グッドぐんま 2

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鬼、誕生!  オニヤンマ

2010年07月11日 19時31分15秒 | 自然観察
昨日の早朝、嶺公園にオニヤンマの観察に行ってきました。
オニヤンマは我が国最大のトンボです。エメラルドグリーンに輝く眼、そして恐ろしげな顔つき、黒に黄色の模様の入った体は、まさに鬼ですね。

大きな体に似合わず、オニヤンマの幼虫が生息しているのは大きな開けた川ではなく、湿地の中を流れる小川のような細い流れです。
7月初め頃、幼虫は水から上がり、水辺の木に登って羽化します。

羽化直後のオニヤンマ

さすがのオニヤンマも羽化直後は弱々しい感じですね。

1本の木で3匹のオニヤンマが羽化していました。





この後、体の色が黒と黄色になり、翅が固まって透明になると飛び立ちます。
真夏に小川をパトロールしているオニヤンマの姿はカッコイイですよね。

オニヤンマの抜け殻

オニヤンマのヤゴは成虫に負けず劣らずコワイ顔をしています。

オニヤンマを漢字で書くと「鬼蜻蜒」。なんか「魑魅魍魎」みたいですよね (^^;)


                                        

今日の午前中は、隣町で田んぼの生き物調査があり、講師として参加しました。

休耕田を掘った池にどんな生き物がいるのかを調べたのですが、まだ造成されて一月くらいしか経過していないので、観察できた生き物は少数でした。
これからどんな生き物が入ってくるかモニタリングしていこうと思っています。

 池で見つけた生き物(2010.7.11)
 ・ニホンアマガエル幼生 (多数)
 ・ハイイロゲンゴロウ (多数)
 ・コシマゲンゴロウ
 ・コガムシ
 ・アメンボ
 ・シオカラトンボ(成虫)
 ・サカマキガイ
 ・サワガニ(流入水路にて)
 ・ヒル(シマイシビル?)
 ・ミズムシ (多数)