5月から書き始めた江戸ブログ。
多くの絵師の本物の浮世絵を見たに、
駒込/東洋文庫ミュージアムから両国の江戸東京博物館へ。。
◇両国 江戸東京博物館のワンダフルワールド◇
この博物館はただの博物館ではなかった。
江戸の町に張り巡らされた巨大な木製水道管や
町の様子や江戸城、、
長屋の井戸・ゴミ箱・共同トイレや
湯屋の湯船への低く狭い<ざくろ口>も再現。
頭の中で描いたものとは、ずい分違っていた。
PCを駆使した説明もあり、これぞ至れり尽くせり博物館!
会場の中央に設置された寄席には、午前午後と江戸落語を聞かせる。
半日なんぞ、瞬く間に経つほど面白い!
そして外国人観光客が多い…
なぜか中国の方はいない。。
ミニチュアの江戸の町と行きかう人々。
商人・職人・奥方・町娘・武士などの表情が豊か。
↓四方に設置された双眼鏡で、表情と出で立ちを見ることが出来る。
江戸の人口の半分は武士。
旗本は<旗本退屈男>とヤジられるほど、ホントに仕事がなかった。
↓細かい刺繍と絹の光沢が、武家の女性だとすぐ分かる。
↓越後屋の看板 後の三越
着物の訪問販売を店で定価販売にした革命児!
↓浮世絵を売る版元の本屋の風情
↓浮世絵だとこうなる
↓肥溜めを担ぐgumrie、40キロぐらい
火事の現場で美男子が持つ纏は、肥溜めより軽いがバランスが取れず、、
魚屋の天秤棒は50キロほど、フラフラになりやしたwww
これらは本物と同じ大きさと重さ。
お米食いだった割に、江戸の人は力持ちだ…
265年の江戸文化は熟成し、特に浮世絵は目覚ましい進化をした。
それは江戸時代が終わり、明治になると更にその版画技術は世界一。
ほとんどの浮世絵は海外へ流失したと云われる。
◇カナダ人版画家デービット・ブル 浮世絵に魅せられた男◇
カナダ人なのに日本の版画職人に弟子入りし木版画家として30年。。
百人一首やオリジナルの版画をネット販売。
若い頃のデービット氏は、
全く日本の文化には興味がなかったし知らなかった。
ある日天地がひっくり返るような衝撃を受ける。
それが浮世絵。。。。
カナダの町の画廊。
壁に小さな絵が直に張り付けてあり、
額縁もガラスもなく、ペタリと、、
その画には横から仄かな光が当てられ、まるで浮き出てるかのように怪しい…
幻想的で美しい色と紙に凹凸が?!
これは刷り師が、
和紙と原版を刷り合わせる時に出来る力技の極意。
驚くことに
画廊の主は、浮世絵をほぼ江戸時代と同じような愛で方をしていた。
江戸の人々は、買った浮世絵を洗濯ばさみに挟み、
行燈の仄かな光や、
障子の越しの陽の光で愛でていた。
これが一番立体的に絵を魅せる方法だと知っていたからだろう。
今は残念ながら、
美術館・博物館・イベントでは、退色やシミを防ぐためガラスで覆われ、
江戸の人々と同じようには愛でることは出来ない。
デービット氏の言葉に、
浮世絵は日本の生活様式だから生み出せた賜物だと知った。
デービット氏はふらりと入った画廊で浮世絵の趣の深さに魅せられ、
版画家として日本に根を下ろすことになる。
◇戦争と平和 明治から昭和へ◇
江戸東京博物館は
あ~~良かった!面白かった🎵で終わらなかった。
江戸が終わると明治へ。
徐々に不穏な展示物が多くなり、出兵時の<祝 出兵〇〇>襷や写真が。
鼓動が早くなる、、、、
出口に近くなる頃、大スクリーンが・・・
第二次世界大戦の東京大空襲が日付・時間の経過と共に、
火の海の状況が刻々と伝えている。
そして、、
火の海が塊になり家屋と人を飲み込む映像。
悲鳴というより断末魔、、
短い映像だが、実際に撮られたものだと思われる。
明治維新から77年後の大惨事だった。
265年間の江戸時代の天下泰平と77年間の数々の戦争の対比。
江戸東京博物館にやられました。。。。。。。
**江戸東京博物館**
一般 600円
大学生・専門学校生 480円
高校生・中学生(都外)・65歳以上 300円
中学生(都内在学or在住)・小学生・未就学児童 無料
◇身分証明書をお持ち下さいネ(-ω-)/
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娘が小さいとき連れて行きました。
小さいお化け屋敷の模型に夢中になっていましたよ。
みんなのブログからきました。
短歌を書きました。
とても興味深いです・・
gumrieさんの登場に目を見張りました☆
白いパンツ姿・・ カッコいいです♪♪