ドクダミ
2010-06-07 | 草花
去年の7月6日にも載せたドクダミ(毒溜、毒痛、蕺草)だ。野山のやや湿った日陰で見られる薬草で、独特の匂いがあるのであまり好まれないが、花は綺麗だ。但し、4枚の白い部分は花弁ではなく総苞片で、真ん中の黄緑色の部分が雄蕊と雌蕊だけの小さな花の集合体だ。
河原の雑草と一緒に見掛けることが多いハルジオン(春紫苑)だが、これは空き地で咲いていたハルジオンだ。夏に咲くヒメジョオン(姫女苑)とよく似ているので、見分け方がまだよく判っていないが、これは花がやや大きめで蕾が垂れていたからハルジオンでいいと思う。去年の5月3日にも載せた外来雑草の一つで、纏まって咲いているのを上から眺めると綺麗で面白い模様のように見えるが、あまり増え過ぎるのも困りものだ。
花に遊びに来ていた蝶はイチモンジチョウ(一文字蝶)のようにも見えるが、翅の模様からたぶんダイミョウセセリ(大名挵蝶)だろうか。蝶の区別もなかなか難しくて自信はない。
花に遊びに来ていた蝶はイチモンジチョウ(一文字蝶)のようにも見えるが、翅の模様からたぶんダイミョウセセリ(大名挵蝶)だろうか。蝶の区別もなかなか難しくて自信はない。
河川敷の護岸用コンクリートブロックの隙間や割れ目から芽を出した木も結構ある。大きくなったネコヤナギやナンキンハゼなどはよく見掛けるが、これはイタチハギ(鼬萩)だと思う。今年初めて気付いた花だが、北アメリカ原産のマメ科の帰化植物だそうだ。クロバナエンジュ(黒花槐)という別名もあるようだ。
イタチハギの花穂は黒褐色に見えたが、近くでよく見たら濃い紫色の小さな花の集まりだった。河川敷では風があって上手くアップで撮れなかったので、後日、愛知県森林公園で咲いていたイタチハギをあらためて撮り直してきたら、紫色の花の先端から黄色い蕊(葯?)が飛び出しているのがよく判った。別の花かと思ったほどだ。
少し前に撮った画像なので、花はもう散ってしまったはずだが、ノイバラ(野茨)だと思う。ノバラ(野薔薇)とも言うそうで、園芸種のバラの原種の一つなのかもしれない。これは新しい外来種ではなさそうだ。
河原で見掛ける花を他にもいくつか撮ろうと思っていたら、先週から河川敷全体で草刈りが始まってしまったので、中途半端だが、これにていったん終了としよう。
イタチハギの花穂は黒褐色に見えたが、近くでよく見たら濃い紫色の小さな花の集まりだった。河川敷では風があって上手くアップで撮れなかったので、後日、愛知県森林公園で咲いていたイタチハギをあらためて撮り直してきたら、紫色の花の先端から黄色い蕊(葯?)が飛び出しているのがよく判った。別の花かと思ったほどだ。
少し前に撮った画像なので、花はもう散ってしまったはずだが、ノイバラ(野茨)だと思う。ノバラ(野薔薇)とも言うそうで、園芸種のバラの原種の一つなのかもしれない。これは新しい外来種ではなさそうだ。
河原で見掛ける花を他にもいくつか撮ろうと思っていたら、先週から河川敷全体で草刈りが始まってしまったので、中途半端だが、これにていったん終了としよう。
今まで気付かなかっただけかもしれないが、河川敷にはオオキンケイギクの他にも見慣れない外来植物が増えてきているように思う。この小さな赤い花は、マンテマというヨーロッパ原産のナデシコ科の帰化植物らしい。江戸時代末期から明治時代初期に観賞用として入ってきたそうだから歴史は古いが、公園の花壇あたりから逸出して、今では河川敷にまで拡がってきているのだろう。あちこちの草むらで繁茂していた。
花の色がやや薄くて模様も違うので別の花かと思ったが、ピンク色のマンテマ(シロバナマンテマ?)のようだ。マンテマにもいろんな種類があるらしいから、自然交雑したものかもしれない。点在している黄色い花はマツヨイグサだろう。これもアメリカ大陸原産の帰化植物だ。河原で雑草化している花のほとんどは外来種だろう。
花の色がやや薄くて模様も違うので別の花かと思ったが、ピンク色のマンテマ(シロバナマンテマ?)のようだ。マンテマにもいろんな種類があるらしいから、自然交雑したものかもしれない。点在している黄色い花はマツヨイグサだろう。これもアメリカ大陸原産の帰化植物だ。河原で雑草化している花のほとんどは外来種だろう。