グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

蛍の光

2010年06月22日 21時35分09秒 | ホタル
昨夜の前橋市K町のゲンジボタルの舞い


幻想的な光の舞いを眺めていると、時間が経つのを忘れてしまいます。


ホタルの光は愛のささやき。懐中電灯や車のライトでホタルの恋路の邪魔をしないようにしたいものです。


ゲンジボタルが棲む条件としては、流れに幼虫の餌となるカワニナが生息していることはもちろんですが、川岸の状態が重要です。コンクリートで固められた水路にはいくらカワニナがたくさんいてもゲンジボタルが定着することはできません。

ゲンジボタルは川岸の常に湿った状態にある植物に産卵し、成長した幼虫は水から上がって川岸の土の中で蛹になります。また、成虫が昼間、身を隠す草や木も必要です。
日本ホタルの会名誉会長でぐんま昆虫の森園長の矢島稔先生はゲンジボタルの発生する川岸の条件を次のようにまとめています
①水辺と岸の接点は小砂利などが多く、常に水分を土に伝え、岸は草本によって覆われている。
②草本の後に低木があり、さらにその後に高木が茂っていて、川の上の空間は植物によって包まれている。

水から林に至る連続した環境の変化がゲンジボタルを始めとして多くの生き物の生活に必要です。


                                        

職場のアオハダトンボ

藍色の翅が美しいオス




白い偽縁紋のアクセントが可愛いメス


そう言えば、アオハダトンボとゲンジボタルは成虫の見られる時期がほぼ重なりますね