どんよりとした朝。
今朝のJETTYは無風。きのうはあんなに激しくはためいていた旗も、きょうは垂れ下がっりっぱなし。
PSRがあったあたりは、ビーチが狭くなってしまい、昔、バレーボールをやっていたのが嘘のよう。
サインして、ビーチの方に目をやると、Jettyのすみっこで、風呂上りのように頭ふく男。
見覚えのある、ちょっとずんぐり。
エフレンっぽいぞと、ガン見。
エフレンというのは、20世紀末のボルネオ・ダイバーズのダイブマスターで、せんだみつおに似ている。
マクロの腕が確かなのもあるのだろうが、エキゾチック萌え女子にはもてていた。
その後、PSRに移り、カパライ、ランカヤンを行き来していたはず。
ガン見状態のわれわれを見たトムが「エフレーン!」と叫ぶと、やってきた。
また、「お~、ないすとぅーみーちゅー」と、しぇいくはんず。
「へー、今はSMARTにいるの。」と、45秒くらい社交。
DMTだった小僧時代から知っているが、そんなに変わってはいない。
みんな、老けずに頑張ろう。
ジョニーやらエフレンやら、丸っちい古いボルネオダイバーズスタッフばかりに出くわす今日この頃。
1st Dive バラクーダ・ポイント
エントリーしたら、まさかのアゲインスト。
暗くて冷たくて潮があたってにごにごだから、グレーリーフがぞくぞく登場。
壁側には、クロヒラアジに似ているけれどしましまがなく、コガネアジにも似ているけれどてんてんのない、不明のカイワリ顔のアジの群れがいた。
そして、毎度のごとく、何も見えない前方を指すジェリー。
絶対、バラクーダ。
数キックすると、やっぱりバラクーダ。
シパダン的にはスカスカな群れ。
沖にも一団体いたので、分散中。
流れがあるので、われわれ人間は、リーフにへばりついてウォッチ。
バラクーダが去り、さらにリーフの内側に移動すると、正面からカンムリブダイ。
私たちは、流れにぴゅーっと持っていかれるところを、彼らはアゲインストでほぼ制止状態。
ダイバーは、ロックにつかまってウォッチング。
でも、私はなかなか都合のよいロックを見つけられない。
しっかりと根付いたロックにはシロガヤやファイアコーラルがついている。
不毛のロックはだいたい小ぶりで、つかむと、グラっと根がとれる。
さっさとロックをつかんだ人々は、だいたいグローブをしているけど、サンゴがあろうが、おかまいなしに手をつくから、やはりグローブは禁止にすべきだわ。
なんて、心の中でぶつぶつ言いながらつかまるところをさがして流れにのって浮遊していると、トム率いる外人チームに追いついてしまい、やべっ!と思うが、時すでに遅し。
トムが早く着底しやがれと、いらっとサインを送ってくる。
「ごめんっ!」サインを送ってその場は通過。
もう少し先まで流されて、なんとか、つかみどころのあるロックをホールド。
カンムリブダイ、まさかきたえてる?
コーラルガーデンに近づき、流れがゆるくなると、みんないっせいに動き出した。
2nd Dive サウス・ポイント
「サウスポイント」にちゃんと潜るのは、5日目にして、これが最初。
お隣のポイントから流すのではなく、ピンポイントでサウスにもっと潜りたい。
サウスポイント、かつては、バラクーダポイントを上回る大物遭遇ポイントだったが、最近は地味め。
きょうも普通種天国、くまのみ系祭り。
たいして流れてもいないが、いそぎんちゃくさんたちは、ふさぎがち…、
ここはさまざまなサンゴが林立していて、水底の様子がどんどん変わるのが楽しい。
もう、アートだな。
3rd Dive スタッグホーン・クレスト
今回のシパダンは、水温が低い。
DEEPだと、27度くらいのところもある。
ということは、スタッグホーンなら、ハンマーヘッドの群れが期待できるかも。
でももう、3本目。
壁から離れて、水深30mを、ひたすら下を凝視しながらうろうろ。
透明度が悪くて、浅めにいた人々は見えなくなってしまったが、壁が見えればと、壁チェックをしながら進む。
しだいに壁はぼやけてきて、沖に流れているようなので、不毛な外洋での浮上はしたくないし、DECOも出したくないしで、ハンマーの捜索はあきらめて壁に戻った。
が、上下左右、誰のバブルもない。
ブリーフィングでは、グループからはぐれたら、Stay with your buddy!
バディともはぐれたら、Stay shallow!
C/Eでは、PADIのスタンダードにはあるじきprocedureなので、それをよしとして、お一人さまダイビング。
まあ、カレントにのってゆけば、きっとまた、皆様にお会いできるでしょう。
潮はロブスターレイアーに向かっている。
スタッグホーンクレスト貸し切りもなんだかなぁ、と思いながら、こまごまとした魚たちを見つつ・・・。
ふと視線を感じると、数メートル先、数メートル下に、ごゆるりとトビエイさん登場。
どーせ誰もいないし、追っかけちゃおーっと。
透明度が悪くて、数十メートル以内にいるみんなが見えないだけかとも思うが、トビエイが来た方向、去った方向からタンクを鳴らす音もしないから、きっと、逆方向に来てしまったに違いない。
イエローフィンたちは、いつも停滞。
さて、誰もいないことがわかった今、ブリーフィングどおり、Stay shallowしとこう。
もしかしたら、みんなも浅瀬にいるかもしれない。
リーフのふちの、このサンゴのもりもり感がスタッグホーン・クレストらしい。
名前のわりに、リーフのふちはスタッグホーン・コーラルではないけれど・・・
リーフにあがると、わずか4ヶ月の間に何が?と思う、ショックな光景が広がっていた。
あんなに素晴らしかったスタッグホーン・コーラルが、広範囲で死んでしまっていた。
まだ死んでから、あまり時間はたっていないようだが、もう藻がつきはじめ、崩れかけている。
嵐で倒れたのとは違うようだ。
サンゴの白化現象のときも、ここのコーラルが、どこよりも先に復活したのに。
去年、今年と、ハンギング・ガーデンの浅瀬の方が、ずっとぬるいのに、サンゴの状態はここよりよいことを考えると、水温とは別の問題なのかもしれない。
スタッグホーン・コーラルが病気にかかってしまったのか、寿命なのかもわからないけれど・・・
新世代に期待するしかない。
45分潜ったし、やってきたアオウミガメにあいさつして、見送ったら浮上。
フロートを揚げて浮上すると、遠くに屋根のないボートが見える。
やっぱり、反対方向の潮に私は乗って来てしまったわけだ。
やっちまったな。
4th Dive バラクーダ・ポイント
きょうは、大きなハダカハオコゼ。
きょうも上空には、すばらしいギンガメの群れ。
2cmもないフタイロカエルウオのこどものとりこになり・・・。
コラ!キンギョ! キンギョすら大顔になってしまうほど、ちっちゃい。
オニカサゴを観察して。
平和な1本。
水面では、マダラタルミが食事中。
ああ、これでダイビングも、明日1日3本でおしまい・・・
きょうは、いつものTigerと、マブールで友だちからもらったタンドゥアイの夜。
のどが痛いという声がちらほら聞こえはじめ、友達は明朝5時半下船なので、まさかの22時半お開き。
今朝のJETTYは無風。きのうはあんなに激しくはためいていた旗も、きょうは垂れ下がっりっぱなし。
PSRがあったあたりは、ビーチが狭くなってしまい、昔、バレーボールをやっていたのが嘘のよう。
サインして、ビーチの方に目をやると、Jettyのすみっこで、風呂上りのように頭ふく男。
見覚えのある、ちょっとずんぐり。
エフレンっぽいぞと、ガン見。
エフレンというのは、20世紀末のボルネオ・ダイバーズのダイブマスターで、せんだみつおに似ている。
マクロの腕が確かなのもあるのだろうが、エキゾチック萌え女子にはもてていた。
その後、PSRに移り、カパライ、ランカヤンを行き来していたはず。
ガン見状態のわれわれを見たトムが「エフレーン!」と叫ぶと、やってきた。
また、「お~、ないすとぅーみーちゅー」と、しぇいくはんず。
「へー、今はSMARTにいるの。」と、45秒くらい社交。
DMTだった小僧時代から知っているが、そんなに変わってはいない。
みんな、老けずに頑張ろう。
ジョニーやらエフレンやら、丸っちい古いボルネオダイバーズスタッフばかりに出くわす今日この頃。
1st Dive バラクーダ・ポイント
エントリーしたら、まさかのアゲインスト。
暗くて冷たくて潮があたってにごにごだから、グレーリーフがぞくぞく登場。
壁側には、クロヒラアジに似ているけれどしましまがなく、コガネアジにも似ているけれどてんてんのない、不明のカイワリ顔のアジの群れがいた。
そして、毎度のごとく、何も見えない前方を指すジェリー。
絶対、バラクーダ。
数キックすると、やっぱりバラクーダ。
シパダン的にはスカスカな群れ。
沖にも一団体いたので、分散中。
流れがあるので、われわれ人間は、リーフにへばりついてウォッチ。
バラクーダが去り、さらにリーフの内側に移動すると、正面からカンムリブダイ。
私たちは、流れにぴゅーっと持っていかれるところを、彼らはアゲインストでほぼ制止状態。
ダイバーは、ロックにつかまってウォッチング。
でも、私はなかなか都合のよいロックを見つけられない。
しっかりと根付いたロックにはシロガヤやファイアコーラルがついている。
不毛のロックはだいたい小ぶりで、つかむと、グラっと根がとれる。
さっさとロックをつかんだ人々は、だいたいグローブをしているけど、サンゴがあろうが、おかまいなしに手をつくから、やはりグローブは禁止にすべきだわ。
なんて、心の中でぶつぶつ言いながらつかまるところをさがして流れにのって浮遊していると、トム率いる外人チームに追いついてしまい、やべっ!と思うが、時すでに遅し。
トムが早く着底しやがれと、いらっとサインを送ってくる。
「ごめんっ!」サインを送ってその場は通過。
もう少し先まで流されて、なんとか、つかみどころのあるロックをホールド。
カンムリブダイ、まさかきたえてる?
コーラルガーデンに近づき、流れがゆるくなると、みんないっせいに動き出した。
2nd Dive サウス・ポイント
「サウスポイント」にちゃんと潜るのは、5日目にして、これが最初。
お隣のポイントから流すのではなく、ピンポイントでサウスにもっと潜りたい。
サウスポイント、かつては、バラクーダポイントを上回る大物遭遇ポイントだったが、最近は地味め。
きょうも普通種天国、くまのみ系祭り。
たいして流れてもいないが、いそぎんちゃくさんたちは、ふさぎがち…、
ここはさまざまなサンゴが林立していて、水底の様子がどんどん変わるのが楽しい。
もう、アートだな。
3rd Dive スタッグホーン・クレスト
今回のシパダンは、水温が低い。
DEEPだと、27度くらいのところもある。
ということは、スタッグホーンなら、ハンマーヘッドの群れが期待できるかも。
でももう、3本目。
壁から離れて、水深30mを、ひたすら下を凝視しながらうろうろ。
透明度が悪くて、浅めにいた人々は見えなくなってしまったが、壁が見えればと、壁チェックをしながら進む。
しだいに壁はぼやけてきて、沖に流れているようなので、不毛な外洋での浮上はしたくないし、DECOも出したくないしで、ハンマーの捜索はあきらめて壁に戻った。
が、上下左右、誰のバブルもない。
ブリーフィングでは、グループからはぐれたら、Stay with your buddy!
バディともはぐれたら、Stay shallow!
C/Eでは、PADIのスタンダードにはあるじきprocedureなので、それをよしとして、お一人さまダイビング。
まあ、カレントにのってゆけば、きっとまた、皆様にお会いできるでしょう。
潮はロブスターレイアーに向かっている。
スタッグホーンクレスト貸し切りもなんだかなぁ、と思いながら、こまごまとした魚たちを見つつ・・・。
ふと視線を感じると、数メートル先、数メートル下に、ごゆるりとトビエイさん登場。
どーせ誰もいないし、追っかけちゃおーっと。
透明度が悪くて、数十メートル以内にいるみんなが見えないだけかとも思うが、トビエイが来た方向、去った方向からタンクを鳴らす音もしないから、きっと、逆方向に来てしまったに違いない。
イエローフィンたちは、いつも停滞。
さて、誰もいないことがわかった今、ブリーフィングどおり、Stay shallowしとこう。
もしかしたら、みんなも浅瀬にいるかもしれない。
リーフのふちの、このサンゴのもりもり感がスタッグホーン・クレストらしい。
名前のわりに、リーフのふちはスタッグホーン・コーラルではないけれど・・・
リーフにあがると、わずか4ヶ月の間に何が?と思う、ショックな光景が広がっていた。
あんなに素晴らしかったスタッグホーン・コーラルが、広範囲で死んでしまっていた。
まだ死んでから、あまり時間はたっていないようだが、もう藻がつきはじめ、崩れかけている。
嵐で倒れたのとは違うようだ。
サンゴの白化現象のときも、ここのコーラルが、どこよりも先に復活したのに。
去年、今年と、ハンギング・ガーデンの浅瀬の方が、ずっとぬるいのに、サンゴの状態はここよりよいことを考えると、水温とは別の問題なのかもしれない。
スタッグホーン・コーラルが病気にかかってしまったのか、寿命なのかもわからないけれど・・・
新世代に期待するしかない。
45分潜ったし、やってきたアオウミガメにあいさつして、見送ったら浮上。
フロートを揚げて浮上すると、遠くに屋根のないボートが見える。
やっぱり、反対方向の潮に私は乗って来てしまったわけだ。
やっちまったな。
4th Dive バラクーダ・ポイント
きょうは、大きなハダカハオコゼ。
きょうも上空には、すばらしいギンガメの群れ。
2cmもないフタイロカエルウオのこどものとりこになり・・・。
コラ!キンギョ! キンギョすら大顔になってしまうほど、ちっちゃい。
オニカサゴを観察して。
平和な1本。
水面では、マダラタルミが食事中。
ああ、これでダイビングも、明日1日3本でおしまい・・・
きょうは、いつものTigerと、マブールで友だちからもらったタンドゥアイの夜。
のどが痛いという声がちらほら聞こえはじめ、友達は明朝5時半下船なので、まさかの22時半お開き。