2024/4/24付ブログ記事「ヤサカバスでPiTaPaなど全国相互利用対象ICカードが使える日は果たして近いのか?」の続報です。
5月初めに現地の様子を見てきました。
乗車口でも運賃箱でも、ICカードが使えないことが強調されていました。
一方、「スルッとKANSAIバスまつり」のポスターは運賃値上げの告知とともに車内の目立つところに掲示されています。
後発のヤサカバスですが、各バス停は以前からの事業者(京阪京都交通、京都市バス、阪急バス)と同じ位置です。ただ、終点の桂坂中央(バスの待機場を兼ねる)だけは別で、桂坂地区に乗り入れている3事業者のうち京阪京都交通と京都市バスは広々とした場所を使用しているのに対し、ヤサカバスだけは1段下の狭苦しい場所を使用しています。GoogleMapの航空写真でもよくわかります。
ちなみに、上段は京都市交通局の管理地(バス停の上屋にも「KYOTO CITY BUS」と明記されている)です。
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さて、ヤサカバスのICカード対応については、京都市が2023/11/17に公開した資料「洛西“SAIKO”プロジェクト みんなで進める!実行策 とりまとめ」に明記されていました。17ページ目には、「令和6年度中にIC導入!」とあります。この資料によれば洛西ニュータウンの活性化策の1つとして「バスをもっと乗りやすく!」が挙げられており、立案された策は順次実行されているようです。
なお、ヤサカバスは洛西地区以外でも路線バスを運行しています。同社の公式サイトでは触れられていませんが、京都市伏見区東部で住民団体「醍醐地域にコミュニティバスを走らせる市民の会」が主体となって2004/2/16に運行を開始した「醍醐コミュニティバス」を当初より受託しています。こちらもICカードには対応していません。