「八代・天草シーライン」とは、高速船による航路ではなく、熊本県の八代港付近と上天草市松島地区を海上架橋による高規格道路で結び、地域活性化につなげようという構想です。
https://yatsushiro-amakusa.com/ (専用ページ)
https://yatsushiro-amakusa.com/asset/dl/yasealine.pdf (パンフレット)
1985年に当時の細川知事がぶち上げた構想ですが、長らく具体化することはありませんでした。
しかし、2020年代に入って地元では俄然機運が盛り上がってきたようで、2021年には熊本県としての構想路線に位置付けられ、2023/12/17にはこの構想を推進する大会が上天草市で開催されました。
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20231218-OYTNT50109/
そして、2024/3/28には「第1回 八代・天草シーラインに関する勉強会」が、熊本県・八代市・上天草市のほか事務局となる九州地方整備局八代河川国道事務所の関係者も出席して開催されました。
https://www.qsr.mlit.go.jp/yatusiro/newstopics_files/20240329/news_0329.pdf
現在天草地域に至る陸路は宇城市三角地区を経由する国道266号のみで、高規格道路「熊本天草幹線道路」が事業中とはいうものの、2023/2/27付ブログ記事「熊本天草幹線道路の全通はまだまだ先・・・未だ調査中の区間もあり」で書いたように供用中の区間は短く、大矢野と松島の間は橋が1本しかありません。そして、八代地域と天草地域相互間の流動も決して少なくないわけですが、それだけではまだまだ事業化を決断させるための根拠にするには薄弱なわけで、この勉強会でどこまで強化できるでしょうか?