静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

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静岡県しらす船曳網漁業組合長 斉藤政和氏の講和  生徒作文(1)

2014年01月24日 11時40分02秒 | 日記
斉藤政和氏は、静岡市用宗でしらす船曳網漁業を営んでいますが、県しらす船曳網組合の組合長でもあります。
毎年5月には、「用宗漁港まつり」 が開催されていますが、斉藤氏は、この 「用宗漁港まつり」 を立ち上げた仕掛け人です。
シラスを獲って市場に出すだけではなく、漁業者自ら売るし、加工販売業者とも一緒になって地域振興を図るという、活動を長年続けてきました。

1月23日(木)、斉藤氏を学園に講師として招いて、「シラス船曳網漁業について」 の講和をしていただきました。 
生徒達は、先輩漁師の飾らない現場の話を聴いて、漁業というものはどのようなものか、少し理解できたのではないでしょうか。

(N君の作文 抜粋)
今日は、朝の2時間を使って、用宗港のシラス船の人が来て、今の漁業についてやシラス船のことを色々と話してくださった。
今の漁業は、テレビでは 「後継者不足」 とか 「金にならない」 とか言われているけど、
漁師が減った分、残った漁師が魚を獲ることが出来るため、「金になる」 仕事だと話してくれた。

シラス船の漁業は、年間150日くらいしか漁をしないにもかかわらず、年収が400万円から500万円で自分はびっくりした。
シラスの他にサクラエビも空いた時にやれば、もっと金になるらしい。
休みが沢山あるのに、こんなに稼げるのはすごいと思った。

用宗のシラスは、日本で有名らしく他の所よりも値が高くても売れるらしいです。
用宗のシラス船に乗りたいという人が沢山いて、定員一杯とのこと。

次に、シラス船は、どのようにシラスを獲っているかなどを教えてくれた。
シラス船は、3隻が1セットで行っていて、2隻が網を流し、獲れたシラスをもう1隻の運搬船に移して、漁を行う。
昔は、運搬船に移す時に、タモで移していたので、傷がついて商品の価値が下がってしまったそうです。

今は、若い人たちの知恵で、ポンプを使って移すように変えた。
用宗のシラスが何故高額で取り引きされたり、有名なのかというと、用宗の近くの安倍川の河口に湧き水が出ていて、
その栄養をシラスが取ることによって、より太い 「メタボ」 になるので、味が良くなるそうだ。

そんなに美味しいのなら、一度用宗産のシラスを食べてみたいと思った。

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