閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

カシワバアジサイ

2010-06-15 | 樹木・花木
カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)は、葉の形が柏の葉に似ていることに由来するようだが、たぶん園芸種だと思う。暫く前に友人からもらった鉢植えを庭に下ろして植えておいたら、毎年今頃になると綺麗に花が咲いている。











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アジサイ

2010-06-14 | 樹木・花木
東海地方は昨日からいよいよ梅雨に入ったようで、暫く鬱陶しい日が続きそうだ。アジサイ(紫陽花)は梅雨時によく似合う花だが、我が家の庭の紫陽花はようやく少しづつ咲き出したところだ。色がまだ充分に青くなっておらず、赤味がかった紫色から青紫色まで疎らだ。アジサイは土壌の酸性度合いによって花の色が違うそうだが、我が家のアジサイは、咲き揃うとどれも真っ青になるのに、今は赤もあれば青もあるから、咲き始めは必ずしもそうでもなさそうだ。














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コアジサイ

2010-06-13 | 樹木・花木
コアジサイ(小紫陽花)という名前が付いていても、アジサイのように花には装飾花がない。花の色は淡青色が多いようだが、白色のものもたまに見掛ける。花は地味だが、木陰で咲いている姿はなかなか風情があるように思う。主に関東地方以西の山林の日陰で見られるそうだ。











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コガクウツギ

2010-06-12 | 樹木・花木
アジサイに似ているコガクウツギ(小額空木)だが、ガクウツギより花が小さいことに由来するそうだ。白いのは花弁ではなく、アジサイと同様に装飾花だ。色は地味だが、線香花火のように見える花の姿が面白い。主に東海地方以西に自生しているそうだから、東日本ではあまり見られないのかもしれない。











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サラサウツギ

2010-06-11 | 樹木・花木
サラサウツギ(更紗空木)という淡いピンク色をしている八重咲き種のウツギだ。これも園芸種だと思うが、今ではあちこちで野生化しているそうだ。蝶はイチモンジセセリだと思うが、吸蜜に忙しく動き回っていた。








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セイヨウバイカウツギ

2010-06-10 | 樹木・花木
豊田市の愛知県緑化センターで咲いていたバイカウツギだが、「セイヨウバイカウツギ」(西洋梅花空木)というネームプレートがあった。梅の花に似た白い花が咲くのが名前の由来だそうだが、セイヨウバイカウツギはたぶん観賞用に品種改良された園芸種だろうから、梅の花に比べれば花が大きく少し派手なようだ。香りに誘われていろんな虫が集まっていたが、それを餌にする動物もいるから、飛んで逃げることができるとはいえ、花の蜜を吸うのにも命がけなのだろう。














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ウツギ

2010-06-09 | 樹木・花木
ウツギにはいろんな種類があるようだが、これは普通のウツギ(空木)だと思う。別名であるウノハナ(卯の花)の方が一般的なのかもしれない。ウツギの仲間はどれも茎が中空であることが名前の由来だそうだ。











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センダン

2010-06-08 | 樹木・花木
センダン(栴檀)の花が咲いていた。実が生っているのは見たことがあるが、花を近くで見るのは初めてだ。こんな小さな面白い形をした紫色の花だとは予想外だった。四国や九州などの温暖な地方に自生しているらしいが、東海地方でも街路樹や公園に植えられている。樹皮や幹、葉や果実は、生薬をはじめとして家具にも利用されているという。








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ドクダミ

2010-06-07 | 草花
去年の7月6日にも載せたドクダミ(毒溜、毒痛、蕺草)だ。野山のやや湿った日陰で見られる薬草で、独特の匂いがあるのであまり好まれないが、花は綺麗だ。但し、4枚の白い部分は花弁ではなく総苞片で、真ん中の黄緑色の部分が雄蕊と雌蕊だけの小さな花の集合体だ。











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シロバナタツナミソウ

2010-06-06 | 草花
シロバナタツナミソウ(白花立浪草)でいいと思うが、白花は道端であまり見掛けないので、もしかしたら園芸種なのだろうか。豊田市の愛知県緑化センターで咲いていた。








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タツナミソウ

2010-06-05 | 草花
タツナミソウ(立浪草)もよく見掛けるが、仲間が多く、花は似ていても違う名前のものがいくつもあるので、どのタツナミソウなのかよく判らない。最後の画像は、別の場所で咲いていたタツナミソウで、花の色や形が少し違うから別の種類だろう。いずれも同じ方向を向いて咲いている花の姿が何ともユーモラスだ。







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ハルジオン

2010-06-04 | 草花
河原の雑草と一緒に見掛けることが多いハルジオン(春紫苑)だが、これは空き地で咲いていたハルジオンだ。夏に咲くヒメジョオン(姫女苑)とよく似ているので、見分け方がまだよく判っていないが、これは花がやや大きめで蕾が垂れていたからハルジオンでいいと思う。去年の5月3日にも載せた外来雑草の一つで、纏まって咲いているのを上から眺めると綺麗で面白い模様のように見えるが、あまり増え過ぎるのも困りものだ。







花に遊びに来ていた蝶はイチモンジチョウ(一文字蝶)のようにも見えるが、翅の模様からたぶんダイミョウセセリ(大名挵蝶)だろうか。蝶の区別もなかなか難しくて自信はない。


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河川敷の花風景 (3)

2010-06-03 | 樹木・花木
河川敷の護岸用コンクリートブロックの隙間や割れ目から芽を出した木も結構ある。大きくなったネコヤナギやナンキンハゼなどはよく見掛けるが、これはイタチハギ(鼬萩)だと思う。今年初めて気付いた花だが、北アメリカ原産のマメ科の帰化植物だそうだ。クロバナエンジュ(黒花槐)という別名もあるようだ。




イタチハギの花穂は黒褐色に見えたが、近くでよく見たら濃い紫色の小さな花の集まりだった。河川敷では風があって上手くアップで撮れなかったので、後日、愛知県森林公園で咲いていたイタチハギをあらためて撮り直してきたら、紫色の花の先端から黄色い蕊(葯?)が飛び出しているのがよく判った。別の花かと思ったほどだ。





少し前に撮った画像なので、花はもう散ってしまったはずだが、ノイバラ(野茨)だと思う。ノバラ(野薔薇)とも言うそうで、園芸種のバラの原種の一つなのかもしれない。これは新しい外来種ではなさそうだ。






河原で見掛ける花を他にもいくつか撮ろうと思っていたら、先週から河川敷全体で草刈りが始まってしまったので、中途半端だが、これにていったん終了としよう。
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河川敷の花風景 (2)

2010-06-02 | 草花
今まで気付かなかっただけかもしれないが、河川敷にはオオキンケイギクの他にも見慣れない外来植物が増えてきているように思う。この小さな赤い花は、マンテマというヨーロッパ原産のナデシコ科の帰化植物らしい。江戸時代末期から明治時代初期に観賞用として入ってきたそうだから歴史は古いが、公園の花壇あたりから逸出して、今では河川敷にまで拡がってきているのだろう。あちこちの草むらで繁茂していた。







花の色がやや薄くて模様も違うので別の花かと思ったが、ピンク色のマンテマ(シロバナマンテマ?)のようだ。マンテマにもいろんな種類があるらしいから、自然交雑したものかもしれない。点在している黄色い花はマツヨイグサだろう。これもアメリカ大陸原産の帰化植物だ。河原で雑草化している花のほとんどは外来種だろう。

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河川敷の花風景 (1)

2010-06-01 | 草花
いつも散歩に行く矢田川河川敷にも、生態系を破壊する可能性があるとして栽培や販売が禁止されている特定外来植物のオオキンケイギク(大金鶏菊)が蔓延ってきている。先週から河川敷全体で大がかりな草刈りが始まったが、残った花殻から種が飛散するのか、年々増えてきているようだ。花は鮮やかな黄色が目立って綺麗ではあるが、繁殖力が旺盛らしいから、いずれ住宅地の公園や空き地にも押し寄せて来そうだ。場所によっては、既にその気配がかなりある。














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