玉陽庵 算命学ブログ

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白無垢とウェディングドレスの違い

2015年01月04日 | 算命学 あれこれ
ウェディングドレスに白を用いるのは、白という色が「純潔」「無垢」「純真」を
表しているから、と言われますね。
実際にはヴィクトリア女王が結婚式で白のドレスを着用したことから
ブームになり、一気に広まったそうですが(^^)

日本でも伝統的な花嫁衣装が白無垢なのは同じような意味と捉えられている場合が
あるようですが、実は日本の冠婚葬祭には古代東洋の思想である「陰陽五行説」が
深く根付いており、まったく違う意味があります。

この根底にある「陰陽五行」は算命学の基礎と全く同じ。

色にも、方向があり、東=青、西=白、南=赤、北=黒です。
また、方向の中でも、東西は「現実」や「肉体」を表し、南北は「精神」や「魂」を表します。

女性は結婚し、やがて子供を産むものとして、東西の「現実」「肉体」の場所に位置するもの。
対して男性は南北の「精神」「魂」の場所に位置していて、生まれてきた子供に「精神」「魂」を
与えるという役割を持っているのです。

子供は、この東西と南北の接点に生まれる、とされています。

それでは、なぜ日本では結婚式に女性は白無垢を、男性は黒い羽織袴を身に着けるのか。

白は西を表す色で、肉体が滅びる場所でもあります。
(肉体は東から生まれ、西に死す)

また、黒は北を表す色で、霊魂が帰る場所。
(霊魂は南に生まれ、北に帰す)

女性は肉体が滅びるまで、男性は霊魂があの世に帰るまで、共に二人の結婚生活が
続くようにという願いが込められているのです。


最近は晩婚化が進み、それなりの年齢になった女性が白い花嫁衣装を身に着ける時、
「今更、“純真無垢”と言われても・・・」と戸惑いを覚えるかもしれません。

しかし、「この肉体が滅びるまで夫と一緒にいたい」という願いを込めるなら
年齢に関係はありません(^^)
ぜひ堂々と白い花嫁衣装を身に着けて、結婚式に臨んでいただきたいと思います。
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