清原氏がテレビのカメラ前で謝罪したそうですね。
印象に残ったコメントがありました。
「カーテンを閉め切っていて、外を歩くのも怖い」
「薬物は悪魔で怪物、最期、(あいつに勝ったぞ)と笑って寿命を終えたい」
記事の画像を見ると、人が変わったようですね。
外を歩くのも怖い..というぐらいですから、相当キツいでしょうね。
有名人で、以前が以前なだけに、そのギャップが相当あるでしょうね。
覚醒剤の勢いでナギ倒してきたものが、返ってくるのですから、キツいでしょうね。
オールスター戦で松坂から打ったホームランを思い出します。
スコン♪と東京スカイツリーが縦に真っ二つに割ったような、爽快なホームラン。
相当な飛距離が出てましたが、あの飛距離の分、今の清原氏は逆方向に自分に向かってくるような勢いに怯えているのではないでしょうか。
そう考えると、例えば特大ホームランを打つという行動も賞賛されるべきですが、何もせずに静かにしているという行動も同じぐらい賞賛されるべきなのでしょうか。
~をやった!と目に見える行動ばかりが賞賛されるのが浅はかなところです。
好きな言葉に、
「震えることを知らない人は、震える人の気持ちを理解することはできない」
というものがあります。
カーテンを閉め切った部屋のなかで清原氏は、震える人の気持ちを理解するのかもしれません。
それは心臓を握りつぶされるような恐怖です。
覚醒剤は、その恐怖を簡単に飛び越えてしまう魅力があったのかもしれません。
薬物問題は非常にやっかいです。
きっかけがたまたまあれば、やってしまう可能性があるからです。
未成年でタバコや酒に手を出すように、そこに覚醒剤がある可能性があるからです。
昔見た記事で、記憶は定かじゃありませんが、ドラッグ大国のアメリカでは覚醒剤は人気がないらしいです。
たくさんの事例から、その後が大変、取り返しのつかないことになる、頭がバカになる、と一般人の人でも認識しているそうです。
ドラッグのなかでも、そういう区別があるらしいです。
法に触れるからやらない、ではなくて、本当によくないことを知っているからやらない、のほうが説得力がありますね。
ドラッグ問題はずっとついて回るような気がします。
それだけにドラッグの恐ろしさを体験から話せる人や、ドラッグ後遺症から復活したような人のモデルがもっと必要だと思います。