グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

田んぼの生き物調査予定地で見つけた生き物

2010年07月03日 21時17分07秒 | 自然観察
今日の午前中は、来週行われる田んぼの生き物調査の下見

休耕田を活用して造られた池

まだ造成されたばかりなので生き物の数は少ないですが、これからが楽しみな場所です。時間の経過と生き物の変化を見守っていきたいと思います。

ニホンアマガエル

ニホンアマガエルの繁殖時期は田んぼに水がある時期と重なるため、乾田化の影響を受けず、また吸盤があるためにコンクリート水路の垂直の壁も楽々乗り越えることができます。水田の“近代化”の悪影響をあまり受けないカエルです。逆に、アマガエルしかいない田んぼは生き物にとってあまり好ましい場所ではなくなっている可能性が大きいとも言えます。

コガムシ


コシマゲンゴロウ

よく見かけるゲンゴロウ。時には小さな水たまりでも見ることがあります。

ハイイロゲンゴロウ

水中では、白く光って見えます。

サカマキガイ

漢字で書くと「逆巻貝」。多くの巻き貝が右巻きであるのに対し、この貝は逆の左巻きであるのが名の由来です。

池の中で見つけたこの他の生き物は、日本アマガエルの幼生、ミズムシなど。

サワガニ

田んぼに流れ込む小さな流れにいました。

ナガメ

面白い名前ですが「菜の花につくカメムシ」という意だそうです。

この池の近くの田んぼにいたヒメタニシ


池の近くの田んぼや水路では、この他にカブトエビ、ホウネンエビ、カワニナ、ミジンコやカイミジンコの仲間などが見られました。


天然記念物になっているような巨樹名木やトキやパンダのことを知っていても、身近な場所にどんな生き物がいるのかは知らない、あるいは興味がないという人も少なくないと思います。
たまには散歩しながら、近所にどんな生き物がいるのか探してみるのも面白いですよ(^^)


7月初めのトンボなど

2010年07月01日 21時44分21秒 | 自然観察
今日から7月。7月と聞くと、いよいよ盛夏に突入!って気分になりますね (^^)
春夏秋冬 冬には冬の、夏には夏の良さがありますが、あえて言えば、生き物や風景がドラマチックに変化する冬から春が一番面白いかなぁ。でも、心が一番高ぶる季節と言えば、やはり夏でしょうかねぇ。昔々、網を持って虫を追いかけていた子供の頃を思い出す季節です。

アジアイトトンボのペア




職場の水路にいたカワトンボ科3種
ミヤマカワトンボ



“深山(みやま)”という名前は付いていますが、山地の渓流だけでなく、平地の川
でも見られます。

アオハダトンボ


アオハダトンボ、屈伸運動




ハグロトンボ


ハグロトンボ

アオハダトンボは、水辺からほとんど離れることがありませんが、ハグロトンボは羽化後、未熟なうちは雑木林などで過ごし、成熟すると再び水辺に戻ってきます。

トンボは成長にしたがって、水中、水辺、草地、雑木林など複数の異なる生態系を利用するので、幼虫の餌がある池だけあればいいと言うわけにはいきません。池や川、草地、林、山と連続した環境が必要です。

カマキリの幼虫



小さくても、大人に似た形で、生意気にファイティングポーズまでとるカマキリの幼虫は可愛いですね (^^)
カマキリやバッタ、ゼミ、ゴキブリのように蛹を経ずに幼虫から成虫になることを不完全変態と言います。トンボは幼虫(ヤゴ)と成虫の形態が大きく異なりますが、トンボも不完全変態です。

ケヤキに止まっていたホタルガ

そう言われればホタルに似ているように見えなくもない配色・・・(^^;)
この目立つ配色&模様は警告色なのか?
主に昼間活動するガです。


ヤブカンゾウ

中国原産の帰化植物。三倍体のため種子はできません。

ネジバナ

野原や芝生に生えるラン科の多年草。花の巻き方は左右どちらもあります(ほとんど螺旋状になっていないものも見かけます)


なんで螺旋状に花がつくんでしょう? 多分、螺旋状だと何かいいことがあるんでしょうね。私には分からないけど・・・