JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

素直な耳は何処へ?

2009年10月25日 | a-c

今日は雲が多いあまりパッとしない天気でしたが、私の体調も朝からパッとしません。べつに熱があるでもなく、頭痛がするわけでもないのですよ、ただ、身体全体がドヨ~~ンと怠いというか・・・
「むむ、これは風邪のひきはじめ?まさか新型・・・・」
こんな時はとりあえずの睡眠です。午前中は着替えもせずに布団へもぐり込んでいました。
おかげで、午後からは少し体調も取り戻したのですが、まだまだ油断は禁物ですよね。今晩は酔いが覚めないうちに寝ようっと(酒?それがイカンのだよ!)

そんな日曜日の午後は、布団からは出たものの外出は控えようと、本を片手にレコード鑑賞です。
別にテーマを決めたわけではないのですが、最初にジョージ・ムラーツとサー・ローランド・ハナの「PORGY & BESS」を聴いたら、
「よし、今日はデュオにこだわって聴いてみようか」
なんて、ビル・エバンス、スタン・ゲッツ、アーチー・シェップ、ジム・ホール、パット・メセニー・・・・・音楽の方向性などは全く無視してデュオ演奏ばかり約3時間、ピアノ・トリオだけを聴き続けるなんていうより変化に富んでいて、それはそれで楽しい時間だったように思います。

ちょうどアーチー・シェップとダラー・ブランドの「LEFT ALONE」を聴き終えた頃に、珈琲を飲もうとキッチンに降りていくと、ポケットから「クレオパトラの夢」のメロディーが、(携帯の着信音です。笑)
「あのさぁ、ブログ始める時って何処からどう始めればいいんだっけ?」
S君であります。
どうも、ヤナイ珈琲さんのHP & ブログ開設や、同業者のインターネット活用に刺激を受けたらしく、「今回は本気で開設しよう」とのことらしいのですが・・・・
「ちょっと風邪気味なんだけど・・・わかった、これから行くから」
小一時間ほどかけブログ開設をレクチャーしてまいりました。

でもねぇ、S君の性格を考えるとブログを開設したとて継続するかどうか、まっ、あとは本人の意思しだいですから、しばらく見守っていくことにしましょう。その上で、ここでも紹介することにしますね。

おっと、そんなことより、そのおかげで、お客さんからいただいたというお土産を、S君からもらってきました。

『秋刀魚鮨』です。『鮨』といってもいわゆる『寿司』とは違って、おからと漬けた『おから鮨』です。
そこで、『料理当番、本日の一品』です。

今日は最初から、いただき物のワインを飲むつもりでいたので、『秋刀魚鮨』は味見ていどにさせていただきました。
メインは、餃子の皮でマッシュポテト、ハム、チーズを包み焼きにしたもの、それに鶏ささみとキュウリ、モヤシのエゴマ・ドレッシング和えです。
・・・・へへへへ、じつはこれは私用のメインでありまして、本当のメインはこちら

シメジ、エリンギ、鶏肉、大根、里芋、牛蒡、人参、白菜・・・・ともかく、いろんな物を突っ込んだすいとんです。
私も飲み終わった後に、ちょっとだけ食べましたが、いろんな味が出ていて、なかなか美味しかったですよ。身体が温まって、風邪も何処かへ行ってしまいそうです。

さて、今日の一枚は、チック・コリア、上原ひろみ、まさかバブがこのアルバム?という一枚ですねぇ(笑)
これも今日聴いた「ディオのアルバム」に入っていたわけで、もちろん私が積極的に入手したアルバムではありません。じつはプレゼントしていただいたCDなんでありまして・・・えっ誰からかって?まぁまぁ、それはそれとして(笑)

コリアと上原ひろみのデュオは、2006年の「東京Jazz」で聴くことが出来ましたよね。それから約一年後、ブルーノート東京でのライブを収録したのがこのCDです。

それにしても、二人とも私は聴き込んでいるミュージシャンじゃないので、(コリアはさておき(笑)、上原ひろみを否定するつもりは全くありませんし、だから聴いていないのではなく、まだ、最近の作品に手が届くまで私が進歩していないということ)じつに似ているというか、上原ひろみがしっかりついて行っているというか、彼女がテクニシャンであることを証明していると思います。

ただ、私が素直じゃないのは、たとえば「SUMMERTIME」を聴いたとき、「じつに良い」と思うくせに、「オレはやっぱりムラーツ&ハナのほうがいい」なんて、無理矢理思い込もうとすることですね。
イカンです。もっともっと素直に新しいジャズも聴かなくちゃいけません。

どうしても好きになれなかったアーチー・シェップを、マックス・ローチとのデュオ「FORCE」を聴いた瞬間に「好きになれるかも」と思った、あの素直な耳は何処に行ってしまったんでしょうか。
「50年代、60年代ばかりがジャズじゃない」(ムラーツ&ハナの「SUMMERTIME」は70年代ですが)
・・・・・・・・分かっちゃいるんですが

ともかく、いろんなデュオを聴いていてそんなことを思ったのでありました。
このアルバム、良いと思いますよ。

DUET / CHICK COREA
2007年9月25日録音
CHICK COREA(p) 上原ひろみ(p)

DISC 1 
1.VERY EARLY
2.HOW INSENSITIVE
3.DEJA VU
4.FOOL ON THE HILL
5.HUMPTY DOMPTY
6.BOLIVAR BLUES
DISC 2 
1.WINDOWS
2.OLD CASTLE
3.SUMMERTIME
4.PLACE TO BE
5.DO MO, CHILDREN'S SONG #12 
6.CONCIERTO DE ARANJUEZ / SPAIN



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2 コメント

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Unknowさん (バブ)
2009-10-27 17:47:20
そうですねぇ、コリアは最近ゴロゴロアルバムを出しているようですが、私はやはり手をつけられずにいます。(笑)
自分では、「まだまだ他に聴きたいのがあるから」と無茶苦茶な理由を付けていますが、たんに逃げているだけだと思います。
なんとか「素直な耳」を取り戻すよう努力します。(笑)
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Unknown (hubtones)
2009-10-26 08:32:37
バブさん、こんにちは。
上原ひろみとコリアのDUO!
う~ん、良い部分がありますね。

デビュー作で?と感じ、
TVで演奏でダメかも?と思いながら
コリアと共演だけで購入。
上原ひろみの全てが悪いわけではないのが
確かに解りましたが、
全てを好きになれそうにはなさそう。

コリアも最近、幾分多作気味。
(相当前からか?)
FIVE TRIO BOXまで買ってしまい
玉石混交で唖然。
ちょっと高い買い物だったかも?

では、また訪問しますね(^0^)/^
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