いた。
なにもせっかくのサンセットタイムにしなくても…。デリカシーのない人たちだなぁ。
さて、KKでの大事なイベント、ディナーは、きょうも「發記」で、レモンチキンとサユルマニスにしたい。
ベルボーイに、タクシーで發記のある「Ang's Hotelまでゆきたい」と告げるが、わかってもらえず。
「ウィスマ・ムルデカの向いの…」とマレー語で答えると、「君はマレー語を話せるんだね」と喜ばれ。
サバハンは、英語の語尾にバをつけるので、英語のときは、バーバー言ったら、「君はサバハンイングリッシュも話せるんだね。」とほめられ。ここでしか使えない英語である。
土曜日、タンジュンアルからKKに向かう大通りに出るまでの道は渋滞。
大通りまで来ると、スムーズに流れた。
Ang's Hotelは、タクシードライバーにもピンと来なかったようなので、すぐ近くの「リトル・イタリーまでお願い」と言ったら、すぐにわかってくれた。
タクシーをおりて、發記に着くと、店内大混雑。
外で待つ人も、15人をくだらない。
しばらく粘るが、あきらめてバクテにゆくことにした。
こちらも満卓で、しばらく待ったが、店の人が、強引に席を作ってくれた。
佑記バクテで、もう1人の友だちも合流して3人前。
友だちは、私が臭いといったガヤ・センター泊。
いわく臭くないそうだ。
アゴダのレビューには、洋の東西を問わず臭いのコメント続出だし、おいそれとL字管をU字管に交換はできないだろう。
彼女は明日、午前7時半発のMH2121便でひとあし先にC/Eに乗り、しっかりマブールダイビングもする。
バクテのあとは、BBカフェへBEERを飲みに行く。
21時すぎに、ローカルの生バンドがはじまったら、会話の妨げになるので撤収。
店を去るとき、クラプトンのワンダフル・トゥナイトを、女性ボーカルふたりが熱唱していた。
どこ行こうか、という話になるが、ハイアットのロビーの楽なソファでしばらくうだうだして、23時頃解散。
私たち、いつもなら、深夜早朝まで飲んでいたいタイプだが、せっかくのリゾート・スティなので、きょうは素直に帰るのだ。
本来、最終日にKK1泊とするところ、今回は、初日になってしまったので、なんだか早くも旅の終わりな気分。
MHは、絶対、今と逆のスケジュール、羽田昼発KK夜着、KK深夜発羽田早朝着に変えるべきだ!
だって、羽田に23時台についても、都心に住んでいない限り、公共の交通機関で帰れなくなってしまうもの。
コンプリメンタリーの、ボー・ティーのカモミール・ティーでほっこり、おやすみなさい。
きょうの泊まりは、ひさびさのシャングリラ・タンジュンアル・リゾート。
GWの安ホテル利用失敗への反省と円高から、ちょっとだけデラックスにしてみた。
あしたからは、お世辞にも快適とは言えないC/E上の人となる。
せっかく南の国に来たのだし、少しはリゾートライフも味あわなきゃ。
KKIAの到着ロビーには、日本の旅行会社のプレートを持った係員が何人も待っていた。
でも、個人手配の私たちに、もちろん迎えはない。
両替は、空港のレートは不利なので、最小限にしたいところ。
いつも「どーせまたすぐ来るし。」で、私の財布の中に、リンギットは、時に円よりも高額入っていたりすることが多いのに、今回は、タクシー代くらいしか残っていなかった。
たまたま友達が、200リンギットほど手持ちがあるというので、当面はそれで十分足りるし、両替は町ですることにした。
タクシーカウンターにいくと、ブースはもぬけのから。
「まぢ?」と思うが、1、2分でお姉さんがやかんを持って戻ってきた。
「Shangri-La's Tanjung Aru!」と告げ、クーポンになるレシートを受け取り、タクシーに乗り場へむかう。
ダイバーのでかい荷物2つ、なんとかトランクにおさまりKKIAを出発。
タンジュンアルは、空港から近い。
でも、車は、タンジュンアル方面へ曲がる通りをすぎてしまったような気がする。
あ~れ~、KKに向かってる!
迂回かな?と思っているうちに、車はマジュラン・ステラハーバー・リゾートの敷地に入りかけ…。
「ノー、ノー、タンジュンアル!」とUターンしてもらうが、レシートを見たら、しっかり「ステラハーバー」の印字。
やかんの姉さん、寝ぼけたな。
いくら発音が悪くても、シャンとスは間違えないだろう。
それに、KKの町からKKIAより、タンジュンアルからのタクシー代金が安いから、きっと高く払ったに違いない。
きょうに限って、タクシークーポンの行き先をチェックしなかったし、いつもはドライバーが「どこ行くの?」とたずねるのに、きょうに限って、聞いてくれなかった。
まあ、いずれにしても、チェックしなかった私たちが悪いのだから、ドライバーには大げさに謝っておく。
シャングリラに着くと、まだ7時なのに、チェックインまちの人、チェックアウトに並ぶ人、オプションの送迎待ちのひとで、ロビーはにぎわっていた。
リゾートは、隠れ家ふうやヴィラにひかれるけれど、なぜだか、ここの古典的な、ザ・大型リゾートホテル、といったたたずまいが大好きだ。
それでいて、ベルボーイやベルガールはカダザンの民族衣装を着ていたり、ローカル色も取り入れているところがよい。
荷物は、タクシーを降りた瞬間に、ベルボーイがさくっと預かってくれた。
レセプションへ行くと、カダザン族によくいる小顔のかわいらしい女の子が対応してくれた。
ゲストカードに記入し、レジスターだけすませておく。
予想通り、部屋に空きはなく、「午後2時になったら、ルームキーをとりに来てちょうだいね」とのこと。
ロビー横のトイレで、顔を洗い、歯を磨き、朝のプールサイドをちょびっと散策。
プールサイドには、以前に泊まったときにはなかったものが、たくさんできていた。
まずは、なぜかジュゴン。
そして、前はなかったウォータースライダーが出来ていた。
けっこう大掛かりで、こどもは大喜びだろうけれど、ナチュラルな景観を損ねていることは否めない。
7時台という時間帯がら、宿泊客の多くは、ホテルのレストランでブレックファスト中。
旅行者用にアレンジされた味では満足せず、かつ、ケチな私たちは、ホテルで食べようなんてゆめゆめ思わない。
じゃらんじゃらん ちゃりまかん
KKの町へゆくホテルのシャトルは9時までないので、タクシーでガヤストリートまで行くことにした。
じゃらんじゃらんちゃりまかん、食べ物をさがしに町歩き。
混んでいるクダイ・コピ=おいしいにちがいない。
より混んでいる店を「ちゃりちゃり」探して、「じゃらんじゃらん」散歩である。
あるクダイ・コピの前に、バナナリーフに包まれたご飯、ナシブンクスが並んでいるのを発見。
ナシレマ1.5リンギット!今のレートで40円しないくらいだ。
賞味期限は16時まで。
ランチにでもと、とりあえず、買っとく。
多くのクダイ・コピのショーケースに、北京ダックがぶらさがっていて、おいしそう。
ガヤ・ストリートには、ミーゴレンかミースープを「ちゃりちゃり」しにやってきた。
でも北京ダックや、店頭に並ぶ点心にも心ひかれて、すっかり優柔不断。
ちょっと店をのぞけば、女の子が「まか~ん!」と駆け寄ってくるが、もうちょっと先の店も見てから、と思っているうちに、ガヤストリートを往復し、タクシーを降りた、ガヤストリートの入り口に戻ってきてしまった。
「いっそ朝っぱらからマレー料理行っとく?まだ開いてないかもだけど…」と、そのままカンポンアイルまで歩くと、SEDCOコンプレックスの向かいの通りの角に、満卓で、朝から行列ができている店を発見。
これはおいしいに違いない。
テーブルはなかなか空かず、しぶとく待っていたら、相席で入れてくれた。
先客は、悪人顔でメタボのチャイニーズ。翡翠の指輪をしている。
まあ、そんなことはどうでもよい。
店の女の子に「みぬむ?(飲み物は?)」と聞かれ、迷わず、「テタレ・セジュッ!」と、冷たいテタレをオーダー。
濃いリプトンと練乳で、血糖値があがり、元気になる。
「まかん?(何たべる?)」と聞かれ、「ミーゴレン・シーフード」と答えると、「ティアダ(ありません)」
「ミースープは?」
これも「ティアダ。」
そして、「コンローミー!」と返ってきた。
この店は、コンローミーだけなのね。
これだけ混んでるんだから、ここのコンローミーはおいしいにちがいない。
「OKら、コンローミー。」
その様子をみて、悪人顔のオヤジたち、「日本人?」とたずねてきた。
「そーですよー。」
「コタキナバルははじめて?」
「いーえ、何回も。」
なんて、あたりさわりのない会話を展開。
おやじ、去りがてら、名刺をくれた。
アピアピのコンドミニアムを斡旋してるらしい。
ジャンボが当たったら、KKにコンドの1件も持っときたいので、「お~!あぴあぴ!」と笑顔で受け取っとく。
そして、ふだん、選択肢にすら入ってこないコンローミーはおいしかった。
アピアピオヤジが去ると、新たに家族連れがやってきた。
現在こちらでは最旬ヘアスタイルらしい、前髪のやたら重いハタチ前後の息子と、不自然にストパーな20代女子と、80年代を思わせるレイヤードカットのお母さん。
しばらくすると、またまたメタボで人相悪めのチャイニーズのお父さんがjoin。また翡翠の指輪。
ローカルチャイニーズの富裕層には翡翠の指輪がマストアイテム?
食べ終わった時、時計は9時半になろうとしていた。
ちょうどスーパーが開く時間だから、両替屋も開くことだろうし、センターポイントへ両替に行こう。
「ちぇっくぷり~ず!」で、コンローミーと具沢山のスープとテタレを2名分で16リンギット60セン。ひとり216円もしない。
コンローミーはあんまり食べないけれど、また食べたくなったときのために、店の名前を一応チェック。
リム…右の二文字が読めない。う~ん、ハヤシさんと覚えておこう。
イヤミのような髪型の店主がいるので、きっとみつけやすいだろう。
そしてセンターポイントへ行くと、いつも利用している、レートのよい「City Parade」なる両替屋は閉まっていた。
まだ営業開始していない店が多いので、きっとまだ早いんだ、と市場へ時間つぶしにゆくことにした。
コタキナバル市場
トイレだけのためにメリディアンに寄ったあと、市場へむけてじゃらんじゃらん。
空はすっかり晴れて、日差しも強いが、海風があるので暑さはあまり感じない。
フィリピノ・マーケットで、足踏みミシンをかけるおじさんたちを横目に市場へ。
市場のすみっこ、半屋外には、ココナッツ・フレーク。
これ買って、ボディ・スクラブしたい。
その奥には米コーナー。
米は、手続きをすれば、年間100キロまで免税で持込めるとか。
私は、香り米も、細長いお米も、つや姫も、南魚沼産コシヒカリも大好きだ。
ナシゴレンを作るときには、やっぱり南の国の細長いお米が必須だから、いつか手続きしてみよう。
カラフルなサゴでんぷん。
さまざまな豆。
乾物コーナーには、小魚や干し蝦。
ハリア…生姜。
聞いてもよくわからなかった野菜とチリ。
クッキーコーナーのクッキーもカラフル。
カラフルな果物コーナー。
大好きなヤム。
肉売り場もしっかり見たあと、魚の部に移動。
けちけち両替
ダイバーが好きな魚市場見学を終え、10時になったので、センターポイントへ戻ることにした。
いつも気になる、シンスランの洋品店のぶりさがりマネキンが見えれば、almost there。
センターポイントに入ると、City Paradeに直行するが、今日はお休みらしく、10時になっても閉まっていた。
地下と1Fの両替屋を見て回るが、どこもJPY1は、「We buy 0.0380」である。
10,000円で380リンギット、1リンギットが26.32円程度。
ちょっと前までは、1リンギット30円で考えていたわけだから、じゅうぶん安くはある。
それでも、きっとCity Paradeだったら、もっとよいに違いないと思うと、両替にふみきれない。
インフォメーション・カウンターにゆき、両替屋はどこに行くのがおすすめか尋ねると、返事はCity Parade。
でも、やっていない。
そこで、ご苦労にも、ウィスマ・ムルデカにゆこうということになった。
市場から行けば、すぐだったのに。
こんどは郵便局前の道を通って、またまたクダイ・コピにぶらさがる北京ダックや、パン屋のエッグタルトに気をとられながらじゃらんじゃらん。
ウィスマ・ムルデカに入り、最初に見た店が「We buy 0.0388」で、「やったー!」と感嘆。
来たかいありと思い、いつもの中国人のところへゆくと「0.0392!」で狂喜。
10,000円で392リンギット、センターポイントで両替するのとでは12リンギットの差がでる。
麺2食は食べられる。
ちっちぇー話だが、なんとなく勝ち誇った気分。
まあ、けっこうな金額を両替したので、足を棒にした価値はある。
郊外へ
きょうは、KKの郊外にある、CE本舗であるアドベンチャー・ジャーニー・ワールドを訪問。
付近は瀟洒な戸建て住宅も多く、いい感じのところだ。
タクシーにおおよその場所を告げてあったが、住宅街で止まられた。
うちらは個人宅訪問か!?
セコムしていないけれど、けっこうみんな、門扉、セキュリティ固そうで、簡単には入れてもらえそうにない。
ここで降ろされても万事休すだし、かんじんのオフィスには、一度だけ行ったことがあるが、うる覚え。
クダイ・コピが角にあったことを鮮明に覚えているので、クダイ・コピが入っているビルで止めてとたのむ。
降りた場所は正解。でも、こんどはオフィスの入り口がわからず、前を通ったのに通過したりで、結局電話してたどりつく。
小一時間、オフィスにお邪魔して談笑。
帰りは、もしタクシーが来たらタクシーでホテルへ、ミニバスが来たらミニバスでいったんKKに出ることにした。
オフィスを出て、通りに出たら、すぐにミニバスが走ってきた。
そいつを止めてもらうが、車はすぐに止まれないので、止まった場所から「走れ~!」と叫ばれ、数十メートルDASH。
これで1リンギットでKKまで帰れる。
ローカルは、走ってきてまで乗ったのが、外国人で珍しそう。
車内混雑ですわる場所はなく、つり革もなく、つかまりどころが少ない。
車内では、勉強中のお姉さんとか、大きな荷物を持ったおじさんなど、ローカルの日常を垣間見。
ずいぶんとばすが、椅子の背もたれの角っこくらいからつかまるところがなく、キケン。
ワワサン前の終点でバスを降りて、タクシーでタンジュンアルーへ戻る。
CHIスパ
ホテルに戻ると12時20分。
ロビーでは、民族衣装のお兄さんが、民族楽器を奏でている。
いい音。
お兄さん、いろんな人にカメラを向けられ、そのつど、どや顔で対応。
そしてチェックインまでの時間つぶしと、フライト疲れをとるために予約しておいた、Chi Spaへゆく。
「ボルネオ・セラピー」という1時間15分のマッサージ、400リンギット+税サ15パーセント。
本当は、スクラブ、フェイシャルまでやりたいが、あすからC/Eでばっちくなるので、マッサージだけにした。
なんといっても、このChi Spaは、施術室が一棟独立型ヴィラで、素敵すぎ。
スパのパンツが紙パンツではなく、ニットにグレードアップしていた。
サバの強めのマッサージは、フライトでかたまった体によく効く。
最後は意識がなくなっていた。
これで、せせこましいフライトの疲れも、ぜーんぶとれた。
チェックイン
スパが終わり、ちょうどチェックイン時刻の2時なので、レセプションへルームキーをもらいにゆく。
三段腹のチャイニーズの女性スタッフがにこやかに対応。
後ろ姿はそうでもないのに、スカートでお腹を無理に閉めつけているようで、はみ出たぜい肉が、ウェストのうえで段々になっていて、他の人たちの腹をすっぽり覆うケバヤ風ユニフォームの前が閉まらないほど。
見ているだけで苦しく、私も腹筋しなきゃ、と思ってしまう。
三段腹さんは、BOXや所定の場所をさがしても、キーがないらしく「?」となっている。
端末を確認したり、再度パスポートをチェックまでされ、朝のレジスターは、ほとんど無意味。
しばらくたって、朝対応してくれた、かわいらしい子が呼ばれ、「なんでルームキーがないのよ!?」みたいなことを、三段腹さんに聞かれている。三段腹さんは、かわいい子に私たちを引き継ぎ、感じのよい笑顔でその場を去っていった。
結局、かわいい子から、「前に泊まっていたゲストが、13時半にお部屋を出たばかりなので、まだお部屋の用意ができていません。」と、これまた感じよく、一生懸命謝るので、戦意喪失。
仕方がないので、ロビーにあるボルネオ・ラウンジ&バーでお茶を飲みながら待つことにした。
アイスコーヒーを飲んでいると、白人のちょっと気難しそうなご老人が通りかかり、バーカウンターへ行った。
「めんどうくさそうな人だねぇ…。」
やがて私たちのグラスが空になると、ラウンジスタッフの女の子が、アイスコーヒーのおかわりを持ってきた。
「あちらの方からです。」と、面倒くさそうなご老人の後姿の方をさす。
「あちらのお嬢さん方に(厳密にはオバサン!?)」とご老人からの差し入れらしい。
ご好意はありがたくいただく。
2杯目も飲み終わり、ご老人にごちそうさまのお礼を告げにゆくと、一言、「Enjoy」と。
ラウンジを出たところに、かわいい子が「So sorry!」と駆け寄ってきて、1時間強遅れでやっと部屋に入れることに。
タンジュンアル・リゾートには、本館タンジュン・ウィングと、新館キナバル・ウィングがある。
今回は、タンジュン・ウィングのオーシャンビューのお部屋。
チェックインが遅れたお詫びで、一番上のフロアにしてくれたんだと。
部屋からは、大きな木が1本、視界をさえぎりはするものの、タンジュンアルーの、遠浅なビーチが見える。
広いバルコニーには、蚊遣り豚ならぬ蚊遣りサカナが。
もうすぐ時間ぎれになるナシレマで遅いランチ。
おいしー。
小さなブンクス(包み)で、足りないかと思ったが、けっこう食べごたえがある。
40円でこの旨さと満腹感。
素晴らしいコストパフォーマンス。
だからローカルフードはやめられない。
KKのサンセットはだいたい18:30。
18時すぎになって、部屋から外をながめるが、ぱっとしない色彩。
「きょうのサンセットはたいしたことなさそうだから、もうディナーに行っちゃおうかー?」ということになった。
ロビーに降り、いちおう、「外見とく?」、とプールサイドに降りたら、いい感じのトワイライト。
サンセットのビュースポットには、こんなに人がいたんだと思うほどの人だかり。
予想外にきれいなサンセット。
スルグ、マムティック、と思い出深い島々…。
ホテル側の、いかにもトワイライトタイムな感じもよい。
夜のプールサイドの静けさ。
キナバル・ウィング側に歩いてゆくと、日没後のわずかに明るさが残る群青色の空に、キナバル山の全景が、黒く浮かび上がっているのがみえた。たぶん、キナバル山を知らなければ、気づかないだろう。月の明るい夜中に、見てみたいものだ。
さあ、とっぷり暮れたので、心おきなく街へディナーへ。
ロビーへあがる手前、ジムで鍛えている人たちが結構いた。
なにもせっかくのサンセットタイムにしなくても…。デリカシーのない人たちだなぁ。
さて、KKでの大事なイベント、ディナーは、きょうも「發記」で、レモンチキンとサユルマニスにしたい。
ベルボーイに、タクシーで發記のある「Ang's Hotelまでゆきたい」と告げるが、わかってもらえず。
「ウィスマ・ムルデカの向いの…」とマレー語で答えると、「君はマレー語を話せるんだね」と喜ばれ。
サバハンは、英語の語尾にバをつけるので、英語のときは、バーバー言ったら、「君はサバハンイングリッシュも話せるんだね。」とほめられ。ここでしか使えない英語である。
土曜日、タンジュンアルからKKに向かう大通りに出るまでの道は渋滞。
大通りまで来ると、スムーズに流れた。
Ang's Hotelは、タクシードライバーにもピンと来なかったようなので、すぐ近くの「リトル・イタリーまでお願い」と言ったら、すぐにわかってくれた。
タクシーをおりて、發記に着くと、店内大混雑。
外で待つ人も、15人をくだらない。
しばらく粘るが、あきらめてバクテにゆくことにした。
こちらも満卓で、しばらく待ったが、店の人が、強引に席を作ってくれた。
佑記バクテで、もう1人の友だちも合流して3人前。
友だちは、私が臭いといったガヤ・センター泊。
いわく臭くないそうだ。
アゴダのレビューには、洋の東西を問わず臭いのコメント続出だし、おいそれとL字管をU字管に交換はできないだろう。
彼女は明日、午前7時半発のMH2121便でひとあし先にC/Eに乗り、しっかりマブールダイビングもする。
バクテのあとは、BBカフェへBEERを飲みに行く。
21時すぎに、ローカルの生バンドがはじまったら、会話の妨げになるので撤収。
店を去るとき、クラプトンのワンダフル・トゥナイトを、女性ボーカルふたりが熱唱していた。
どこ行こうか、という話になるが、ハイアットのロビーの楽なソファでしばらくうだうだして、23時頃解散。
私たち、いつもなら、深夜早朝まで飲んでいたいタイプだが、せっかくのリゾート・スティなので、きょうは素直に帰るのだ。
本来、最終日にKK1泊とするところ、今回は、初日になってしまったので、なんだか早くも旅の終わりな気分。
MHは、絶対、今と逆のスケジュール、羽田昼発KK夜着、KK深夜発羽田早朝着に変えるべきだ!
だって、羽田に23時台についても、都心に住んでいない限り、公共の交通機関で帰れなくなってしまうもの。
コンプリメンタリーの、ボー・ティーのカモミール・ティーでほっこり、おやすみなさい。