玉陽庵 算命学ブログ

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大運天中殺だけが成功運ではありません。

2015年04月13日 | 算命学 あれこれ
本日は、大運天中殺の有無=成功の有無ではないですよ、というお話(^^)

ご自分に大運天中殺が無いからと、がっかりされている方はいらっしゃいませんか?
または、大運天中殺が、80代後半や90代にしかなく、陽転はしないだろうとしょぼーんとしたりしていませんか?

大運天中殺がきちんと陽転すれば、確かに財運に恵まれたり、名誉・地位を手に入れたりすることができます。

ただ、財運や名誉運というのは、「大運天中殺」だけに限ったものではないのです。

俳優の松山ケンイチさんを例に挙げてみましょう。

まずは、彼の大運を見てみましょう。

10~ 丁丑  禄存 天南  (移動条件なし)
20~ 丙子  司禄 天禄
30~ 乙亥★ 鳳閣 天将
40~ 甲戌★ 調舒 天堂
50~ 癸酉  貫索 天胡
60~ 壬申  石門 天極
70~ 辛未  龍高 天庫
80~ 庚午  玉堂 天馳
90~ 己巳  車騎 天報
100~ 戊辰  牽牛 天印

松山さんは「辰巳天中殺」。
なので、彼の「大運天中殺」は90歳からの20年間。
初旬に移動条件はありませんので、「大運天中殺」が働き盛りに移動することもありません。
基本、「陽転」にはエネルギーが必要ですから、90歳以降では「陽転」はしません。

もしも「大運天中殺」だけが成功運を示すなら、松山さんの今の成功は説明がつかないということになります。


それでは、彼の陰占・陽占を見てみましょう。


  癸 戊 乙
辰 卯 寅 丑
巳 


    鳳閣星 天南星

鳳閣星 調舒星 車騎星

天貴星 牽牛星 天恍星


彼は、実は「傷官格」という格の「入格者」。
ポイントは陽占の主星にある「調舒星」で、他にも諸条件がありますが、松山さんはすべての条件が揃った人。
貧しい家庭から身を起こすと死ぬまでに蔵が建つ、と言われる格です。

この格に入ると、「身強」の人は「司禄星」「禄存星」が大運に廻る時が運気の上昇。
ちょうど10歳~29歳までの20年間の大運にこの吉星が廻っていますね。

本人は「癸」、そして初旬(10歳~)が「丁」、第二旬(20歳~)が「丙」。
ご本人は身強で強いですから、この大運の「丁」「丙」をしっかり剋す、すなわち、力強く「司禄星」「禄存星」の財運を掴むと言われているのです。

松山さんが16,572人もの応募者の中からグランプリを受賞してモデルデビューしたのが16歳の時。
映画『デスノート』で注目を浴びたのが21歳の時で、その後も立て続けにヒット作、話題作に出演されていますね。
大運天中殺はなくても、きちんと「格」の現象が出て、運が伸びているのが分かります。

また、これからの30~49歳までの20年間には「変剋律連運」が廻っています。
松山さんご自身に「異常干支」が無いため、これは「大運天中殺」扱い。
しかも、「変剋律連運」では基本的に才能が出ますから、ますます俳優としてのご活躍が期待されます。


このように、一見「大運天中殺」が無かったり、陽転しないように見えたりしても、別の要素で成功を掴む方はたくさんいらっしゃいます。

分かりやすい「大運天中殺」につい目が行きがちですが、お勉強されている方は、ぜひ、他の要素も見落とさないようにして下さいね(^^)





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